チーズケーキ食べ比べ2019。お好みはしっかり濃厚？ふんわり軽やか？

チーズケーキのイメージ

シンプルがゆえにパティシエの個性がキラリと輝くスイーツ「チーズケーキ」。今回、数ある種類の中から、多くのファンに愛され続ける、人気ブランドの5品をご紹介します！

集めたのは常温保存できるタイプではなく、しっとり濃厚な「ベイクド」、ふわふわの「スフレ」、さわやかな酸味の「レア」など、素材のフレッシュ感を楽しめる生ケーキです。

【しっとりベイクド系】

＜資生堂パーラー＞チーズケーキ　 420円（税抜き）※販売期間：通年

＜資生堂パーラー＞のチーズケーキといえば個包装のキューブ形が有名ですが、こちらの生ケーキタイプは、買える店舗が数少ない、知る人ぞ知る一品！クッキー生地にクリームチーズの生地を流し、じっくり時間をかけて焼き上げたオーソドックスなベイクド系です。

上質な生クリームとフランス産のクリームチーズを使ったリッチな生地は、ひと口食べるとまったりと舌にまとわりつく重厚な味わい。でも不思議とあと味がすっきり着地するのは、細やかな職人のなせる業。品よく鼻に抜けるチーズの余韻も、さすが銀座の老舗です！

＜ノワ・ドゥ・ブール＞チーズケーキ（1/8カット）　450円（税抜き）※伊勢丹新宿店限定、販売期間：通年

構造	クッキー生地、アプリコットジャム、スポンジケーキ、チーズケーキ生地、生クリーム
甘さ	ほどよく甘め
チーズ感	やさしくミルキー
酸味	控えめ
口どけ	ふっくら

続いてもう1品ベイクド系をご紹介。店内の工房で作る作りたてのおいしさが人気の＜ノワ・ドゥ・ブール＞。チーズケーキは季節ものと定番のベイクド系が2種類あり、こちらは定番で楽しめるタイプ。一見、シンプルな構造に見えますが、実は素材を活かしたこだわりのアイテムが何層も重なっています。

ふっくらした口あたりのチーズケーキ生地を挟み込むのは、芳醇なバターを使ったサクサクのバタークッキーと卵がやさしく香るスポンジ、そしてふんわりミルキーな生クリーム。作りたてのフレッシュな味わいと食感がおいしさの決め手なので、買ったその日に食べるのが正解です。

＜パティスリーキハチ＞チーズケーキスペシャリテ　460円（税抜き）※販売期間：通年

構造	ショートブレッド生地、カマンベールとチェダー風味のスフレ、クリームチーズのスフレ
甘さ	控えめ
チーズ感	しっかりしたコク
酸味	控えめ
口どけ	ふんわりなめらか

シンプルな中にもパティシエの遊び心を感じさせてくれるのが＜パティスリーキハチ＞のスイーツ。こちらは“昭和レトロ”なベイクド系のチーズケーキのようでいて、実はレモンとカマンベール風味をアクセントにした新しい発見があるひと品です。

ふんわりなめらかなスフレ生地に重ねているのは、チェダーチーズの風味とカマンベールのペーストを忍ばせたスフレ生地。さらに土台の生地にきかせたレモン風味が、チーズの味わいと絶妙にマッチして、気づくとペロリと完食しています。お酒好きなら白ワインと一緒に合わせて楽しむのもステキ！

＜トップス＞チーズケーキ（ミニ）（約100×60×38mm） 1,180円（税抜き）※販売期間：通年

構造	ビスケット生地、レアクリームチーズ、コンパウンドクリーム
甘さ	ほどよい甘さ
チーズ感	コクがある
酸味	さわやかなレモン
口どけ	ねっとり

クルミ入りのチョコレートケーキが幅広い層から愛されている＜トップス＞に、チーズケーキがあるなんて意外ですよね。実は1965年から販売されているロングセラーなのです。写真は10cm長さの3～4人用ミニサイズ、ほかに20cm長さのサイズがあります。

断面はこちら。3層に分かれています。

レア系と聞いてぷるっとしたムースの食感かなと思って食べると、その真逆！デンマーク産クリームチーズを使った生地は、ねっとりコクがありインパクト大。そのあとすぐに広がるのはさわやかなレモンの酸味……。さらに＜トップス＞ならではの名脇役、ふわふわのコンパウンドクリームが全体を包み込みます。

＜ベイユヴェール＞ガトーヴェリーヌフロマージュ・ド・フロマージュ（1個180ｇ）　 800円（税抜き） ※伊勢丹新宿店限定、販売期間：通年