2021.08.02
クラフトビールファン必見! <伊勢角屋麦酒>が伊勢丹新宿店に登場(8/4~10)
伊勢丹新宿店に2021年8月4日(水)〜10日(火)、日本のクラフトビール界の中でも世界的に高い評価を受ける三重県・伊勢市のブルワリー、<伊勢角屋麦酒>のオリジナルビールが登場します!
使用するビール酵母にどこよりも強いこだわりを見せる<伊勢角屋麦酒>。新種の酵母を発見するなど、意欲的にビール造りを行う創業者・鈴木成宗さんですが、実はゼロからのスタートで、どん底を味わった経験もあったそう…。
そんな鈴木さんに、同ブランドの変遷とビール酵母の基礎知識、今回、伊勢丹新宿店にお目見えするラインナップについてお話をうかがいました。
「伊勢角屋麦酒プロモーション〜酵母の世界〜」
開催期間:2021年8月4日(水)~10日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館地下1階=粋の座・和酒
<伊勢角屋麦酒>クラフトビール9種詰め合わせセットはこちら>>
<伊勢角屋麦酒>はいったいどんなブルワリーなのでしょうか。まずはその歴史と、独自の製造方法からご紹介します。
【歴史】どん底のスタートから“世界のビール”へ成長した<伊勢角屋麦酒>
<伊勢角屋麦酒>のはじまりは、1575(天正3)年創業の老舗餅店「二軒茶屋餅角屋本店」。同店は、餅屋業のかたわら、大正時代から味噌・醤油の醸造をスタートさせました。
同社の21代目として生まれた鈴木成宗さんは、東北大学農学部を卒業後に家業を継ぎますが、大学時代に専攻した微生物研究の楽しさが忘れられず、1997(平成9)年に<伊勢角屋麦酒>を創業。地ビールの製造・販売をスタートします。
「ところが、当時は第1次クラフトビールブームの反動の業界不況まっただ中。事業がなかなか軌道に乗らず、どん底を味わいました。しかし、どうせやるなら世界一を目指そうと、審査員資格を取得し、世界的に評価されるビールとは何かを勉強しはじめたんです」(鈴木成宗さん)
そんな努力の甲斐あって、2003(平成15)年、日本企業として初めて、Australian International Beer Award金賞を受賞。これを皮切りに、<伊勢角屋麦酒>は多くの国際大会で受賞を重ねていきます。
2009(平成21)年からは海外輸出を開始。現在も、地ビール課税出荷量は名古屋国税局管内一位を記録し続けています。
逆境から世界で活躍するまで駆け上がった鈴木さん。どん底を味わった経験が、現在の<伊勢角屋麦酒>の無二の味わいを生み出しているんですね。
【独自の製造方法】「味」と「香り」を左右する、ビール酵母にも注目!
そんな<伊勢角屋麦酒>を躍進へと導いたのが、こだわりの酵母。<伊勢角屋麦酒>では、ビールのスタイルによって使用する酵母をわけているそうです。
「酵母は、ビールづくりの核となる発酵を担う主役です。酵母が糖をアルコールと炭酸ガスに分解する過程で、副生成物として生み出されるエステル(化合物)や有機酸が、ビールの味や香りなどさまざまな特徴を生み出すんです」(鈴木さん)
転機となったのが看板商品である「ヒメホワイト」に使われているオリジナル酵母「KADOYA-1」の発見。鈴木さん自身が自然豊かな伊勢の森から採取し、単離させた野生酵母で、バナナのようなアロマを持つ酢酸イソアミル(日本酒の製法「吟醸造り」で生まれる香気成分と同様のもの)を生み出します。
「『KADOYA-1』は、ベルジャン酵母(ベルギーのホワイトビールなどに使用される酵母。一般的にフルーティな香り、酸味が引き立つ味わいに仕上がる)とアメリカン酵母(ペールエールやIPAなどに使用される酵母。一般的に香りが華やかでホップの苦みが引き立つ味わいに仕上がる)の中間的な特徴をもつ酵母です。それを使用した『ヒメホワイト』は、酵母の酸味、ホップの苦みなどが調和したバランス感のある味わいに仕上がっています。一方、ペールエールやIPAには、安定した発酵力があり、やさしいエステルを生み出す『AmericanAle酵母1056』を使っています」(鈴木さん)
酵母への並々ならぬこだわりがうかがえる<伊勢角屋麦酒>のクラフトビール。その味わいが世界を魅了するのも納得です。
酵母にこだわり抜いた<伊勢角屋麦酒>のビールはこちら!
