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2015.04.27

in her pocket いつものあの味  第2回/辛酸なめ子さん

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許されるならば、ポケットに入れていつも持ち歩きたい、机や仕事場に常備しておきたい、そんな、いつものあの味を紹介するこのコラム。第2回目のゲストは独自の視線とセンスで社会現象を追ってきた漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さん。「自炊を全然しないので、デパ地下か成城石井でカラダができている」と話す辛酸さんにとって、三越伊勢丹の食品フロアもカラダにいいものを提供してくれる欠かせない場所だといいます。

1品目は、ひとつ食べれば大満足のインドのスナック

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そんなに量は要らないけどお腹が空いたときに満足できるお惣菜としてよく買うというのが、<シターラ>のインド風揚げ餃子「キーマ&チーズサモサ」だそう。 「エスニック系が好きで、迷ったらサモサを食べたりしているんですが、ここのサモサはチーズとひき肉の味のハーモニーとカリカリ感が楽しめるので、よく購入して帰って、オーブンで温めて食べています。ギリギリ300円代(361円/税込)というのも嬉しいですね」と語ります。

2品目は、セレブ系友人のパーティで出会った人気パティスリー

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期間限定パッケージは桜の季節らしいピンク(4月限定、時期により変更があります)

2品目は、友人のホームパーティでそのおいしさを実感したというパティスリー<ノワ・ドゥ・ブール>の人気の味。いつも店頭に列ができていて気になっていたものの、お店には行けてなかった辛酸さん。友人が手土産に持ってきた「フィナンシェ」の味に、このお店の底力を見たそうで……。 「フィナンシェって簡単に大量にできそうなので片手間に作ってるのかなと思ってたんですけど、質感がしっかりしていて、そのできたてのおいしさに驚いてお店に行ってみたくなりました」

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そして足を運んだ<ノワ・ドゥ・ブール >。併設された厨房で手作りされた焼きたてのお菓子やケーキが並ぶショーケースのなかで、辛酸さんがもっとも惹かれたのがフレッシュレモンを使った「レモンのケーキ」でした。子どものころに近所で親がよく買ってきた思い出から、いまでもレモンケーキを見つけるとついつい買ってしまう習慣があるようです。<ノワ・ドゥ・ブール>の「レモンのケーキ」のお味はいかがだったのでしょうか。 「生地のふわふわ感と甘酸っぱいアイシングのコーティングが絶妙で、埼玉では食べたことがないオシャレに進化した味でした。ウッディなお店の雰囲気から洗練されたデザインの包装までとても素敵で、やはり女性に人気の店はきちんとブランディングされていると感じました」

アジア発・ヘルシースイーツが、3品目にランクイン

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プリン系が好きで頻繁に食べていた辛酸さん。あるとき占い師から「プリン系のスイーツを食べ続けていると膀胱炎になる」と予言され、プリンを食べるのをずっと控えていたそうなのですが、先日その呪縛からすり抜けられそうなプリン系スイーツを発見したのだとか。それが、3品目の「アジアを旅する」東京発のスイーツブランド<リーポール>の「豆サラダと豆乳プリン」です。

「カラダに良さそうなのでこれなら豆腐だし平気かなと思い買ってみました。豆とフルーツもたくさん入っていておいしいだけじゃなく、豆乳で女性ホルモンが活性化されますし、大人の女性向けの波動の高いスイーツだなと思いました。これで終わりかと思ったら、グラノーラも付いてきてお得感もあります。おやつにもなりますし、グラノーラを入れれば朝食やランチにしても満足感がありそうです」

ストックスイーツで、仕事への煮詰まり解消!

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仕事柄、家での執筆作業が多い辛酸さんにとって、仕事で煮詰まってきたときにはやはりスイーツは必需品。手頃なお値段のものをストックしてあるそうで、大正時代から京都に残る、定番中の定番<阿闍梨餅本舗 京菓子司 -満月->の「阿闍梨餅」もストック要員のひとつ。1個108円(税込)という良心的な価格で、あっさり餡と生地のもちもち感が見事に調和した逸品です。

罪悪感を持たず、カラダにいいものを吸収する喜びを得られる場所

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辛酸さんにとって、伊勢丹新宿店の食品フロアは「高級な質の良いものを食べたいと思ったときに、求めているものが手頃な価格で手に入る場所」なのだそう。言われてみれば、今回チョイスしてくれた商品も、すべてひとつ500円以下の商品と意外とリーズナブルなものばかりです。 「全部揃えようと思うとそれなりに高くついてしまいますが、ちょっとしたお惣菜やスイーツだけなら、手頃な価格で購入できて、余裕のある心を得られます。それに、伊勢丹新宿店の食品フロアは、それぞれの店というよりフロア全体に統一感があるので、先入観なくランダムにお店を選んで楽しむことができますね。ショーケースの商品に惹きつけられてふらっと店に入って新商品を買うことも多いです。季節の催物コーナーは必ずチェックしますし、本館地下2階=ビューティアポセカリーにはよく行っていて、良質な水やグラノーラ、ハーブティーなどを購入しています」 生きていく上で絶対必要な食べ物だからこそ、なるべく罪悪感を持たなくていいようなカラダにいいものをおいしくいただくことでストレス解消したい、という辛酸さんの意見に大きくうなづく女性は多いはず。ちょっとした自分への贅沢が、多忙な連載執筆の日々を乗り切る秘訣なんですね。

 

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辛酸なめ子

漫画家・コラムニスト 1974年、東京都生まれ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。セレブやアイドル、芸能人たちに愛情を込めて吐く「ガーリーな毒」が幅広い年代の女性たちに人気を博す。近著に『諸行無常のワイドショー』(ぶんか社)、『なめ単』(朝日新聞出版)、『絶対霊度』(学研)などがある。2015年6月6日(土)から6月21日(日)まで、辛酸なめ子・中ザワヒデキによる2人展「n次元」をTETOKAにて開催。詳細はコチラ

文: 小川知子

写真/千葉亜津子
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本店地下1階=シターラ/ノワ・ドゥ・ブール/リーポール/阿闍梨餅本舗 京菓子司 -満月- にてお取り扱いがございます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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