2024.01.20
恵方巻だけじゃない! 節分の食べ物を解説します。豆まきに落花生、厄払いのぜんざい…
節分といえば豆まき。近年では恵方巻も定番になりましたが、ほかにも節分にちなんだ食べ物はまだまだたくさん存在します。
そこで、日本橋三越本店のフードコンシェルジュ監修のもと、節分の食べ物をナビゲート! 定番アイテムからちょっとおしゃれな和菓子まで、最新情報も交えてご紹介します。
目次
節分にすっかり定着した恵方巻は、定番も変わり種も勢揃い
●恵方巻の由来や意味とは?
恵方巻とは、節分にその年の良い方角とされる「恵方」(2024年は東北東)を向いて食べる巻き寿司のことで、福を巻き込むという意味が込められています。巻き寿司を鬼の金棒に見立てて食べることで「鬼を退治する」という一説も。
福やご縁を巻き込み、1年の幸せや願いが叶うよう食べるため、縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、包丁で切らず丸ごと食べると良いとされています。
●恵方巻の定番人気や近年のトレンドは?
「七福」にあやかって7種類の具材を巻き込んだものが定番でしたが、近年は海鮮だけのものやお肉の恵方巻、洋風のものも人気です。さらに今年は、1素材だけを巻いた恵方巻も登場。次にご紹介するので、2024年はどんな恵方巻を買おうか検討している方は、ぜひチェックしてみてください!
フードコンシェルジュのおすすめ恵方巻3選
定番から1素材だけを巻いた変わり種まで、日本橋三越本店で買える3アイテムをご紹介します。
<なだ万厨房>定番として愛される海鮮恵方巻
海老、数の子、いくら醤油漬、蟹ほぐし身などの魚介を巻いた、食べごたえのある一本。日本料理の名店がつくる定番の恵方巻は、年に一度の歳時記だからこそ良いものをというお客さまにおすすめです。箱入りなのでおつかいものにも。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
<新橋 ての字>国産鰻をぎっしり巻いた豪華な一本巻き
日本橋三越本店のお客さまは「お江戸日本橋」という土地柄もあって季節を問わず鰻が大好き! 創業1827年の老舗<ての字>が、国産の活鰻を昔ながらの製法と自慢のタレで焼きあげました。酢飯で巻かれても、蒲焼はふんわり、ふっくら。熟練職人のなせる技です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
<つきぢ松露>専門店の自信作! 玉子焼の恵方巻
玉子焼を主役に据えた、専門店ならではの一品。<つきぢ松露>の創業100周年を記念した、日本橋三越本店でしか買えないオリジナルの恵方巻です。つややかに焼きあがった玉子焼は、だしのジューシーさと卵のコク、甘みを感じる特別な味わい。お子さまにもおすすめです。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
なんと落花生をまく地域も!? 節分の豆まきも地方によってさまざま
●なぜ節分に豆をまく?
節分の別称を「鬼遺(おにやらい)」と言うように、鬼は厄病の総称。対して豆は福の象徴とされたため、福で厄病を追い払おうとした風習が由来とされています(諸説あり)。現代では豆そのものだけでなく、大豆を使ったお菓子やお総菜を食べて節分を過ごす風習が根付いてきました。
●節分に落花生(ピーナッツ)をまく地域もあるって本当?
北海道や東北地方、南九州(鹿児島・宮崎)では一般的に落花生(らっかせい、ピーナッツとも)をまくと言われています。落花生は粒が大きいので寒冷地では雪に埋まりにくく拾いやすいこと、莢(さや)が付いているので地面に落ちても、可食部が汚れないことなどが理由とされています。
フードコンシェルジュのおすすめ豆菓子3選
老舗の節分豆から節分にちなんだ和菓子まで、日本橋三越本店で買える3アイテムをご紹介します。
豆菓子の老舗<豆政>の節分豆
創業140年を超える京都の老舗菓子店<豆政>の節分豆は、毎年事前のご予約も多く承るという節分の定番アイテム。北海道産大豆をじっくり丁寧に煎りあげ、豆本来の風味を生かした甘みのある味わいに仕上げています。豆の選定、煎りの技術の高さは、老舗専門店ならでは!
