「進化系」と「王道」選ぶならどっち？ 三越伊勢丹が提案するビアガーテンの魅力

もうすぐ夏本番。ジメジメとした暑い日には、開放感のあるビアガーデンで、何も考えず喉を鳴らしてビールを飲みたい……、ゴクゴク……。

ひと口にビアガーデンといっても、「バーベキュー」「船上型」など、趣向を凝らしたスポットが数多く登場している昨今。今年の注目を、ビアガーデン・マスターこと三越伊勢丹食品統括部の都筑啓太さんに聞きました。

「確かに、ここ数年でさまざまなタイプのビアガーデンが出ていますね。ブラジルフード専門なんていうところもあるほどです。今は、画一的な楽しみ方というよりは、それぞれの個性を楽しむ時代といえるかもしれません。そんななか、今年の伊勢丹新宿店では上質な心づくしが味わえる『進化系ビアガーデン』、日本橋三越本店では安心して楽しめる『王道ビアガーデン』を展開しています」

進化系と王道、対極ともいえる個性を持つ2つのビアガーデンの楽しみ方や見所を紹介してもらいました。

「和」の心づくしを堪能する、進化系ビアガーデン

まず最初は、伊勢丹新宿店本館屋上＝特設コーナーのビアガーデン「夜空ノ庭」から。

屋上行きのエレベーターを降りると、その名の通り優美な庭園が広がります。行灯の間接照明に導かれて通路を抜ければ、現れるのは大きな提灯の柔らかな光に包まれた会場。木製のテーブルやソファ、藤のカウチが落ち着いた雰囲気を演出します。

「『夜空ノ庭』は、従来のビアガーデンのイメージとはちょっと違う、ラグジュアリーな空間が特徴です。今年のコンセプトは『和』。内装や料理など随所に日本らしい風情あるテイストを取り入れているんです」

気になるお料理は、見た目も涼しげな「野菜籠盛り」や、日本各地から取り寄せた素材を使った「串揚げ」が楽しめる2種類のコースを中心に、単品メニューも充実。

さらに、目には見えない「サービス」にも日本らしい心遣いを取り入れている、と都筑さんは言います。

「サービスをするうえで大切にしているのは、『おもてなし』の気持ち。ビアガーデンというとビュッフェスタイルが一般的ですが、『夜空ノ庭』ではお客さまのペースを見ながら、スタッフがすべてのメニューをサーブします。席数は300程度と小さめですが、その分お客さまお一人おひとりに満足していただけるサービスを追求しているんです」

和のテイストが散りばめられた空間で数々の「おもてなし」を受ければ、料亭の夏の夕宴に遊ぶ気分。伊勢丹新宿店で上質なお買物をした気分そのままに、特別なひと時が過ごせそうです。

これぞ王道!　仕事帰りに寄りたい縁日的スポット

次は、うって変わって「夏の風物詩! 」とでもいうべき王道ビアガーデン。日本橋三越本店の屋上にある、その名も「日本橋」です。

オフィスに囲まれた日本橋エリアで、長い間サラリーマンたちのノドを潤してきた、いわば「夏のオアシス」。会社の恒例イベントとして、毎年訪れる方も多いといいます。

「『日本橋』は、『夜空ノ庭』とは反対に、大人数でワイワイガヤガヤと楽しんでいただきたいビアガーデンです。ビアガーデンの人気の定番「からあげ」「ポテト」は絶対に切らさないよう、スタッフが目を光らせています!（笑）」

最大収容人数700人（!）という広大な会場に、夏祭りのような明り。そして、海の家のようなイスやテーブルとくれば、気分は一気にビアガーデンモードに！

ビュッフェ形式のフードは、定番の「枝豆」や「からあげ」など常時20種類以上がスタンバイ。合わせて、氷点下で提供される『スーパードライエクストラコールド』（別料金）も、楽しんでおきたい1杯です。

空いているおすすめの時間帯は、金曜や土曜の早め。夕暮れの空に映える周囲の高層ビルを眺めながら、気の合う仲間たちとワイワイ楽しみたいですね。

「進化系」と「王道」のビアガーデン、目的や気分に合わせて使い分ければ、ちょっとしたビアガーデン「通」を気取れそう。さっそく今日の仕事の帰りにでも、気の合う仲間を誘ってみてはいかがでしょうか。

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