少人数、ヘルシー、冷凍がキーワード！2016年最新「おせち」トレンド

今年も早いもので残すところ約２ヵ月。お正月用の「おせち」を準備する時期になりました。

王道の和風から洋風、中華などさまざまな選択肢がありますが、各家庭の「ライフスタイル」に応じたおせちが用意されているのが近年の特徴のようです。

どれも魅力的で目移りしてしまいます……。そこで、多種多様な「おせち」に精通する、三越伊勢丹のおせちアシスタントバイヤーの宮内教行さん、日本橋三越本店和総菜アシスタントセールスマネージャーの滝沢航平さんに、2016年の「おせちトレンド」を聞きました。

どうやら、今年のトレンドは４つに分けられるようです。

トレンド１：夫婦で過ごすお正月に！ 「少人数用」のおせち

「おせちといえば、元日に実家に集まって大人数で食べるものでした。近年は、三が日も仕事という方や海外で過ごす方も増え、お正月の過ごし方が多様化。夫婦水入らずで過ごされる方も増えています。それに伴って、少人数用のおせちが人気です。また、来客など少人数のおもてなしにも便利ですね」（滝沢さん）

トレンド２：からだに優しい「健康志向」なおせちが登場

ここ数年、『健康志向』の方が増えてきたことから、からだ思いの彩り豊かなお祝い膳にも注目が集まっているのだとか。

「薄味でカロリーに配慮したもの、柔らかな食感のもの、そして食塩不使用のパックおせちなど、さまざまな方にご利用いただけるおせちが登場しています」（滝沢さん）

トレンド３：大人数で楽しめる「パーティ仕様」

おせちを食べるタイミングやシチュエーションにも近年変化が出てきている、と宮内さん。

「おせちは年明けに楽しむのが一般的でしたが、最近は大晦日にカウントダウンパーティを開き、そこに集まった家族や仲間たちと一緒に、大人数でおせちを楽しむ方も増えています」

トレンド4：三が日以降に楽しみたい人には「冷凍おせち」

年末年始は海外で過ごし、帰国してからおせちを食べたいという人もいます。そんなニーズに応えるのが『冷凍おせち』。

「冷凍庫で保存しておき、食べたいときに冷蔵庫で解凍すればいいので重宝されています。ここ数年は冷凍技術が進んでいるので味もかなりのものですよ」（宮内さん）

それでは、実際にこれらのトレンドが落とし込まれた「おせち」を紹介します。

見るだけでも楽しい2016「最新おせち」

＜日本橋三越本店＞

三つのお重に同じ料理を詰めた三客セット。夫婦で過ごすお正月や、少人数のおもてなしにぴったりです。

＜日本橋三越本店＞

女子栄養大学栄養クリニック監修の、薄味でカロリーに配慮したからだ想いのおせち。

＜伊勢丹新宿店＞

シャンパーニュの泡をイメージした特製の重箱に、日本料理が65品も入っている＜暗闇坂 宮下＞の五段重。奥深く丸みのある味わいのシャンパーニュとよく合います。

＜三越伊勢丹＞

最新の急速冷凍技術で、食材のおいしさをそのまま閉じ込めた『冷凍おせち』。和洋中それぞれの味を楽しめる三段重となっています。

お正月の過ごし方も十人十色。そして、お正月の過ごし方が多様化したことで、「おせち」もそのニーズに合わせて変化しているんですね。これなら自分に合った「おせち」もきっと見つかりそうです。

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