2016.08.31
星付きシェフも夢中!? TAKEI FARMのサプライズ野菜を実食レポート
アーティチョークやルバーブなどの西洋野菜や、変わり種ハーブを数多く栽培しているTAKEI FARM。なかにはまだ日本でほとんど知られていないような珍種野菜もあり、一流シェフの間でもファンが増殖中だとか。そこで、年々進化を遂げるTAKEI FARMに2016年の初夏に訪れました。今後ブームが起きそうな注目野菜を、いち早くチェックします!
発見! カレー風味のハーブに、バナナのように皮がむけるカブ
珍種野菜を探し求めて農場内を見回していると、なんだか嗅ぎ覚えのある美味しそうな香りが……。
「これはカレープラントです」と言ってTAKEI FARMの代表・武井敏信さんが差し出してくれたのは、小さな一片のハーブ。恐る恐る改めて匂いを嗅いでみると……やっぱりカレーだ! 信じられないくらいはっきりとカレーライスの匂いがしました。
カレーそのものの仕上げに散らしても、料理の意外な風味付けに使っても面白いんだそう。
次に、「新品種はこのサラダカブです」と見せられたのは何の変哲もなさそうな赤カブ。ところがこれ、皮がとてもやわらかく、バナナのように手でむいて食べることができるんです! 4つに割ったカブの皮をつまむと、確かにペリッとはがれて楽しい!
味は甘くてジューシーでおやつにぴったり。むいた皮もカリカリとした食感が楽しく、全部食べてしまいました。
甘みたっぷり! イタリア原産のアスパラにそら豆
イタリアの野生種である「アスパラガスセルバチコ」は、山菜のようなほろ苦さとプチプチした食感が特徴。もちろんアスパラのジューシーさも楽しめ、流通量が増えればこれから人気となること間違いなしの注目野菜のひとつです。
また、こちらの豆は一見普通のそら豆。でも実は、生で美味しく食べられるんです。品種名は「ファーベ」。通常のそら豆に比べて独特の香りが少なく、みずみずしい! 苦手な人でも美味しく食べられそうです。
これは、なんの花? 実は食べられるあの野菜の花
色とりどりの花がそこここで開花する初夏の農園でも、特にかわいらしい形をしたこの花(上記の写真左)。実は大根の花なんです。もちろん食べることができ、ピリッとした辛味はまるで大根おろしのよう!
ニラの花も最盛期を迎え、あの独特の匂いからは想像できない可憐な花を咲かせていました(上記の写真右)。もちろんしっかりニラの味です(笑)。中華風にサッと炒めるだけではなく、おしゃれなフレンチの飾りに使うのがおすすめなんだそう。
そしてこちらの鮮やかな紫の花は、最近エディブルフラワーとして注目を集めているセージ。葉と同じようにスーッとする香りがしました。
野菜の数だけ食卓が豊かに
日本ではまだ見ぬ品種を試行錯誤を繰り返しながら栽培し、野菜の新たな価値や魅力を追い求め、育てるTAKEI FARM。その野菜の数だけ、家庭やレストランのテーブルを豊かにしています。
食だけでなく生活そのものまで発見に満ちたものにしてくれそうなサプライズ野菜に、あなたも出合ってみませんか?
武井敏信
TAKEI FARM代表。「心動かす野菜」をコンセプトに、西洋野菜やミニ野菜の生産に取り組んでいる。多くのレストランシェフ、料理研究家の信頼を集め、テレビ、雑誌などでも多く取り上げられる注目の存在。
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