2018.09.10
お団子だけじゃない! 月見にぴったりな月待ちスイーツ5選
夜風が気持ちのいい季節。夜空の雲が切れそうな晩は、満月でなくてもお月見をしてみませんか? もともと日本には三日月、上弦月、十三夜など、特定の月齢の夜に集まって食事をする月待ち講という慣習がありました。おともには、ぜひ月見にぴったりなスイーツを。人気の名店から期間限定で登場する、お月見スイーツを紹介します。
月の満ち欠けを眺め、分け合えるお饅頭
<俵屋吉富>月暦
夜ごとに変わる月の満ち欠けを薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)で表現した「月暦」。満月は抹茶餡、半月は小豆のつぶ餡、そのほかはこし餡と、月の形によって中身の餡が異なる楽しい和菓子です。薯蕷饅頭とは皮の部分をやまいもなどで作り蒸し上げたお菓子のこと。「月暦」はふんわりとした食感の丹波産のつくねいもを贅沢に使用しています。
※取扱い:伊勢丹新宿店
本場中国にならったお月見のための月餅
<円果天>円果天月餅 蛋黄
月餅は中国のお月見である中秋節に欠かせないアイテム。月餅の専門店<円果天>では、本場中国にならってこの時期限定の特別な蛋黄(タンファン)の月餅を用意しています。勘のいい方はもうお気づきでしょうが、この月餅はなんと卵入り! 月餅の中に満月のような美しい球体が入っているのです。塩漬けにしたうずらの卵の黄身はまろやかな中華風小豆餡で包んであり、さらに薄皮の生地で包んで焼き上げてあります。しっかりとした塩気とあっさりした餡のバランスが絶妙な一品です。
※取扱い:伊勢丹新宿店
重ねた羽二重が織りなす、幻想的な二十六夜待の月
<老松>二十六夜待
お菓子を通して歴史や文化の継承を試みる、和菓子の老舗<老松>は、今ではあまり聞くことのなくなった「二十六夜待」という言葉を表現した上生菓子を意匠。月待ち講の期間は地域によって差があり、一部の地域が二十六夜待ちまで行っていたことに由来します。二枚重なった薄い羽二重は、おぼろげな夜の月の雰囲気を表現。秋の夜長をじっくりと感じるのにぴったりな、ほどよい甘さの大人の和菓子です。
※取扱い:伊勢丹新宿店
秋の旬を練り込んだ、ほんのり甘いえびせんべいの月
<桂新堂>月待つうさぎ
キュートなデザインのえびせんべいを数多く手がける愛知の老舗<桂新堂>からは、芋や栗をえびせんべいに練り込んだユニークなアイテム「月待つうさぎ」が登場。中秋の名月を芋名月(いもめいげつ)や栗名月(くりめいげつ)と呼ぶことにちなんでいます。
月を目がけて跳ぶ愛らしいうさぎは、せんべいだけでなく、パッケージにも! この時期のプチギフトにもぴったりなアイテムです。
※取扱い:伊勢丹新宿店
羊羹の中で満月が輝く。芸術的な<とらや>の棹菓子
<とらや>満ちる月
<とらや>の限定羊羹はまるでアートのよう。食べる前にまずはじっくり鑑賞したくなる美しさです。断面は満月が山の稜線をなぞるように空をわたっていくさまが表現されており、切り分けると琥珀羹でできた月に光が差し込み、輝きます。名店<とらや>のなかでもとくにユニークな一品です。
※取扱い:伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越
満月に限らず、さまざまな形の月が美しく輝く季節。ロマンチックなアイテムとともに、秋の夜長をじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/円果天、桂新堂、茶の道/老松、茶席菓子、とらやにてお取扱いがございます。
<とらや>満ちる月は、伊勢丹新宿店ほか伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店、伊勢丹相模原店、伊勢丹府中店、JR京都伊勢丹店、日本橋三越本店、銀座三越、札幌三越、仙台三越、名古屋栄三越、広島三越、高松三越、松山三越、福岡三越、岩田屋三越、丸井今井札幌本店でお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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