2017.09.09
バイヤー厳選! 今の京都を代表する王道&新定番の漬物5品
京都の漬物文化には長い歴史があり、お土産の定番。それだけに数多の店から「これ」と選ぶのは難しいものです。そこで、ジェイアール京都伊勢丹で老舗・名店の味を担当する光辻裕子さんに、一度は食べておくべき外さない漬物を教えてもらいました! しかもすべてオンライン購入できるのがうれしいところ。
創業200余年の老舗から気鋭の新顔まで、今の京都を代表する5つの漬物をご紹介します。
京都土産の新定番! 香ばしい<楽味京都>半割大根 ごま
ジェイアール京都伊勢丹のみで創作漬物を展開する<楽味京都>。ラインアップの中で特に「半割大根 ごま」は、地元・京都の人々の間でもクチコミで人気を呼んでいる半割大根の漬物です。
「秘伝の調味液に3度も漬けてうまみを染み込ませた大根の、表面を覆うように白ゴマをたっぷりまぶしたもので、ジェイアール京都伊勢丹の漬物みやげの新定番。ご年配の方からお子さまと幅広く好まれています。香ばしいごまの風味と大根のポリポリとした食感がたまりません。このハーモニー、ぜひ一度味わっていただきたいです!」
2年の漬け込みがうまみを引き出す<田中長奈良漬店>うり
創業は江戸時代の後期という歴史ある<田中長奈良漬店>の看板商品は「うり」。素材を塩漬けすることからはじまり、酒粕とみりん粕で下漬け、中漬け、上漬けし、できあがりまでに2年以上も要するのだとか。
「丁寧な手仕事でうりを漬けた、ほんのり甘い奈良漬です。奈良漬の独特な風味が苦手な方でもお召しあがりやすい、まろやかな味。そのまま食べてもシャキシャキしていて美味しいのですが、クリームチーズをのせてピンチョス風にすればワインにぴったり。細かく刻んでマヨネーズやハムと和えてパンに挟む食べ方もおすすめです」
白味噌の甘さがクセになる<赤尾屋>繭味大根
たっぷりの白味噌に浸った<赤尾屋>の「繭味大根」。京都・三十三間堂の近くに元禄12年(1699年)から店を構える老舗漬物店が、製法を変えずに作り続ける味です。
「大根を利尻昆布で丹念に漬け込み仕上げた『こぶ大根』を、京都産の白味噌と糀とで1ヵ月以上も漬けるという手間のかかった京漬物です。ぜひ厚めに切ってしっとりした食感と甘さを楽しんでください。まわりの味噌は洗わずにそのままいただく方が、ごはんが進みます」
ゼリーみたいにジューシーな漬物<初代 亀蔵>柚子とまと
老舗漬物店で修行した職人が独立し、創作の漬物作りに精を出す<初代 亀蔵>。「これも漬物になるの?」というさまざまな野菜が職人の手にかかれば、新感覚の京漬物に。その中でも驚きはトマト!
「甘酢に漬けたトマトに柚子の香りをきかせた、デザート感覚のお漬物です。ジュレ状の漬け汁と一緒に食べると、トマトのさわやかな甘みがジュワッと口に広がります。お漬物として食べるだけでなく、サラダやパスタに合わせるアレンジ方法もあります」
細切りのコリコリ感と薬味を楽しむ<東山八百伊>懐石たくあん
京都では、伝統的な茶懐石で供される、細切りにした漬物を「かくや」といいます。<東山八百伊>のこちらは、たくあんを「かくや」風にアレンジしたもの。
「3年もののひねたくあんと、ごま、青じそ、しょうがを和えた、<東山八百伊>オリジナルのお漬物です。コリコリとした歯触りとさわやかな風味が日本酒のおつまみにぴったり。しょうがの皮むきからすべて手作業のため大量生産できない商品で、通の方は見つけ次第、お買い求めになります」
漬物はごはんのおかず、箸休め、お茶請けに、お酒の肴に……と食卓で活躍してれくれるアイテム。京都の名店のこだわりが詰まった品を自宅に取り寄せて、ご賞味あれ。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、ジェイアール京都伊勢丹地下1階=老舗の味にてお取扱いがございます。
また、ジェイアール西日本伊勢丹オンラインストアでもお取り扱いいたしております。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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