2017.10.15
【クラフトビール飲み比べ】ピルスナー? ペールエール? IPA? “違い”がすぐわかる早見表
ペールエール、IPA、ピルスナー……、クラフトビールの各スタイルの特徴、なかなか覚えられない、ピンとこない、というビールファンも多いのではないでしょうか。そこで、なかでも有名な銘柄を例に、代表的な6スタイルの特徴をあらためてまとめてみました。ボトルのイメージとともに、「ペールエール? あ、あのビールの味か」と、お店で選ぶ際の参考にしてください!
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【スタイル①】さわやかな喉越しの「ピルスナー」
代表銘柄:<湘南ビール>「ピルスナー」
色 | 淡めの黄金色 |
---|---|
苦味 | スパッとキレのある苦味(ただし苦みの強さは銘柄による) |
香り | すっきり爽やかな麦芽の香り |
発祥国 | チェコ |
日本の大手ビールメーカー各社の代表的なスタイルで、日本人が飲みなれた味。よく冷やして、爽快な喉越しを楽しむスタイルです。
さわやかさに加え、豊かな香りも備えた<湘南ビール>の「ピルスナー」
ピルスナーらしい軽やかなホップの苦味が立ちながらも、麦芽の香ばしさも備えた1本。モルト本来の甘みが絶妙なバランスを織りなしています。
<神奈川県/湘南ビール>ピルスナー(300ml) 540円(税込)
【スタイル②】苦み、香りが繊細な「ペールエール」
代表銘柄:<常陸野ネスト>「ペールエール」
色 | 赤褐色のものが多い(なかにはピルスナーのような黄金色もある) |
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苦味 | 銘柄によって異なる |
香り | 麦芽の香ばしさ、ホップの華やかな香り(ピルスナーに比べ、複雑な香り) |
発祥国 | イギリス |
パブの定番スタイル。飲みなれたピルスナーに比べると、苦みや香りに奥深さを感じます。冷やして飲むピルスナーとは異なり、10〜13℃程度の温度で、繊細な香りを楽しむのがおすすめです。
香ばしさと華やかさが調和する<常陸野ネスト>の「ペールエール」
フクロウラベルの<常陸野ネスト>は、日本のみならずアメリカなどの海外でも人気の高いメーカー。「ペールエール」は、本場英国式の方法で醸造。アロマホップの華やかな香りと、繊細な苦みが特徴です。
<常陸野ネスト>ペールエール(330ml) 411円(税込)
【スタイル③】強烈な苦味がインパクト大!「IPA」
代表銘柄:<箕面ビール>「W-IPA」
色 | 銅のような明るめの琥珀色 |
---|---|
苦味 | ガツンとくる強烈な苦味 |
香り | 濃厚なホップの香りに加え、柑橘系の爽やかな香りも |
発祥国 | イギリス |
IPA=インディア・ペールエールで、ペールエールの一種。非常に強い苦味に加え、味わいも辛口で、インパクトの強いスタイルです。
落ち着いた苦味で飲みやすい<箕面ビール>の「W-IPA」
王冠についた『おさる』のマークが印象的な<箕面ビール>の「W-IPA」。一般的なビールの倍以上の麦芽とホップを使い、濃厚な苦味を表現しています。カスケードホップの柑橘系アロマが絶妙なバランスで、初めての人でも飲みやすい1本。
<箕面ビール>「W-IPA」(330ml) 594円(税込)
【スタイル④】香り高くマイルドな「ホワイトビール」
代表銘柄:<常陸野ネスト>「ホワイトエール」
色 | 白い靄がかかったような薄黄色 |
---|---|
苦味 | 苦味は弱く、優しい味わい |
香り | コリアンダーなどの香辛料が使われ、個性的な香り |
発祥国 | ベルギー |
ベルギースタイルの「白ビール」。一般的なビールの原料である大麦ではなく小麦で作られます。苦味はマイルドで、なめらかな口あたりが特徴です。
香りは個性的、でも味わいは優しい<常陸野ネスト>の「ホワイトエール」
国内外で人気の<常陸野ネスト>の「ホワイトエール」。香り付けにコリアンダーやオレンジピールなどを加えることで、個性的な香りを表現しつつ、小麦により穏やかな味わいに仕上げています。
<常陸野ネスト>ホワイトエール(330ml) 400円(税込)
【スタイル⑤】バナナのように濃厚。「ヴァイツェン」
代表銘柄:<富士桜高原麦酒>「ヴァイツェン」
色 | 白い靄がかかったような薄黄色 |
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苦味 | ほとんどなし |
香り | バナナを思わせるフルーティで濃厚な香り |
発祥国 | ドイツ |
ドイツスタイルの「白ビール」の1つ。原料の50%以上が小麦。華やかな香りと、まろやかな味わいが特徴で、ビールが苦手という人にもおすすめできるスタイルです。
バナナのような甘い香り。<富士桜高原麦酒>の「ヴァイツェン」
山梨県河口湖の良質な軟水を使いビールを醸造する<富士桜高原麦酒>の「ヴァイツェン」。苦味がほとんどなく、フルーティな香りと滑らかな舌触りは、ヴァイツェンスタイルを代表する1本です。
<富士桜高原麦酒>「ヴァイツェン」(330ml) 476円(税込)
【スタイル⑥】スモーキーな個性派「ラオホ」
代表銘柄:<富士桜高原麦酒>「ラオホ」
色 | 濃い茶色 |
---|---|
苦味 | 弱め |
香り | ブナの木をスモークした燻製香 |
発祥国 | ドイツ |
燻製させた麦芽を原料とし、スモーキーな香りが最大の特徴。食中酒に向いており、特にスモークサーモンなどの燻製食品などとの相性は抜群です。
完成度が高く、和食とも相性のよい<富士桜高原麦酒>の「ラオホ」
<富士桜高原麦酒>の「ラオホ」は、ブナのチップで麦芽を燻製して、モルトにスモークフレーバーを閉じ込めた「燻製ビール」。グラスに注いだ瞬間に広がる清々しい燻製の香りと、やさしい甘みが味わえます。燻製食品はもちろん、かつおのたたきなどともよく合います。
<富士桜高原麦酒>「ラオホ」(330ml) 476円(税込)
好みのスタイルは見つかりましたか? 代表的なスタイルを理解すれば、クラフトビールの世界がもっと広がるはず。まずはお気に入りのスタイルを1つ覚えるところからスタートしてみてください。
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商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/和酒にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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