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
<生形商店>落花生で豆まきするならQなっつ
今年の節分は「落花生まき」にチャレンジしよう!という方に。ピーナッツの「P」を超えるようにと名付けられた、新品種の落花生「Qなっつ」です。甘みが強く、後味がさっぱりしているのが特徴。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
<赤坂柿山>節分豆もおかきも楽しめる詰め合わせ
香ばしく煎りあげたお豆に加え、定番おかきの慶長昆布だし、梅味のあられなどを枡に見立てたパッケージに詰め合わせています。豆もおかきも一緒に楽しめる、ちょっとよくばりなセットです。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
節分に食べるぜんざいは、小豆に厄払いの願いを込めて
●なぜ節分にぜんざいを食べる?
小豆は、古来よりその紅色が邪気を祓うと伝えられています。関西地方では、無病息災、厄除などの願いと祈りをこめ、小豆を使ったぜんざいを食べる風習が残っています。
●ぜんざいとおしるこはどう違う?
地域によっても呼び名が異なり、関東では粒餡でつくったおしるこを「田舎しるこ」、こし餡でつくったおしるこを「御前しるこ」と区別し、ぜんざいはお餅に汁気のない餡を添えた(かけた)もの。関西ではぜんざいは小豆の粒を残したまま煮ているもの、おしるこはこし餡や粒餡を水で溶いた汁物のことを指すのが一般的です。
フードコンシェルジュのおすすめぜんざい&小豆菓子3選
老舗和菓子店のぜんざいから、小豆を使った和菓子まで、日本橋三越本店で買える3アイテムをご紹介します。
<たねや>パッケージも愛らしいぜんざい鬼
素材をシンプルに活かすぜんざいには、お店の技術や特徴があらわれるもの。滋賀の老舗<たねや>のぜんざいは、北海道産小豆を使って風味豊かに炊きあげた餡に、地元近江で収穫された滋賀羽二重糯の杵搗き餅を合わせています。小豆本来の旨味を存分に楽しめる一品です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
<叶匠壽庵>シンプルに仕上げた厄除けぜんざい
大粒の小豆を独自の製法でふっくら炊きあげ、しっかり粒を残すように仕上げています。小豆の豊かな風味を味わっていただけるよう、小豆以外の原材料は砂糖と和三盆糖のみと極力シンプルに。小豆の風味とやさしい甘さを満喫できます。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
<銀座鹿乃子>小豆をはじめ6種の味の姫かのこ
ひと口サイズの姫かのこ。やわらかな求肥を餡で包み、豆や栗をあしらっています。黒蜜が香る大納言小豆をはじめ、黄身餡の栗、抹茶餡の青えんどう豆(うぐいす)、塩餡の金時豆、白餡の大福豆など、6種類の味が楽しめます。カラフルな美しさと豆の風味が◎。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
ほかにもたくさん! 節分にちなんだ和菓子をご紹介
縁起物のお菓子から節分モチーフの愛らしいお菓子まで。日本橋三越本店で買えるおすすめのアイテムをご紹介します。
<京菓匠 鶴屋吉信>縁起の良いお多福豆をかたどった福ハ内
明治37年、商家の娘が豆をまく可愛らしい姿から発想を得て生まれたお多福豆の形の焼菓子。黄身餡の桃山がやさしい味わいです。枡をあらわす木箱には、「ますます」の繁盛を願う思いを込めているのだそう。大切な方への贈り物にもおすすめです。
※<鶴屋吉信>の「吉」の正しい文字は「土」の下に「口」です。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
三越伊勢丹オンラインストアで<京菓匠 鶴屋吉信>の商品をみる>>
<石川屋本舗>愛らしい節分モチーフのかいちん
「かいちん」とは、金沢の古い言葉で「おはじき」のこと。特別な寒天とお砂糖を自然乾燥させてつくる琥珀糖を、おはじきのように色とりどりに仕上げています。赤鬼・青鬼・黄鬼のほか、梅やうぐいすなど早春を感じさせるモチーフが彩り豊かに込められた詰め合わせです。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
<聖護院八ッ橋総本店>節分プリントが施された八ッ橋
定番の八ッ橋に、節分を楽しくするかわいい小鬼やお多福などの焼き印が押されています。パッケージは虎のパンツをはいた愛らしいデザイン。
※取扱い:日本橋三越本店 本館地下1階 菓遊庵
いかがでしたか? 節分にちなんだ美味しさを準備して、今年も一年の無病息災を願いましょう。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は日本橋三越本店 本館地下1階にてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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