2015.08.05
思わず連れて帰りたくなる! 金魚モチーフの涼感和菓子
江戸時代、夏の風物詩として愛された『金魚』。人々は買った金魚を『金魚玉』といわれるガラスの鉢に入れ、それを眺めて涼をとったといわれています。日本橋は、日本で最初に金魚が売られた地とされており、金魚と縁の深い場所。毎年夏に開催される、『アートアクアリウム』も金魚がテーマ。水中世界に照明や音楽、香りなどのきらびやかな演出が施され、幻想的な作品たちがつかの間の異次元トリップへと誘ってくれます。
日本橋三越でも『アートアクアリウム』に合わせ、新館入口に金魚の水槽を設置。優美に泳ぐ金魚たちが、お客さまを涼やかにもてなします。今回は、食べるのがもったいなくなるような、キュートな金魚モチーフの和菓子3品ピックアップ。それぞれの魅力について、日本橋三越本店食品統括部アシスタントバイヤーの佐々木有加さんに聞きました。
まるでリアルな水槽! 金魚が泳ぐ水羊羹
水中で、真っ赤な金魚が泳ぐ様子がリアルに表現された錦玉「あかいべべ」。その緻密さに、思わず目を奪われます。「水底は抹茶の水羊羹、玉砂利や金魚は色づけした餡や小豆で作られています。昨年も『アートアクアリウム』に合わせて販売されて大好評だったので、『今年もぜひ』ということになりました」。伸びやかに泳ぐ愛らしい金魚の姿は、見ているだけで楽しくなりますね。
金魚が寄り添って優美に泳ぐ『和風ぜりぃ』
涼しげなぜりぃは、ヴェルサイユ産の果実や花から採った天然香料で香りづけ。冷蔵庫で冷やして、さっぱりといただくのがおすすめです。「金魚鉢をイメージした、手編みのレースの入れ物もかわいらしく、手みやげにもぴったりです」。優美な金魚のシルエットに、心も浮き立つスイーツです。
夏モチーフを散りばめた楽しいおせんべい
『えびせんべい』で有名な桂新堂の『金魚の水遊び』は、金魚(写真中央)やポイなど夏の金魚すくいをモチーフにしたかわいいおせんべい。「包みのピンク色の風呂敷も、金魚に見立てたラッピングになっていてとてもかわいいんです。若い女性にも大人気で、まとめ買いをされるお客さまも多いですよ」。手軽につまめる小ぶりなサイズなので、年齢問わず喜ばれそう!
食べるのが思わず惜しくなるほどかわいらしい、金魚モチーフの和菓子たち。どこかのどかな風情は、暑さにうだっていた心も癒してくれます。ゆるりと日本橋散歩を楽しんだ後は、自分自身や家族、友人へのおみやげに、あなたのお気に入りの『一匹』を連れ帰ってみてください。
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