2016.06.14
【決定版】ひと口で違いがわかる! 初心者向きウイスキー4選。初めて飲むならコレがおすすめ!
どこかラグジュアリーで奥深いイメージのあるウイスキー。
「スモーキー」「シェリー樽」なんて、聞き馴染みのない言葉が多くて、説明を受けながら飲んでも違いがよくわからないものです。また、いざウイスキーを買っても、味が好みと違った場合には飲みきるのがちょっと大変。
そこで、初めての人でもはっきりと味の違いがわかる、ビギナー向けの銘柄を、伊勢丹新宿店で洋酒を担当している富山晃貴子さんに聞きました。
「スモーキー」を初体験するのに最適な1本
ウイスキーの世界では「スモーキー」と表現される、燻製のような香ばしさが特徴の「ボウモア12年」。スコットランドのアイラ島に現存する最古の蒸留所で作られる銘柄です。
「スモーキー」な香りは、強すぎると苦手な方も多いのですが、「ボウモア」は、控えめで上品な仕上がり。この香りを初体験するには最適な1本と言えるでしょう。
「飲み方としては、ハイボールがおすすめです。香りがより広がり、味わいの特徴が際立ちます。香ばしい香りに負けない、クセのあるチーズと相性抜群です」
豊かな甘みと香りで、杯がどんどん進む
2本目は、バニラのようなクリーミーな香りと、レーズンに似たフルーティな味わいを楽しめる、甘みの強い「グレンドロナック12年」。
スコットランドのハイランド地方で伝統的な製法で作られるこの銘柄。ワインの一種であるシェリー酒を製造・貯蔵するのに使う酒樽、いわゆる「シェリー樽」で熟成されています。この熟成により芳醇な甘みを備えているので、ウイスキー独特のスモーキーな香りが苦手な人にも飲みやすい1本です。
「ウイスキーは少量の加水で味がパッと変わるので、ちょっとずつ水を加えて味の変化を感じながら飲んでください。自分好みの割り具合を探すのもウイスキーの醍醐味のひとつですよ」
ウイスキーの魅力を凝縮! まさにビギナー向きの味
続いての「グレンモーレンジィ オリジナル」は、スモーキーさとフルーティさのバランスの良い香りと、やさしい甘みを両立した1本。
ウイスキーの本場・スコットランドでもっとも背の高い蒸留器を使い、軽く、純度の高い蒸気のみを抽出することで、ウイスキー本来のピュアな味わいを表現しています。
「ウイスキーの魅力がバランスよく凝縮されたこの銘柄は、割らずにストレートやロックで飲んでいただきたいですね」
ほんのりとした塩気、ドライな味わいがクセになる!
最後は、甘みよりも塩気が強く、ドライな味わいが個性的な「スプリングバンク10年」。スコットランドのキャンベルタウン地方で作られるこの1本は、港街に蒸留所があり、潮風が吹く中で熟成されるという独特な環境から、この個性的な味わいが生まれるそう。
「この銘柄が持つ個性をもっとも楽しむにはストレートがおすすめです。この塩気は、意外と和菓子などとも相性がいいですよ」
ウイスキーの深淵なる世界へと踏み入るきっかけに、この4銘柄を飲んでみてはいかがでしょう。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=グランド カーヴにてお取扱いがございます。
伊勢丹のワイン・洋酒サイトGrande Cave Onlineでは、オンラインショッピングをはじめ、プロモーション・イベント情報など、旬なワイン情報をお届けしています。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング