2015.07.06
【おすすめ】泡盛の基本の飲み方。「度数」「味の特徴」「割り方」まで解説!
暑い夏こそおすすめしたいお酒が、南の国・沖縄の泡盛です。「強いお酒」のイメージがありますが、本場・沖縄では飲兵衛(のんべえ)もあまり得意でない人も、みんなカジュアルに楽しんでいるんだとか。今回は三越伊勢丹の和洋酒担当の方に、泡盛のさまざまな飲み方を教えてもらいました。
「泡盛=強いお酒」は誤解だった!?
そもそも泡盛とはどんなお酒なのでしょう?
製造方法による条件など細かな規定はありますが、ざっくり言えば「沖縄の焼酎」のことです。原料はタイ米と水のみで、麹は暑さに強い黒麹を使用。沖縄の温暖な気候に適した地酒として、独自のジャンルを築いています。
度数は平均25度前後とかなり高めで、黒麹ならではの深いコクがあるため「強いお酒」と思われがちですが、それは大きな誤解。
「沖縄ではストレートやロックなど泡盛をそのまま飲むことはむしろ珍しく、好みの濃さに割ってさっぱり楽しむことが多いんですよ。好みや料理に合わせて自由にカスタマイズできる手軽さこそが一番の魅力なのです」
それでは、泡盛の具体的な飲み方をレクチャーしていただきます。
泡盛をカジュアルに楽しむ3つの飲み方
① 食事と一緒にゴクゴク飲める「水割り」
沖縄で最もポピュラーな飲み方が「水割り」。すっきりした印象で、食中酒にうってつけです。
「グラスは真っ直ぐな円柱型を選び、泡盛より先に氷と水を入れることがポイント。アルコールは水よりも重いため、後で注ぐことでより均一に割ることができます。ステアは1回で十分ですが、濃いと感じたなら追加で数回ステアすると、その分すぐに薄まります。好みや体調によっていろいろな濃さを試してみてください」
合わせる料理は、ゴーヤーチャンプルなどの沖縄料理が鉄板。さっぱりした飲み口が心地良いので、ゴクゴクとノドを鳴らして飲めます。夏は水割りが多いですが、冬はお湯割りも人気。泡盛特有の香りが湯気と一緒に広がります。
② そのままの味を堪能する「ストレート」「オンザロック」
水割りとは反対に、泡盛本来の味を楽しみたいなら「ストレート」か「オンザロック」です。食中酒のようにグビグビとはいきませんが、芳香な香りと深いコクを堪能できるスタイルです。
「ゆっくり、じっくり、泡盛の味をダイレクトに感じたい人におすすめです。オンザロックの場合は、ロックグラスを選ぶと柔らかな飲み口を感じやすいですね。氷は溶けにくい市販のロックアイスがいいですね。ストレートで飲むならば、現地に習って沖縄の酒器『カラカラ』を使うと、気分も盛り上がりますよ」
③爽快な飲み口の「ソーダ割り」
最後は、ちょっと意外な「ソーダ割り」を紹介。水ではなくソーダ水で割ると、炭酸の効果で一層ライトな飲み口になります。
「酒器は背の高いビアタンブラーがおすすめです。ハイボールと同じでいろいろな作り方があるとは思いますが、私のおすすめは最初に自分が飲める分量の泡盛を入れて、そこにたっぷりの氷とソーダ水を加えること。氷はロックと違って製氷機のものでも大丈夫です。炭酸が抜けないように、ステアは控えめにしてください」
まさに泡盛版ハイボール。爽快な飲み口で、食べ応えのある肉料理と相性抜群です。
最初の1本におすすめ、宮里酒造「春雨 ブルー」
泡盛を飲んでみたいけれど、何を手に取ればいいのかわからない。そんな人に推薦する 「最初の1本」が、三越伊勢丹限定商品の「春雨 ブルー」。アルコール度数を15度に抑えた、新スタイルの泡盛です。
「これほどアルコール度数の低い泡盛があることに驚く方が多いですね。もちろん質にもこっだわっており、泡盛ならではの香り高い味はそのまま。普通の泡盛以上に食事と合わせやすいし、ボトルごとお燗に付けるような新しい楽しみ方もできます。これから挑戦したい人にとって、泡盛の世界が広がる1本になるのではないでしょうか」
泡盛は、先入観にとらわれずに自分に合った飲み方を選べば魅力がぐっと広がるお酒。これまで飲んだことのなかった人も、一度泡盛の魅力を体験したらきっとハマることうけあいです。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/和酒にてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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