2015.09.02
王道もいいし、進化系も気になる……今すぐ食べたい! 今年注目のスコーン
3段仕立てのケーキスタンドにスイーツやパンをのせ、紅茶と共に楽しむイギリスのアフタヌーンティー。そんな伝統的なティータイムに欠かせないものといえば……スコーンです!
英国で長く愛されてきた、スコーンの由来
スコーンの発祥地は、英国スコットランド地方。粗挽きの大麦を使い、生地を型抜きせずに鉄板で焼いた「バノック」という素朴なパンがその原型だそう。やがて18世紀以降に貴族の間で習慣化したアフタヌーンティーとともに食べられるようになりました。19世紀半ばには、小麦を使い、オーブンで焼く現在の形に近づいていったといわれています。
ちなみに、スコーンという名前は、バースという街にあるスコーン城で、歴代国王の戴冠式で使われたイスの土台となった「運命の石(Stone of Scorn)」に由来するそう。言われてみれば、確かに石のような形をしていますよね。
定番の味は「クロテッドクリーム&ジャム」
今やプレーンだけでなく、チョコチップやクルミ入り、メープルやレモン風味など、さまざまな種類が楽しめるスコーン。日本橋三越本店の外国展催事担当アシスタントバイヤー・杉崎義英さんによると、「本場イギリスで食べられているのは、プレーンなスコーンかレーズン入りのスコーン。それにクロテッドクリームとジャムをたっぷり塗るのが定番です」とのこと。
日本橋三越本店恒例の「英国フェア」でも、プレーンスコーンは常に人気を博しているそう。「最も有名なのは<マーティン・シファーズ>のプレーンスコーンですが、他に<フォートナム&メイソン>や、<エチケット>といったブランドのスコーンも。同じプレーンといっても大きさや食感などが違うので、それぞれの特徴を楽しめますよ」
「進化系スコーン」の魅力&ポイントは?
そして今年、見逃せないのが「進化系スコーン」です。杉崎さんが教えてくれたのは、<マックウッズ>の「クリームスコーン」。「半分に割ったスコーンの真ん中にクリームをはさみ、冷やして食べるタイプのスコーンです。クリームはプレーンやチョコ、ココアバナナなど5〜6種類。アイスほどではないですが、ひんやり冷たく、甘さ控えめのクリームがポイントです」
また、ベノアのドーナツのようなリング状のスコーン、「クロッテ」(1個 281円・税込)も要注目。「クロテッドクリームを生地に練り込んでいるので、通常のスコーンよりもしっとりしていて、コクがあります。新食感を楽しんでいただけるのでは」と杉崎さん。
お気に入りの紅茶とともに味わいたいのは、王道のプレーン、それとも個性あふれる進化系? 家族や友人と一緒に「食べ比べ」も盛り上がりそうですね。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、9月9日(水)〜9月14日(月)、日本橋三越本店7階催物場で開催される「英国展」にてお取扱いがございます。
また、8月18日(火)〜9月7日(月)午前10時まで、三越オンラインストア「三越 英国展特集」では、会期に先がけ英国アイテムをご紹介しております。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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