では、いよいよここからは、伊勢丹新宿店に登場する商品ラインナップをご紹介します。それぞれのビールのこだわりのポイントや、味わいの特徴について解説します。期間限定のアイテムもあるのでお見逃しなく!
<伊勢角屋麦酒>のスタンダード「ペールエール」
強い柑橘や松の香りのするホップを使ったアメリカン・ペールエールらしい特徴と、飲みやすさを両立させたバランスにすぐれた1本。<伊勢角屋麦酒>のビールの中でも飲みやすい、スタンダードタイプのビールです。<伊勢角屋麦酒>ビギナーなら、ぜひこちらからトライ!
「AmericanAle酵母1056による、グレープフルーツのような爽快な香りが華やかに広がります。ほどよいコクと甘みがありながらも、クリーンで切れ味のよいビールです」(鈴木さん)
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
オリジナル酵母でつくる和フレーバー「ヒメホワイト」
<伊勢角屋麦酒>といえば外せないのが、鈴木さんが自ら伊勢で採取した新種の酵母「KADOYA-1」を使用したホワイトビール「ヒメホワイト」。天然酵母のもたらす酸味、麦芽の甘みとコク、口当たり、ホップの苦み…すべての要素が見事に調和。さらに柚子の皮を加えることで、やさしい和のスパイス感を引き出しています。
「白ビールですが甘くなく、口あたりは軽やか。コリアンダーがふわりと香るみずみずしい飲み心地です。天然酵母のナチュラルな酸味とひかえめな苦みが、全体の印象をすっきりとまとめます」(鈴木さん)
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
パンの耳から生まれたサステナブルビール「社長SP Bread Ale」
原料になんと食パンの耳を使用しているという、ユニークなビールもお目見え! トーストしたパンの耳から引き出される香ばしい香りと、ヨーロッパ系ホップのやさしい苦みが心地よいハーモニーを奏でます。サステナビリティの観点からも注目のビールです。
「いただいた食パンの耳を使ってみて誕生したビールです。そのパンがとてもおいしかったので、素材のよさをできる限り出せるように設計しました。モルトがしっかり香りながらも、アルコールとボディは軽めで、夏の暑い季節にもゴクゴクと飲めるのどごしのビールです」(鈴木さん)
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
ホップのパワーを感じる 「ニューイングランドIPAねこにひき」
最後に、通年&オンラインストアでも購入できるアイテムもご紹介します。昨今注目される、ニューイングランドIPAスタイルのビール。酵母1318と4種類のホップを使用しており、柑橘やトロピカルフルーツを思わせるジューシーな香りが特徴です。
「ホップの味わいがしっかり感じられながらも、苦みはひかえめで、やわらかい飲み心地を実現しています」(鈴木さん)
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
いかがでしたか? 日本国内だけでなく海外でも活躍する<伊勢角屋麦酒>。ブルワリーがこだわり続けるビール酵母の奥深さや、一つひとつの味わいの違いを感じながら、ぜひおうちで飲み比べを楽しんでみてください。
「伊勢角屋麦酒プロモーション〜酵母の世界〜」
開催期間:2021年8月4日(水)〜8月10日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館地下1階=粋の座・和酒
2021年8月4日(水)〜8月10日(火)の1週間、伊勢丹新宿店に<伊勢角屋麦酒>の人気クラフトビールが期間限定で登場。代表アイテムから新作のビールまで勢ぞろいします。
<伊勢角屋麦酒>クラフトビール9種詰め合わせセットはこちら>>
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店 本館地下1階=粋の座・和酒にてお取扱いがございます。 三越伊勢丹オンラインストアはこちら。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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