2015.09.13
コク深い味わいが勢ぞろい。その差に驚く! 枝豆ブランド5選
夏も終わりにさしかかった今、枝豆ってちょっと遅いのでは!? と思われた方が大半だと思います。
でも実は、夏の終わりから秋にかけて出回る枝豆は、甘みとコクが増して、夏とはまた別の美味しさなんです。
今回はそんな、残暑〜秋にこそ食べたい、味わい豊かな枝豆ブランドをご紹介。
まずは騙されたと思って、一度食べてみてください。同じく味わいが深い、クラフトビールなどと一緒にどうぞ。
バイヤーが選んだ、おすすめ枝豆5選
今回は、三越伊勢丹フードサービスの新宿店野菜担当バイヤー遠藤司さんにおすすめのブランドをセレクトしてもらいました。
「枝豆の品種は大きく分けて、「白毛」「茶豆」「黒豆」の3つ。ここからさまざまに派生して総品種では400品種にもなるといわれているようです。最近多く流通しているのは、中生種のサヤムスメ、湯上り娘、晩成種の秘伝などですが、今回は今の時期おすすめしたい5つを選んでみました」
①甘みが爽やか~「天狗印枝豆」
香りと甘みが爽やかな白毛豆。「濃厚な甘みの由来は、生産地の寒暖の差にあります。群馬県沼田地方、標高250m~700mの場所で作れられているため、格別な甘みが生まれるんです」。6月下旬~9月下旬の長期にわたり出荷される点も特徴の一品です。
②ゆでるだけで芳ばしさが漂う「黒埼茶豆」
香ばしい香りが特徴の、新潟市西区・黒埼地区の特産品種。ゆで上げたときから漂う、とうもろこしのような甘く芳ばしい香りにぜひ注目を。「甘みやコクも抜群で、ややかためながら食感も最高です」。
③豆のうまみが2粒に凝縮!「だだちゃ豆」
人気ブランドとして知られるこちらは、山形県庄内地方、鶴岡周辺の限られた地区で作られる在来品種。栽培する土地と種の相性が合わないと特有の風味が出ない、デリケートな品種でもあります。「さやには2粒しかはいらないものがほとんどですが、その分豆のうまみが凝縮されています」
④剛毛にはワケがある。「いたや毛豆」
9月下旬の約2週間だけ出荷される、希少な品種。「青森県津軽地方に受け継がれる在来品種です。ほぼ県内での消費でしたが、例年ピーク時の約1週間ほど伊勢丹でも販売しています。さや全体が茶褐色の剛毛におおわれているのが特徴で、甘さと大粒の豆から感じるコクは濃厚です。この時期になるといたや毛豆をお求めのお客さまから、お問い合わせが増えてきますね」
聞けば、本支店でほぼ1週間だけの販売にもかかわらず、リピーターのお客さまが後を絶たないんだそう。
⑤なめらかな食感から出るうまみ……「丹波篠山黒大豆枝豆」
兵庫県の黒大豆の在来種で、現在は黒豆を代表するブランド豆。
「黒豆を若い時期に収穫する、黒みがかった大粒の豆。柔らかな食感から出る『うまみ』は、とても深い味わいです」
きっと食べて損はない、秋の枝豆。夏の名残の期間限定の美味しさは、「食べたくなったらすぐに!」が、逃さないポイントですよ。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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