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2017.10.30

フレッシュさと食感が違う! スタイリスト絶賛の「南仏オリーブ」とは

ムーラン・デュ・カランケのオリーブのイメージ

「食べ始めると止まらない、瓶入りオリーブがあるんです」と伊勢丹新宿店のスタイリストがこっそり教えてくれたのは、<ムーラン・デュ・カランケ>の塩水漬けオリーブ。

入荷してもすぐに売り切れてしまうという、知る人ぞ知る一品なんだそう。ふつうの瓶詰めオリーブと、一体何が違うのでしょうか……?

食べればわかる! フレッシュ感とコリッとした食感

一般的なオリーブとムーラン・デュ・カランケのオリーブを比較した様子

このオリーブがすごいところは、コリッとした食感とフレッシュな香り、うまみの強さなんだとか。

瓶から取り出してみると、色はつやつやと青みがかったグリーン、形は丸みを帯びてぷくっとハリがあるのがわかります。

「日本で流通しているオリーブは、イタリアやスペイン産がほとんど。でもこのオリーブはあまり見かけない南仏プロヴァンス産なんです」と教えてくれたのは、<ムーラン・デュ・カランケ>のオリーブを輸入している、有限会社エーイーエスジャポンの白水寿一さん。

その美味しさが一線を画しているのは、丁寧な製法にヒミツがあるといいます。

 

どこが違うの? フレッシュな美味しさを生み出す、3つの製法とは

【製法1】完熟前のグリーンオリーブをひと粒ずつ手摘み

<ムーラン・デュ・カランケ>のオリーブは地中海の温暖な気候のなか、自家農園で無農薬栽培されています。6月中旬に果実がなり始め、9月にはぷっくりと成熟します。実がグリーンのフレッシュなタイミングで、ひと粒ずつ美しくハリのあるものだけを選定し、手作業で収穫しています。

収穫したばかりのグリーンオリーブ

成熟するまえのフレッシュなグリーンオリーブの実は、油分が少なめでさわやかな味。成熟していくにつれ、紫色から黒色へと変化する。

「この製法を守っているのが、代々農業を営んできたジルとアンヌの兄妹。彼らは衰退していた伝統的なオリーブ栽培を復興させた、地元産業の立役者なんです。その丁寧な仕事ぶりは、オリーブ製品のコンクールで金賞を受賞するなど、国内外で高く評価されています」

ムーラン・デュ・カランケの創業者、ジルとアンヌ兄妹

【製法2】新鮮なうちに塩漬けにし、半年かけてじっくり渋抜き

グリーンオリーブの実は収穫してから24時間以内に塩漬けにされ、なんと半年もの時間をかけてゆっくり「渋抜き」されます。苛性ソーダという化学薬品に漬けて、1週間ほどの短期間で渋抜きする方法が主流のなかで、<ムーラン・デュ・カランケ>がナチュラルな渋抜き製法にこだわり続けるのは、「オリーブのフレッシュな美味しさを届けるため」という強い信念ゆえ。

ムーラン・デュ・カランケのオリーブを容器に出したイメージ

オリーブの実は生のままだと渋みが強くて食べられないので、「渋抜き」は欠かせない作業。渋抜きがうまくいくと、美しい緑色に仕上がる。失敗すると黒みがかってしまう。※この画像はイメージです

【製法3】種を残すことで、フレッシュなうまみを届ける

渋抜きが終わったオリーブは、新しい塩水に漬けて瓶詰めにされます。瓶詰めのオリーブには「種なし」タイプ(=種を抜いて赤ピーマンを詰める)もあるなかで、<ムーラン・デュ・カランケ>のオリーブは「種あり」タイプ。

「種の周りこそ、オリーブの深いうまみが味わえる部位。丹念に育てたオリーブの実の美味しさに自信があるからこそ、種を残しているんです」

ムーラン・デュ・カランケの瓶詰めオリーブを割って、種を見せている様子

ナッツのような深いうまみ! これがフレッシュなオリーブの美味しさだった

ムーラン・デュ・カランケのオリーブ(緑)ナチュール

<ムーラン・デュ・カランケ>オリーブ(緑)ナチュール 175g 1,647円(税込)

こだわりの製法を思い浮かべながら、オリーブを味わってみると、ナッツに似たあまり食べたことのないうまみにハッと驚きます。じわっと口に広がるミルキーな香りも、フレッシュなオリーブならではの美味しさなのでしょう。やさしい塩加減がほどよくオリーブの甘みを引き立てていました。

オリーブのラインアップは数種ありますが、シンプルな塩水漬けの「ナチュール」がいちばん人気。入荷すると、すぐに売り切れてしまいます。

ムーラン・デュ・カランケのオリーブ(黒)ピストゥ風味、オリーブ(緑)エルブドゥプロヴァンス仕立て

左から<ムーラン・デュ・カランケ>オリーブ(黒)ピストゥ風味、オリーブ(緑)エルブドゥプロヴァンス仕立て。ともに175g 1,647円(税込)

ほかに、プロヴァンスの伝統的な調味料(=ガーリック、バジル、オリーブオイル)に漬けた「ピストゥ風味」や、さわやかな香りのハーブと漬け込んだ「エルブドプロヴァンス仕立て」をラインアップ。

1瓶にたっぷり入っているので、みんなで集まるパーティに、手土産として持っていけば自慢できそうです!

 

文: 松本いく子

写真:安田裕(ヤスダフォトスタジオ)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。

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