2015.07.14
味だけじゃない! マヨネーズは人生も変える!?
どこの家庭でも冷蔵庫に常に1本は入っているマヨネーズ。でも、本当に1本だけで満足できていますか? その1本はきちんと選んでいますか?
マヨネーズはどれも同じでしょ……。それは大きな間違いです。マヨネーズこそ、原材料や製造工程のわずかな違いで、大きく差が出る調味料。特に日本人は味がハッキリしているタイプのマヨネーズに慣れている人が多いので、ほかの調味料に比べ、より明確に違いを感じられるのです。料理によって使い分ければ、おいしさの世界がぐっと広がります!
では一体どんなものがあるのか? 伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクション(グローサリー)で販売を担当している井下優貴子さんと上田彩絵さんに、さまざまなマヨネーズの特徴を教えてもらいました。
人生を変えてくれたマヨネーズとの出会い
今回、お話をうかがった上田さんは、生粋のマヨラー。
「もともと野菜が嫌いだったんです。それがマヨネーズをかけたらおいしく食べられた。今まで食べられなかったものが食べられるようになるなんて、マヨネーズってなんて偉大なんだ!と思って、人生が開けましたね(笑)」
それからマヨネーズにハマり、さまざまな材料で自作マヨネーズを研究したこともあったそうです。
一方の井下さんも「グローサリーコーナーでさまざまなマヨネーズがあることを知って、こんなにも違いが出るものなんだって驚きました!」と言います。今では料理によって使い分けをしているとのこと。
マヨネーズを選ぶ時は原材料を見よ!
材料はごくシンプルなマヨネーズ。では、どこで大きな違いが出てくるのでしょう?
「油の違いは大きいと思います。使う油によって、香りが違ってくるんです」と上田さん。続いて井下さんも「酸味の違いもわかりやすいですね。たとえばリンゴ酢を使っていると、少しまろやかに感じます」と言います。ふたりとも原材料を見れば、なんとなく味が想像できるのだとか。
井下さんが最初に紹介してくれたのが、酸味が控えめで、やさしい味の『松田のマヨネーズ』。
「マスタードの量が違うだけなのですが、甘口と辛口でまるで別物です。辛口はオールマイティー選手で個性が強すぎず、でもマヨネーズの味がハッキリしているので、どんな料理とも合わせやすいです。逆に、ほかの調味料と混ぜるなど、マヨネーズの味が勝ってしまいそうなときは、よりまろやかな味の甘口が合うと思います」
そして、松田のマヨネーズよりも、さらにまろやかなのが『たったひとつのマヨネーズ』。今回、用意してもらったマヨネーズの中で、唯一、色が白いです。
「奥四万十ならではの自然卵(神果卵)」をはじめ、自然素材に徹底的にこだわった1本は、「まろやかを通り越してクリーミー。マヨネーズが苦手な人にはもっともおすすめしたい」と上田さん。
同じく、卵に強いこだわりが見られるのが『セイアグリーマヨネーズ』。薬品添加のない自家配合飼料で無理なく育てられたセイアグリー健康卵を、製造直前に割って使用しているそうです。
「卵黄タイプでコクがあり、リンゴ酢のまろやかな酸味もしっかり感じられます。製造方法も独特で、油を酸化させる空気に触れないよう撹拌しているのだそうです」(井下さん)
『ピュアセレクトマヨネーズ』も、採れて3日以内の新鮮な卵にこだわった商品。いわゆる「マヨネーズ感」はしっかりとありながら、まろやかな味わい。
「水分の多い野菜には、これがいちばん合うと思います」(井下さん)。
もっとも酸味が強く、味のインパクトがあるのは『キューピーディフェ』。しかも、コレステロールを下げる機能があり、マヨネーズなのに特定保健用食品という、これまでのマヨネーズの常識を覆しています。カロリーも50%カットで、健康を気にされている方にもおすすめです。
マヨネーズはどんな料理もまろやかにする!
野菜サラダにそのままかけるのがもっとも基本となるマヨネーズの使い方ですが、料理を引き立てる使い方もたくさん。お二人に、お気に入りの食べ方を聞いてみました。
<加熱するなら>
井下さん:餃子のタネにマヨネーズを少し入れると、ジューシーでおいしくなります。
上田さん:加熱するとマヨネーズの油がとけて旨みが出てきますよね。でも、私はやっぱりそのままかけて、マヨネーズの味を楽しむのが好きです。
<つけて食べるなら>
井下さん:料理の個性が強すぎたときに、マヨネーズを少し加えます。そうすると、味がリセットされてまろやかに。
上田さん:海苔にマヨネーズをつけて食べるのもおすすめです。そのままご飯を巻いて食べてもおいしい。
<その他のお気に入り>
井下さん:ほかの調味料とあわせて使うことも多いですね。柚子こしょうと混ぜるとすごくおいしいです。
上田さん:りんごチップスにマヨネーズをつけても……。
どうやら、上田さんのようにマヨネーズそのままの味を楽しむ派と、井下さんのように料理に合わせて楽しむ派の二派に分かれるようです。そのまま食材や料理にかける場合は酸味が強めのもの、料理に合わせる場合はまろやかなタイプと使い分けるのがおすすめとのこと。主役にも脇役にもなるマヨネーズに、無限の可能性を感じずにいられません。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。
伊勢丹オンラインストアでもお買い求めいただけます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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