2015.04.10
ぽたっ…ぽたっ…。1秒に1滴しか採取できない、プレミアムな楓のシロップ
とても生産量が少なく、まさにプレミアムな逸品なんですよ。
山形で生産される、楓糖(ふうとう)。日本では、古くから山の民に親しまれてきた、楓(かえで)の樹液から作られるシロップです。
それを製品化したのが「楓の雫」(写真1枚目)。ナチュラルな食材として、ホットケーキはもちろん、お料理やお菓子づくりの砂糖の代用品に、子育て世代の筆者も気になるアイテムです。
はじまりは一軒のログハウス
銘木「金山杉」の産地として知られる山形県最上郡金山町。そのなかでも、もっとも山奥にある小さな集落に、ログハウス<暮らし考房>があります。
かつてより農林業離れが著しく、人々が地元を去って行くという現象が各地の農山村で起こっていました。オーナーの栗田和則さんご夫妻は、「ここにしかない暮らしというものをみんなで一緒に考えて、創造していこう」との想いから平成5年に<暮らし考房>をはじめたそうです。
一緒に考えるから「工房」ではなく「考房」なのだとか。そんな<暮らし考房>の栗田さんご夫妻やそのご家族が採取し、製造しているのが「楓の雫」なのです。
1秒間に1滴、2週間限定でいただく「木の命」
古くから同地区に言い伝えられている言葉「2月泣きイタヤ」。雪どけ前の旧暦2月、イタヤカエデに傷をつけると、1秒間に1滴ずつ、ぽたりぽたりと涙のように、甘い樹液をたらすことがいわれだとか。栗田さん一家は毎冬、このイタヤカエデの樹液を集めるために、右写真のように雪山を登り降りしています。
しかも、それが採取できるのは、新月から満月の間、たった2週間だけ。「楓の雫」は、このわずかな期間に採取される、まさにプレミアムなシロップなのです。
そのシロップのやさしい甘さを活かした「楓の雫 楓花」(50ml/1,620円)。そして、少し煮詰めて、甘みを深くした「楓の雫 楓香」(50ml/1,944円)の2種類。
お好みの1本を自分へのご褒美に、ギフトセットとして大切なあの人に贈ってみてはいかが?
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリー/クインビーガーデンにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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