2022.11.16
2022年ボージョレ・ヌーヴォー解禁! ワイン×料理×キャンプのプロが新しい楽しみ方を提案します
伊勢丹新宿店のワインバイヤー、社内屈指のキャンパー、フードコーディネーターと、各分野のスペシャリスト4名が、それぞれの“おすすめ”を持ち寄ってキャンプ場に集合。
2022年11月17日(木)のボージョレ・ヌーヴォー(ボジョレー・ヌーボー)解禁日をまえに、キャンプ場へ繰り出して「キャンプ×ワイン」の楽しみ方を語り尽くしました!
※この記事はイセタンメンズネットの記事より流用、一部編集を加えて掲載しています。
「キャンプ×ワイン」楽しみ方について熱く語る、各分野のスペシャリスト4名はこちら!
髙橋 隼人さん
2004年入社。三越伊勢丹のワインバイヤー。「生産者とお客さまの接点」を創りだすことに取り組んでいる。
岡田 洋一さん
2001年入社。イセタンメンズレジデンスのバイヤーであり、社内キャンプ部部長。キャンプギアの収集が趣味。
鈴木 理繪さん
2014年より伊勢丹新宿店本館地下1階フレッシュマーケットの青果専属シェフに着任。フリーのフードコーディネーターとしてTVドラマ、映画、広告などでも活躍中。キャンプとカメラを趣味としながら、美味しいごはんを作ることが楽しみのひとつ。
坂本 光生さん
2022年入社。伊勢丹新宿店グランドカーヴ所属。大学まで野球部を続けたスポーツマン。「ワイン×キャンプ」イベントを同期と企画。お酒全般が好き。
2022年は11月17日(木)が解禁日! ボージョレ・ヌーヴォーでキャンプをもっと楽しく
坂本:本日は集まっていただきありがとうございます! ボージョレ・ヌーヴォー解禁に合わせて、2022年11月16日(水)~22日(火)に「ワイン×キャンプ」をテーマとしたイベントを伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ プロモーションで開催します。そのイベントをきっかけに、ワインやキャンプ、料理のプロであるみなさんとそれぞれの楽しみ方についていろいろ伺っていきたいと思います。
岡田:楽しそうなイベントですね。僕の印象ですが、キャンプ場ではビールやハイボールといったお酒を飲む人が多いイメージです。今回、どうしてワインとキャンプを組み合わせようと考えたんですか?
坂本:多くの人にとって、キャンプの楽しみといえばやっぱり食事だと思います。そこで、料理のおいしさを引き出してくれるフードフレンドリーなお酒であるワインを提案したいと考えたんです。ボージョレ・ヌーヴォー解禁というお祭りをきっかけに、ワインをキャンプへ持っていっていただけたらうれしいです。
岡田:私もよくキャンプをしますが、ワインを持っていく人も多いですよ。そのまま楽しむのはもちろん、フルーツやスパイスを入れてホットワインを作ったり、余ったら料理に使ったりもしています。そもそもボージョレ・ヌーヴォーって毎年解禁時に話題になりますが、どんな種類のワインなんですか?
髙橋:ボージョレ・ヌーボーは、フランスのボージョレ地区の新酒ワインのことです。その年に収穫した「ガメイ」という品種のブドウを100%使って造ります。毎年11月の第3木曜日を解禁日としていて、日付変更線の関係で本場フランスより約8時間も早く飲めるんです。もちろん日付が変わった24時に飲む必要はないと思いますが(笑)。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ
坂本:ボージョレ・ヌーヴォーは果実感が強くて、とてもフレッシュな味わいが特徴です。解禁日が待ちどおしいですね。
バイヤー厳選! キャンプにおすすめワイン3本
髙橋:今日は、イベントでも販売されるワインから、特におすすめしたいキャンプにぴったりなワインを持ってきましたよ。さっそく乾杯しましょうか!
