2016.06.08
1本3万円以上!? 一生に一度は味わいたい! 世界一高価なオリーブオイル
流麗な白磁に、シンプルなロゴをあしらったこのボトル、何だと思いますか? 化粧品? 香水? いいえ、実はこれ、オリーブオイルなんです。
そのお値段、驚くなかれ、458gでなんと32,400円……!
『世界一高価なオリーブオイルのひとつ』といわれるこの製品の名前は、「エル・ミル・デル・ポアイグ」。スペインでとれる超特別なエキストラバージン・オリーブオイルです。いったい何が特別なんでしょうか? その魅力を、輸入元である株式会社 丸十の加藤孝保代表取締役に聞きました。
①樹齢1,000年以上のオリーブの木からのみ採取
「エル・ミル・デル・ポアイグ」が無二のオイルである秘密は、まず原料となるオリーブのなる木にあるそう。
「このオイルが採取できるのはスペイン地中海東岸のエル・マエストラト地方に育つ437本のオリーブの木に限定されているんです。珍しい野生のファルガ種で、しかも、すべてが樹齢1,000年以上。中にはなんと樹齢3,000年近くになるものもあるといわれているんですよ」(加藤さん)
3,000年前……というと、ローマ帝国建国よりも以前の話。ローマ人もこのオリーブオイルを食していたかもなんて、なんだかロマンも感じられます。
「年間の生産量は2,000本程度しかできません。そのため、大変希少なオリーブオイルとして取引されているんです」
②鮮度と品質を保つため、すべて空輸で届けられる
そんな希少なオリーブオイルは、鮮度と品質を保つために並々ならぬ工夫が施されています。
「プレミアムなオイルのほとんどがそうであるように、製造行程は原料のオリーブをまだ実がグリーンのうちに早摘み、低温抽出した後、樽詰めし保管されます。さらにこだわりどころはここからで、品質の劣化を防ぐため注文を受けた後にボトリング。日本への輸入は通常の海路だと赤道を通り熱にあたってしまうので、すべて空輸しています」(加藤さん)
③保存性と美しさを兼ね備えたボトルデザイン
こだわりはオイルのクオリティだけにとどまらず、パッケージにも。キッチンに飾ればそのままインテリアにもなりそうな美しいボトルデザインが、ほかにはないオイルの価値をさらに高めています。
「スペインのデザインスタジオ、CuldeSac™がデザインしたボトルが、従来のオリーブオイルの常識を覆す洗練された雰囲気を醸し出していますよね。白磁のボトルは見た目だけじゃなく、品質の保存性を高めるためのものでもあります。さらに注ぎ口は漏れを防ぎ、オイルが戻りやすいよう設計されているんです」(加藤さん)
洗練されたデザインには、オイルをただ毎日の料理に使うだけでなく、陶器の注ぎ口を流れる黄金色の色合いやテクスチャー、注がれるリズムも楽しんでほしいという思いも込められているそう。
ハンドメイドの木箱に大切に保管された状態で手元に届くので、さらにプレミアム感が高まります!
プレミアム過ぎるオイル、気になるお味は?
「まずはハーブなどの爽やかさと、ドライフルーツのようなほんのりした甘みのある香りが感じられます。口に含むとファルガ種特有の『軽くて甘い』というファーストインプレッションから、徐々にグレープフルーツや木いちごなどの苦みやスパイシーさも混じった複雑な味わいに。個性もありながら、まろやかなそのバランスに驚かれると思います」(加藤さん)
たった458gの貴重なオイル、どう食べるのがおすすめなんでしょうか?
「どんな料理にも合いますが、やはりオイルそのものの味を楽しめるよう、サラダやパンにつけて召し上がっていただくのがおすすめです。塩を控えめにすると、よりオイル本来の味わいが引き立ちます。現地ではトルティージャ(スペイン風オムレツ)にかけて味わう食べ方もあるそうですよ」(加藤さん)
希少なオイルは、ちょっと食いしん坊で大切な人へのプレゼントにもピッタリ。もちろん、自分で心ゆくまで堪能してもいいですね!
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