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2020.03.27

<ダロワイヨ>の魅力に迫る。「オペラ」発祥のフランスの老舗ブランド。

<ダロワイヨ>のイメージ

1802年にフランス・パリで創業した<ダロワイヨ>は、品のある上質なスイーツで人気です。元はフランスを代表するガストロノミーブランドで、パンや総菜など幅広く提案する美食の名店として愛されてきました。

中でもパーツを何層にも重ねて作られるケーキ「オペラ」は<ダロワイヨ>の発祥といわれ、現在も絶大な支持を集めています。今回は<ダロワイヨ>に携わるシェフの話も交えながら、その魅力を紐解きます。

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フランス食文化の伝統を伝える<ダロワイヨ>

<ダロワイヨ>のイメージ

ヴェルサイユ宮殿で王家の食膳係を務めていたダロワイヨ家が「宮廷の味を家庭で楽しめるように」というコンセプトで創業した<ダロワイヨ>。

当時からその評価は高く、フランスの文学作品の中で食通が通う店として紹介されるほどでした。日本でも本国のレシピを用いながら、できる限り原料やパーツも同じものを使用し、本場の味を再現しています。

長い歴史の中で受け継がれてきたレシピや調理技術は洗練に洗練を重ねたもので、ほかでは味わえない上質な体験を私たちに提供してくれます。

フランスを代表するチョコレートケーキ「オペラ」は<ダロワイヨ>発祥のお菓子

<ダロワイヨ>オペラ

<ダロワイヨ>オペラ(約縦11cm×横12cm×高さ2cm)1,944円(税込) ※販売期間:通年

今でこそどのパティスリーでも目にする四角形のチョコレート菓子「オペラ」。その発祥は<ダロワイヨ>とされ、1955年に経営がダロワイヨ家からギャビオン家に引き継がれた際に開発されたと言われています。

「当時はまだ冷蔵庫が普及しておらず、常温でも日持ちするよう、砂糖をたっぷり使った大ぶりのお菓子が多かった時代。その中で厚さ3cmに満たない『オペラ』は、ひと口ですべての層を楽しめる、まさに革新的な商品だったんです」と、<ダロワイヨジャポン>のシェフ・中野賢太さんは語ります。

「オペラ」という名前は、オペラ座のバレリーナに敬意を表してつけられたそうで、その美しい言葉の響きも、時代を超えて愛されるスイーツになった理由のひとつかもしれません。

※取扱い:日本橋三越本店 新館地下2階

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濃厚で計算された味のハーモニー<ダロワイヨ>の「オペラ」の魅力は?

グラサージュショコラをかけている様子

<ダロワイヨ>のオペラは厚さわずか2cm。ビスキュイ生地(3層)にコーヒー味のバタークリーム(2層)とガナッシュを重ね、表面はグラサージュ(チョコレートのコーティング)と、全部で7層仕立てです。

「じつはフランスのものは厚さ2.3cmで、日本の方が少し薄いんです。小柄な日本人が食べやすいよう、当時のシェフが調整したと聞いています」(中野シェフ)

コーヒーの風味豊かなバタークリームは、豆を挽くところから手作業で行っており、昔から変わらない製法で作っているのだとか。グラサージュはやや甘みを抑えて全体のバランスをとることで、薄いながら濃厚な味わいが楽しめるよう計算されているのです。

ブランドを支える高い職人技術にも注目!

グラサージュショコラを塗り広げている様子

装飾がほとんどなく、シンプルの極みを呈したオペラは、菓子職人にとって技術のごまかしが効かないお菓子。7つの層を均一に重ね上げる作業は、最後のグラサージュまで気を抜けません。

「どれも基本的な技術ですが、飾りでごまかすことができない分、そのクオリティが問われますね」と中野シェフ。グラサージュは10秒とかからぬ素早さでさっと塗り上げ、なんともスマートな職人技です。チョコレートが固まったら、金箔を貼ったチョコレートを飾ってでき上がり。無駄のない、潔い美しさに思わず見惚れてしまいます。

日持ちする焼き菓子仕立ての「オペラ トーキョー」なら手土産にぴったり!

<ダロワイヨ>オペラ トーキョー

<ダロワイヨ>オペラ トーキョー(9個入)3,240円(税込) ※販売期間:通年 ※写真はイメージです

そのオペラをイメージして作られた焼き菓子が「オペラ トーキョー」。常温で日持ちがし、個包装タイプなので、贈答品にぴったり。クリームと生地には、フランス製のチョコレートを使っているため、小さいながら本家の「オペラ」に引けをとらない、本格的な味わいが楽しめます。

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※取扱い:日本橋三越本店 新館地下2階

ブランドの看板スイーツ「マカロン」も外せない!

<ダロワイヨ>季節のマカロン入り詰め合わせ

<ダロワイヨ>季節のマカロン入り詰め合わせ(9個入)2,160円(税込) ※販売期間:通年

<ダロワイヨ>といえば、マカロンもオペラと並ぶ名物のひとつ。フレンチメレンゲで作られる繊細なマカロンコックは、外側はカリッとしていて中はやわらかく、香り豊かな味わいが特長。愛らしく美しいビジュアルで、ティータイムを華やかに彩ってくれます。日持ちのするクリームを使っており、個包装で配りやすいのもギフトとして人気のポイントです。

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※取扱い:日本橋三越本店 新館地下2階

時代に寄り添いながら、脈々と受け継がれてきたお菓子作りの美学を今に伝える<ダロワイヨ>。長年の歴史によって育まれてきた職人技と、洗練された味わいこそ、今も多くの人々に愛される理由なのです。

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<ダロワイヨ>中野賢太シェフ

<ダロワイヨ>中野賢太シェフ

取材協力/ダロワイヨ自由が丘本店

フランス・パリで200年以上の歴史を持つ、フランス菓子と高級惣菜を取り扱うブランド。日本では自由が丘本店のほか、日本橋三越本店、銀座三越などに店舗を構える。取材に答えてくれた中野賢太シェフは、2012年に<ダロワイヨジャポン>のパティスリーシェフに就任。

「ダロワイヨらしさを大切に、心を込めてお菓子を作っています」

住所:東京都目黒区自由が丘2-11-2
tel:03-3717-2250

写真:土岐節子
文:西島恵

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店 新館地下2階三越オンラインストアにてお取扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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