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ
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まずは、ロゼです。実は、ロゼは今、世界的なブームになっているんです。乾杯から食中、食後まで幅広いシーンで飲める多様性が好まれていて、キャンプのどのシチュエーションでも合うと思ったんです。今回は最も生産量の多いフランス・プロヴァンス地方のものを選びました。
髙橋:続いて、山梨の甲州ブドウの白ワインを選びました。近年人気が高まっている日本ワインのおいしさを知ってほしいなと思って。山梨では、甲州やマスカット・ベーリーAの新酒ワインを「山梨ヌーボー」と名づけて、毎年11月3日を解禁日に設定しているんです。「日本のボージョレ」という感じですね。あと、スクリューキャップというのもセレクトのポイントです。開栓しやすいし、残っても栓ができるのでキャンプに適していると思います。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ
髙橋:そして最後は、フランス・シャンパーニュ地方のスパークリングワインであるシャンパーニュを1本。私がシャンパーニュ地方に訪れた際に、現地の生産者がブドウ畑の一角にテーブルをセッティングしてワインと料理を出してくれたんです。すごくおいしかったですし、なにより自然に寄り添ってワイン造りをしている姿勢に感動しました。自然を楽しむキャンプにピッタリだと思います。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ
鈴木:どれも魅力的ですね! ワインをどういう思いで選んでくれたのかを聞くと楽しいですし、味わい深さも増します。聞いているだけでその地を旅したような感じ。キャンプ場がブドウ畑になったような。
岡田:キャンプって知らない人と話す機会も多いんですよね。そのときの会話でよくあるのが「こういうお酒を持ってきてるからあとで一緒に飲みませんか?」とか。お酒はコミュニケーションのきっかけになるので、ストーリーのあるワインを選ぶのはいいですね。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ
ワインにキャンプに相性◎! 鈴木シェフ考案の3つのレシピ
坂本:さて、きょうはシェフである鈴木さんが用意してくれた料理も机に並んでいます。鈴木さん、メニューについて説明していただけますか?
【鈴木シェフ考案、ボージョレ・ヌーヴォーに相性抜群! 燻製オードブルバリエ(3品)】
(左上から時計回りに)
・燻製チーズ スピッチコと炙りたらこのかぼちゃとじゃがいものサラダ
・焼き茄子の燻製オイルマリネ
・蒸し牡蠣のチポトレコンフィー
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鈴木:ボージョレ・ヌーヴォーは比較的軽く楽しめるワインだと思うので、お料理にはちょっとだけアクセントを持たせました。キャンプに合うことを意識して、「燻」をテーマにメニューを考えました。燻製は、野外料理の醍醐味のひとつ。燻香はもちろん、口の中に広がる旨味や余韻が燻製料理の魅力です。これをフレッシュなボージョレに合わせたいと思いました。
坂本:燻製料理というとけっこう難しそうですね。
鈴木:たしかに一から燻製をするのはなかなかハードルも高いですが、今回は気軽に燻製を楽しめるアイテムを取り入れつつ、どれもこれも簡単なレシピにしてあります。まずは、「焼きナスの燻製オイルマリネ」。オリーブオイルで火を入れたナスにドライトマトや塩、酢などを加えています。そして、味の決め手は「燻製パウダー」。このスパイスをまぶすだけで、スモークの香りが楽しめる優れものなんです。
鈴木:次に「蒸し牡蠣のチポトレコンフィー」。焦げ目をしっかりと付けたねぎとちいたけ(=小さいサイズのしいたけ)をチポトレ(=燻製にしたハラペーニョ・唐辛子を原材料とする香辛料のこと)とオリーブオイルに入れ、ひと煮立ちしたらローズマリーと燻製牡蠣(=伊勢丹新宿店 本館地下1階 <魚勢>で販売)を加えてゆっくりと温めました。
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三越伊勢丹オンラインストアで<朝岡スパイス>燻製パウダーを見る>>
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階 純胡椒 フレッシュマーケット/燻製パウダー シェフズセレクション(グローサリー)
鈴木:そして3つ目は「スピッチコと炙りたらこのかぼちゃとじゃがいものサラダ」。スピッチコ・アフミカートは、モッツァレラチーズを燻製したもの。蒸して潰したかぼちゃとじゃがいもにスピッチコと「薫のバーニャカウダ」という国産にんにくのペーストと麦味噌や鰻の骨の粉末を使ったソースであえました。お好みで、先ほど紹介した燻製パウダーを加えてもおいしいですよ。すべて伊勢丹新宿店 本館地下1階フレッシュマーケットで取り扱いがありますよ…と宣伝(笑)。
岡田:キャンプで活躍してくれそうなスパイスや食品がいろいろと使われていますね。参考になります。
鈴木:じゃあ、いただきましょうか!
