2023.02.11
【伊勢丹新宿店】関西風&関東風の桜餅2023。ひなまつりやお花見におすすめです!
春の訪れを実感させてくれる和菓子「桜餅(桜もち)」。ひなまつり(ひな祭り)やお花見にもぴったりですよね。実は桜餅とは、「関西風」の道明寺粉を蒸した餅生地の桜餅と、「関東風」の小麦粉を薄く伸ばして焼いた生地の桜餅(東京・向島の長命寺桜もちが発祥といわれる)という、東西で異なる2種類の桜餅があるのです。
そこで今回は、伊勢丹新宿店の和菓子コーナーで人気の<たねや>や<とらや>をはじめとする名店から、関西&関東のタイプ別の桜餅をピックアップ! それぞれのおすすめポイントを和菓子商品担当の佐伯さんに教えてもらいました。
まずは、道明寺粉を使った餅生地を味わえる関西風の桜餅からご紹介します。
【関西風①】つぶつぶ食感の餅となめらかなあんが好相性<鶴屋吉信>
京都・西陣に本店を構える<鶴屋吉信>の桜餅は、丸い餅を大きな桜の葉で包んだ正統派の意匠。道明寺の生地は、あえて大きめに残した道明寺粉の粒の食感&もっちりとした弾力が魅力で、きめ細やかな舌触りのこしあんとのコントラストも楽しいひと品です。甘さ控えめであっさりしたあと味なので、甘いものが苦手な方にもおすすめです。
※<鶴屋吉信>の「吉」の正しい文字は「土」の下に「口」です。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
【関西風②】餅、あん、桜葉の絶妙なバランスが◎<叶 匠壽庵あもや>
滋賀県発祥の和菓子店<叶 匠壽庵あもや>。こちらの桜餅も関西風の道明寺粉を使ったもので、もちもち、つぶつぶとした餅生地の食感が魅力! 生地に包まれたあんは、なめらかで口溶けのいいこしあん。塩漬けの桜の葉が餅とこしあんの甘さを引き立たせ、三位一体となった美味しさを味わえます。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
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【関西風③】珍しい白あん仕立てのやさしい味わい<たねや>
2022年10月に伊勢丹新宿店にニューオープンした<たねや>の桜餅は、薄紅色に染められた白小豆あんを道明寺生地で包んだ、関西風の中でも珍しい仕立て。口に運ぶと塩漬けした桜の葉がふわりと香るさくら餅。上品な香りとほどよい塩気が、お餅のやさしい甘さを引き立てます。ちょこんと添えられた桜の花に、春の訪れを感じるひと品です。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
続いて、やわらかな小麦粉を使った生地を使った関東風の桜餅をご紹介します。
【関東風①】ふくさ包みが目を引く大ぶりの桜餅<銀座あけぼの>
<銀座あけぼの>の桜餅は、白玉粉を使ったふんわりしっとりの生地で、北海道産小豆を炊いたこしあんをふくさ包みにした関東風。伊豆半島産の桜葉とてっぺんに添えられた小田原産の桜の花の塩気が、味わいにほどよいアクセントを加えます。大ぶりの意匠で、食べ応えも満点です。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
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【関東風②】職人が手作業で仕上げる桜餅<とらや>
<とらや>の桜餅は大正7年(1918年)の記録に残る歴史あるひと品。薄くのばして焼いた生地で御膳餡(こし餡)を包み、塩漬けした桜の葉で巻いています。熟練の職人が、毎朝一つずつ手作業で仕上げているという桜餅は、なんとも上品な佇まい。目上の方の手土産にしても喜ばれること間違いなしです。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
関西風、関東風、それぞれに違いがあり、個性豊かなラインナップ。春の訪れを告げる桜餅は、今も昔も格別の美味しさです。ぜひ、ひとつといわず、ふたつ、三つと食べ比べながら、春の喜びを存分に味わってみてください。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店 本館地下1階 甘の味/たねや、銀座あけぼの、叶 匠壽庵あもや、鶴屋吉信、茶の道/とらやにてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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