2017.12.13
捨てたらもったいない! ネギの青い部分フル活用レシピ
長ネギの青い部分は捨てるもの……と思い込んでいたらもったいない! 白い部分に比べ、独特のクセがあるため敬遠しがちな食材ですが、実はそれを逆手にとって活かせるレシピがあるんです。伊勢丹新宿店フレッシュマーケットの鈴木理繪シェフが教えます!
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3つの持ち味を活かせば、美味しく使える!
「長ネギの青い部分は、①強い香りと辛み、②ねばり気、そして③鮮やかな色味の3つが持ち味。それを『独特のクセを活かす』という発想で捉えれば、とたんに優秀な食材になるんです」
【持ち味①】強い香りと辛みが料理のパンチに
「強い香りと辛みは、たんぱくな味わいの料理にはパンチを与え、濃い味付けにも負けません。油との相性も抜群です」
【持ち味②】ねばりのある食感が調味料とよく馴染む
「独特のねばり気もポイントです。特にみじん切りにすると、調味料によく絡みます」
【持ち味③】鮮やかな色味が映える
「濃い緑色が、料理の見た目を引き立てます」
卵の甘みと合う! 彩り鮮やかな「ネギの卵焼き」
材料(作りやすい分量)
- 長ネギの青い部分…好きなだけ
- 卵…3個
- 砂糖…3つまみ
- 塩…3つまみ
- 水…小さじ2
- サラダ油…適量
作り方
- ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、砂糖、塩、水と刻んだ長ネギを加えて混ぜる。
- 予熱した卵焼き器にサラダ油をしき、強火にかけてさらに熱する。卵液を1/3量を流し入れて全体に広げ、気泡を箸先でつついて潰す。
- 表面がうっすら固まってきたら奥から手前に2回に分けて折り、さらに2と同量の卵液を流し入れ、卵焼きを少し持ち上げて下にも卵液を流し入れる。
- うっすら固まってきたら3と同様に手前に折り畳み、さらに3回目の卵液を流し入れて折り畳む。取り出して、しっかり粗熱が取れてから切り分ける。
「今回は、以前ご紹介した『ふわふわで厚みのある卵焼き』の作り方をベースにしましたが、いつもの卵焼きにネギを加えるだけでもOKです。出汁巻きでも砂糖多めの甘い卵焼きでも、ネギの緑色がしっかり映え、香り・辛みが味わいのアクセントになります」
辛みと食感を活かした万能ダレ「ネギ味噌ダレ」
材料(作りやすい分量)
- 長ネギの青い部分…1本分
- 顆粒和風だし…ひとつまみ
- 味噌…大さじ2~3
- オリーブオイル …大さじ3
- 砂糖…小さじ1
作り方
- 長ネギはねばりが出てくるまで、細かいみじん切りにする。
- 顆粒和風だしを入れてなじませ、浸透圧でやわらかくなるまで5~10分ほど置く。
- 味噌を加え混ぜ、オリーブオイルを加え混ぜて乳化させた後に砂糖を入れ、再びしっかりかき混ぜてできあがり。
「ネギは顆粒だしとなじませたあと、少し時間を置くのがコツ。ネギのうまみが引き出され、色味もより鮮やかになります。できたタレは、冷奴や温豆腐はもちろん、お肉料理とも相性抜群です。パスタと合わせても。ビネガーを入れれば、ドレッシングにもなりますよ」
マイルドなバター、磯の香りとも相性抜群! 「ネギとじゃこのパスタ」
材料(1人分)
- 長ネギの青い部分…1本分
- スパゲティ…80g
- バター…20g
- じゃこ…20~30g
- 生姜(みじん切り)…小さじ1
- レモン(くし形切り)…1つ
作り方
- 鍋にたっぷりの湯を沸かして塩少々(分量外)を入れ、パスタをゆでる。長ネギは斜め切り、または小口切りにする。
- フライパンを熱してバターを溶かし、じゃこが色付きカリッとするまで強火で炒める。
- 2にみじん切りにした生姜と長ネギを加え、パスタのゆで汁をおたま2杯分入れる。
- ゆで上がったパスタを3に加えて手早く混ぜ、皿に盛りつける。食べる直前にレモンを絞る。
「ネギは炒めすぎると色も食感も悪くなるので、さっと油が馴染むくらいがちょうどよいです。ネギ特有の香りと食感が、じゃこの塩気、マイルドなバターと相性抜群です」
目からウロコの絶品長ネギの青い部分活用レシピ。どれも驚くほど手軽です。
「長ネギの青い部分独特の香り、辛み、食感、色味を最大限生かすには、新鮮なうちに使うというのが美味しさの一番のポイントです」
これまで知らなかった長ネギの新たな魅力に、きっと驚くはず!
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商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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