坂本:おいしい! ナスのマリネ、酸味の中に燻香が感じられて、ワインの酸味と合わせるとバランスがすごくよくて相乗効果があります。
髙橋:食レポ、上手ですね(笑)。
鈴木:「このワインに合うように」と考えながら料理を作るわけですが、「こうでなきゃいけない」というのはないと思うんです。私としては「飲みたいように、食べたいように」というのを大切にしています。
髙橋:料理だけ切り取るとすごくハイレベルに見えますが、お話を聞くと意外と簡単そうですね。
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キャンプのワイン選びは「素敵な時間を思いながら」
坂本:おいしいワインに料理、ごちそうさまでした。ところで、伊勢丹屈指のキャンパーである岡田さんにお聞きしたいんですが、キャンプってベストシーズンというのがあるんですか?
岡田:僕は年中行きたいタイプですけど、秋は過ごしやすいですよね。夜はまあまあ寒いので、焚き火をしたり、温かいご飯を作ったりするのが楽しいです。真冬とは違って子どもも無理なく過ごせる季節なのでファミリーにもおすすめです。
坂本:ちなみにきょうのキャンプギアは、岡田さんにすべて用意していただきました。カッコいいアイテムばかりですね。準備はけっこう大変ですか?
岡田:大変なときもありますけど、楽しいですよ。最初、ギアが好きでキャンプを始めたくらいなので(笑)。「これを持っていってみんなで楽しもう」とか考えたりするとワクワクしますね。
【まとめ】ボージョレ・ヌーヴォーを持ち寄って、キャンプを楽しもう!
坂本:きょうみなさんの話を聞いて、「誰かに喜んでもらいたい」とか「こうしたら楽しいかな」とあれこれと考えながら準備する時間はとても素敵だなとあらためて感じました。今回のイベントでも、キャンプで楽しい時間を思い浮かべながらワインを選んでもらえたらうれしいですね。
鈴木:ボージョレをキャンプの機会にするなんていうのもいいですね。「解禁だからキャンプ行こうよ」みたいな(笑)。
坂本:いいですね。僕も「ボージョレ・キャンプ」したいと思います!
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【伊勢丹新宿店 イベントのご案内】
イベント①
「ワイン×キャンプを愉しむ」
開催期間:2022年11月16日(水)~11月22日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ
※ボージョレ ヌーヴォー解禁日前の11月16日(水)は、キャンプに持って行っていただきたいワインを紹介しております。
イベント②
「フレッシュマーケット 鈴木シェフ監修ボージョレ ヌーヴォーペアリングBAR」
開催期間:2022年11月17日(木)~11月19日(土)
開催時間:午後2時~午後8時(ラストオーダー午後7時)
会場:伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴ洋酒BAR
メニュー:「ボージョレ ヌーヴォー50ml2種×燻製オードブルバリエ ペアリングセット」1,771円
※11月17日(木)、18日(金)各日限定10食。11月19日(土)限定15食
*出店店舗、商品は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
*数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
商品の取扱いについて
記事で紹介しているワインは、伊勢丹新宿店 本館地下1階 グランドカーヴにてお取扱いがございます。三越伊勢丹オンラインストアはこちら。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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