2015.04.28
インド人直伝! 梅雨&盛夏を元気に過ごすための本格インド料理6選
カレーのおいしくなる季節ですね。梅雨のじめじめした湿気や盛夏のギラギラした暑さは、スパイシーなインド料理でパッと発散させたいもの。 実際、インドでは料理を作るとき、体調や天候に合わせてスパイスの配合を変えるらしいのです。スパイスやハーブを使った料理を楽しむなら、そんなインドの生活の知恵を参考にさせてもらいましょう。 インドの人々の食生活から、雨季や真夏の時期にオススメの料理を、伊勢丹新宿店のインディアン・デリカテッセン「シターラ ティアラ」のアチャリア・コーシク店長に教えてもらいました。
インド人とアーユルヴェーダの深い関係
「アーユルヴェーダは、5,000年前からインドに伝わる伝統的な治療方法。『スパイスやハーブを使った料理で、カラダの中から元気になりましょう』というのが、そのコンセプトです」 生活のなかにアーユルヴェーダが根付いていて、食生活と体調管理が自然にリンク。インドの人たちは、日々の食事を通して体調を調整しているのですね。コーシク店長がアーユルヴェーダ視点で選んだ、梅雨と盛夏にオススメのインド料理とはいったい何でしょう?
雨の季節の食事は、さっぱりさらさらと
じめじめとした雨季には、インドの方にも、さらっと食べやすいものが好まれるそう。特に胃にもたれない軽めの料理、酸味のある料理が人気だとか。コーシクさんが梅雨にオススメのメニューを2品挙げてくれました。
1.ライタ
「ヨーグルトベースの野菜サラダ『ライタ』は、雨の季節の朝食定番メニュー。さっぱりと冷たくて、胃にもたれません。さわやかな香りのスパイス・カルダモンや砂糖で、味をつけています。インドでは、ライタに全粒粉のパン『チャパティ』を1〜2枚、それにドリンクの『ラッシー』などを合わせます」(5月27日(水)より販売開始予定)
2.インドのおかゆセット
「冷たいおかゆもポピュラーです。『バスマティライス』という香り米を使ったインドのおかゆを冷やして食べます。揚げせんべい『パパド』、マンゴーのピクルス、ミントのチャツネと一緒にどうぞ。ちょっと元気がないときでも、カラダの中にさらさらと入っていきますよ」(5月27日(水)より販売開始予定)
真夏はスパイシーで酸味の効いたカレーを
次に、盛夏にオススメのインド料理を教えてもらいました。 「夏に辛い料理を食べるのは、なくなりがちな食欲に刺激を与えるためです。チリパウダーやガラムマサラで、暑いときにカラダをホットにして汗を出し、体温を下げます。そういうスパイスカレーを食べるのは、インドでは夕食が多いですね。1日を過ごした熱いカラダを、スパイシーな料理でクールダウンさせるんです」 盛夏にコーシクさんがオススメしたいカレーは、次の4種だそうです。
3.ポークビンダルーカレー
「酸味の効いた料理を食べると、食後は口の中がクールになります。カラダもすっきりリフレッシュ。ゴア地方のポルトガル植民地時代の面影を残すポークビンダルーは、酸味に加えホールスパイスがいっぱい入っていて、辛さもしっかりと効いています。さらさらとしたカレーなので、ライスと一緒にお召し上がりください」(販売期間は未定)
4.ゴーヤーのドライカレー
「インドでは旬の野菜をカレーにして、よく食べます。ゴーヤーも好んで食される夏の野菜で、苦味とスパイスの風味がマッチします。水気の少ないドライなカレーなので、チャパティやロティなど全粒粉のパンと一緒にどうぞ」(販売期間は未定)
5.トマトカレー
「以前、夏に販売してご好評をいただいたのが、トマトカレーです。まったく水を加えずトマトだけを煮込んで作ったカレーソースに、詰め物をした丸ごとトマトを入れた、トマトづくしのカレーです。おいしさのポイントはトマトの酸味。夏のトマトを使って見た目も真っ赤でとてもきれい、冷やしても意外なおいしさですよ」(販売期間は未定)
6.ヨーグルトカレー
「ヨーグルトをベースにしたヘルシーなカレーです。ヨーグルトならではの酸味が効いているので、食欲のないときにも召し上がりやすいです。ひよこ豆のパウダーと、玉ねぎのパコラ(インドの天ぷら)を入れてどうぞ」(販売期間は未定)
日本の旬の食材をアーユルヴェーダで料理
シターラ ティアラは、日本で初めてのインディアン・デリカテッセン。インドの5つ星ホテルで修行した一流の料理人たちが、冷めてもおいしく食べられるレシピを開発しています。 「人気メニューBEST3は、バターチキンカレー、スパイシーチキンカレー、タンドリーチキン。これら代表的なメニュー以外に、日本の旬の食材を使った料理も用意しています。ソラマメやサヤエンドウ、インドでは食べないタコを使ったお惣菜もあるんですよ。これからも、アーユルヴェーダと日本食材のマリアージュを紹介していきます」
季節に合わせて調理されたインド料理の数々を、手軽に楽しめるシターラティアラ。どんな料理が登場するのか、まめにチェックすれば思いがけない出会いがあるかも。 ぜひ、コーシク店長にその日のオススメを聞いてみてください。もちろん、日本語はペラペラなのでご安心を。
出身地はデリーで、日本に来て18年目。 インド料理の幅広さと奥深さをより多くの人に知ってほしいと、いつも考えています。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=デリ エ ブーランジュリー/シターラ ティアラにてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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