2016.02.14
果物を切って干すだけ。自家製「ドライフルーツ」の作り方
空気が乾燥すると風邪をひきやすくなったり、肌や髪へのダメージが気になったりしますが、この気候が都合のいいこともあるんです。カラカラの空気を利用して、おうちで作れる美味しいドライフルーツのレシピを、フードコーディネーター菅野美香さんに教えてもらいました。
身近な果物を、切って干す
市販のドライフルーツは加糖されているものも多いですが、自家製すればフルーツ本来の甘みだけで作ることができます。ドライフルーツの作り方はとても簡単。薄く切って干すだけです。りんごや柿などはたくさんいただいたりして、つい余らせがち。そんなときにはぜひドライフルーツに。
繊維のやわらかいものは、スライサーでカット
りんごや洋梨はお好みで皮がついたまま、柿は皮をむいて、スライサーで薄くスライスします。
繊維のかたいものは、包丁で切る
パイナップルなど繊維の強いものは包丁で、繊維に沿って薄く切ります。
フルーツの干し方と、干し時間の目安
これをざるや網の上に重ならないように並べて干すだけ。二昼夜干せばだいたい出来上がります。この時期は室内も乾燥しているので、室内で干しても大丈夫です。干し上がったら、密閉容器などに入れて1週間ほどで食べ切ります。
フルーツ別の干し加減
①りんご
[切り方]
皮つきのまま薄くスライス
[干し加減]
縁が乾き、しっとりとした状態
[時間の目安]
2日間程度
②柿
[切り方]
皮をむいて薄くスライス
[干し加減]
縁が乾き、しっとりとした状態
[時間の目安]
2日間程度
③パイナップル
[切り方]
皮をむいて2〜3mmにスライス
[干し加減]
縁が乾き、しっとりとした状態
[時間の目安]
2日間程度
④レモン
[切り方]
皮つきのまま薄く輪切り
[干し加減]
皮がカリカリに乾いた状態
[時間の目安]
2日間程度
朝食が楽しみになる! ドライフルーツの美味しい食べ方
出来上がったドライフルーツは、料理に使うと一層美味しく食べられます。おすすめしたいのは、次の3つの使い方。
①刻んでグラノーラに入れる
グラノーラにお好みのドライフルーツをぱらぱらとトッピングすると、ヘルシーな甘みを加え風味もアップします。
②もっちり濃厚、まるで水切りヨーグルト
プレーンヨーグルトにドライフルーツを入れると、水分を吸ってふっくら戻り、ヨーグルトは濃厚に。前日の夜にヨーグルトにフルーツを入れておくと、翌日の朝食が楽しみに。
③クリームチーズでおしゃれなディップに
クリームチーズにレモン汁を加えて少し伸ばし、刻んだドライフルーツをたっぷり加えるとおしゃれなディップの出来上がり。クラッカーにのせたり、スティック状に切った野菜につけて食べたりと、ワインのおつまみにもなる一品にアレンジできます。
どのメニューも砂糖やはちみつで甘みをさらに加えると、子供でも食べやすい味わいに。ヘルシーなおやつとしてもおすすめです。切って干すだけの簡単ドライフルーツ、ぜひ作ってみてください。
菅野美香
フードコーディネーター、料理人。レシピ作成、スタイリングおよび調理を手がける。現在はケータリングなども展開。著書『おいしいものは家で作れる』(地球丸)、『アジアンサラダ』(ルックナゥ)ほか。
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