2015.09.23
長期保存? 一時保管? あなたにぴったりな「ワインセラー」選びのコツ
ワインに凝り始めると、まとめ買いをしたり、思わず衝動買いしてしまったりして、少しずつストックが増えていきます。そんなとき、「ワインセラー」を使ってみようかな、と思ったことはありませんか? とはいえ「熟成」させるほどでもないし……とお悩みの方も少なくないはず。実はそんな方にぴったりの、一時保管用に気軽に使えるもの、コンパクトなものなど、手が届くワインセラーがあるようなんです。
最新のワインセラー事情に精通している伊勢丹新宿店本館5階デザイン家電担当のスタイリスト・広瀬修さんに、家庭用ワインセラーの選び方についてうかがいました。
家庭用ワインセラーを使うメリットとは?
自身もワインセラーを使用しているという広瀬さん。「メリットはやはりワインの味。その差は飲んだ時にわかりますよ。ワインはデリケートな飲み物。劣化を防ぐためには温度管理が最も大切です。ワインの保存に適した温度は13~15℃程度。日本の一般的な住宅環境下では、1年を通してその温度を保てる場所はまずありません。せっかく買い集めたワインですから、状態よく保存し、美味しく飲みたいですよね。だからこそ、ワイン好きの方はぜひワインセラーの購入をご検討ください」
ワインセラー選びのポイント
① ワインの保存期間
ワインセラーを選ぶときに意識したいのがその使い方。「長期保存用」なのか、「一時保管用」なのかが、ひとつのポイントになるようです。
「ビンテージワインなどの熟成を目的に、長期間保存するための場所として使用したいのか、デイリーワインの一時的な保管場所にしたいのかによって、選ぶものが変わってきます。熟成目的なら、庫内の温度や湿度を厳密に管理する機能を設けたものを、そうでなければ、温度管理のみに絞ったリーズナブルなものから選ぶという手もありますよ」
② ワインの保管本数
さらに、庫内に入る本数や、家の中での置き場についても、あらかじめ検討しておく必要があると広瀬さん。
「小さいもので6本用くらいから、大型なものだと200本近く入るものまであります。初めて買う方におすすめしているのは、12~25本用くらいのサイズのもの。私は自宅に12本用があるのですが、意外とあっという間にスペースが足りなくなってしまうので、少し大きめくらいがちょうどいいと思います。さらに、家の中での置き場所も重要です。直射日光があたるような場所は避けること、また、コンプレッサー方式はどうしても音がしますので、寝室などに置く場合は注意が必要です」
ワインをどんな風に楽しみたいのか、今後どんなワインをストックしていきたいのか、それがワインセラー選びの最大の着目点になるようです。そこで、おすすめワインセラー3種を広瀬さんに教えてもらいました。
おすすめワインセラー3種
おすすめ① コンパクトなのに高機能!
「高さはおよそ40㎝、幅も26㎝と非常にコンパクトなので、キッチンやリビングなど、お好きな空間に設置できる点が魅力です。もちろん機能も充実していて、加温機能搭載により通年で温度管理・保管ができます。さらに、車のシガーソケットでも使用できるので、ちょっとしたパーティに持ち込むなんてこともできますよ」
おすすめ② 家庭でのデイリーユースにぴったり
「デイリーに飲まれる方にはスウェーデンのドメティック社製、7本用ワインセラーがおすすめです。安定した温度管理機能で安心してワインを保管できるのはもちろん、スリムでスタイリッシュな外観は、インテリアとしても空間を演出してくれますよ」
おすすめ③ 適切な庫内管理でワインの熟成が可能
「熟成目的なら、フランスのユーロカーブ社の製品がおすすめです。冷却と加温の両機能で庫内温度の安定を図ると同時に、適度な湿度も保ち、ワインにとって理想的な環境をつくりだしてくれます。店頭にあるのは182本用ですが、サイズは大小さまざまです」
このほかにも「用途や要望に応じてさまざまな商品を紹介できます」と広瀬さん。ワインセラー選びに迷ったら、ぜひ、伊勢丹新宿店本館5階のデザイン家電コーナーに足を運んでみてください。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館5階=パーソナルルーム/デザイン家電にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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