2022.06.03
【伊勢丹新宿店】2022年東京で買える水無月6選。夏越にかかせない行事和菓子です
※この記事は2022年の情報です。2023年の最新情報はこちらをご参照ください。
真っ白なういろう生地にたっぷりのかのこがのった和菓子「水無月(みなづき)」。旧暦の夏の終わり、現在の6月30日に行われる神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」に合わせて食べられてきた、京都の夏を象徴するお菓子です。
伊勢丹新宿店では、2022年も京都を中心に人気和菓子ブランドが手掛ける水無月が続々登場。定番の白色や黒糖、抹茶のういろうのほか、栗を使ったものなど、バイヤーのおすすめ水無月を6アイテムご紹介します。いずれも期間限定なので、ぜひ今しか食べられない味を楽しんでください!
※諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベントなどが変更・中止になる場合がございます。 詳細はこちらをご確認ください。
水無月とはどんな和菓子? 由来、意味、何月何日に食べる?
「水無月」は三角形のういろうに、かのこ(=甘く煮た小豆。鹿の子)がのった和菓子です。そのフォルムは、邪気を払うとされる赤い色の小豆(あずき)と、神事に使う祭具や暑さを乗りきれるよう食した氷室の氷に由来しているといわれています。
「水無月」のお菓子を食べる日は、1年の折返しとなる6月30日です。この日は、12月の大晦日と並ぶ大祓(おおはらえ)の日。旧暦では夏の終わりの日であることから「夏越の祓(なごしのはらえ)」と呼ばれ、半年分の穢れを払い、無病息災を願う大切な節目の神事となっています。
京都をはじめ西日本の地域では、この夏越の祓に合わせて「水無月」のお菓子を食べるのが慣例。「水無月を食べないと夏が来たという気持ちになれない!」という人が多いほど、定番の和菓子なのです。
<老松>京都の店よりもっちりなめらか。東京だけの特別な水無月
京都に本店をおく創業100余年の和菓子店<老松>。実は、伊勢丹新宿店限定で販売している水無月は、京都の<老松>で販売される水無月よりも、やわらかな食感に仕上げた特別仕様です。
小麦粉を使わず上質な上新粉を使用した風味豊かなういろう生地は、なめらかかつもっちりとした歯ごたえ。ふっくらと炊き上げた丹波大納言のかのこ豆も大粒で存在感があり、豆の味がしっかりと楽しめます。抹茶や緑茶、ほうじ茶に合わせて、独特の食感と良質な素材の風味をじっくりと味わって。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
<笹屋伊織>歯切れの良さが魅力。黒糖入りの水無月も!
300余年の歴史をもつ京菓子の<笹屋伊織>。初夏の茶菓子として長らく愛されてきた水無月は、定番のういろう生地を使った「白」と黒糖入りういろうの「黒糖」の2種類から選べます。
昔ながらの素朴なビジュアルの中にも、京都の和菓子職人の丁寧な仕事が感じられるひと品。歯切れの良いういろう生地と、ほどよい甘さに炊き上げた小豆の相性もぴったりです。格式ある味は、手土産にも喜ばれること間違いなしです。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
<とらや>歴史が息づく、伝統の味を堪能できる水無月
<とらや>には、1726年「水無月蒸餅」というお菓子を御所に納めた記録があり、現在つくっている「水無月」も由緒ある逸品といえます。<とらや>の水無月は、一般的なういろう生地を使った白色の『白水無月』と、白下糖(しろしたとう)でコクのある味わいに仕上げた黒色の『水無月』の2種類です。
生地は歯切れがよくもっちりとした口あたりで、丁寧に煮た小豆のふっくらとした食感とも絶妙なバランス。やや小ぶりなサイズなので、2種類の味わいを食べ比べてみるのもおすすめです。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
<叶匠壽庵>たっぷりの小豆ともっちり生地で食べごたえ抜群の水無月
滋賀県大津市に本店を構える<叶匠壽庵>の水無月は、もっちりとしたコシの強いういろう生地と、たっぷりと生地と同じくらいの厚さにのせた小豆が魅力です。
小豆は粒の食感がしっかりと楽しめるかたさに仕上げられ、餅の弾力にも負けない存在感。食べごたえ抜群ながら甘さを抑えたスッキリとした味わいは、老若男女問わず喜ばれそうです。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
<仙太郎>弾力たっぷりのもっちり系水無月。さわやかな苦味の抹茶味も
定番の「白」のほか「黒糖」、「抹茶」の3種類の味わいが楽しめる<仙太郎>の「みなづき」。「白」はすっきりとしたあと味、「黒糖」は濃厚なコク、「抹茶」はさわやかな苦みがさえ渡ります。
ういろう生地はもっちりと弾力があり、たっぷりとのった丹波大納言小豆のかの子とのハーモニーがなんとも贅沢! 3種類の中からぜひお気に入りを見つけてみて。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
<小布施堂Shinjuku>栗菓子の人気店が作る、栗あんで仕立てた涼やかな水無月
長野県の小布施町に本店を構える栗菓子店<小布施堂shinjuku>の「氷室」は、旧暦6月1日に氷室に貯蔵しておいた氷を振る舞い涼をとる「氷室の節句」に由来した生栗菓子です。<小布施堂>の代名詞でもある栗あんを葛で固めた栗羊羹に、蜜栗や小豆を重ねて葛で閉じ込めた手間暇のかかるひと品。ほんのりと透き通った見た目からも涼しさが伝わってきます。
栗の風味が広がるなめらかな葛の食感に、ほっくりとした小豆と栗の蜜煮が程よいアクセントに。栗好きにはたまらない、定番とはひと味違う水無月は話題性も抜群です。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
三越伊勢丹オンラインストアで<小布施堂Shinjuku>の商品をみる>>
シンプルな構成だからこそ、各ブランドの個性やこだわりが際立つ水無月。定番の抹茶や旬の新茶と合わせれば、季節感たっぷりのティータイムになりそうです。涼やかな水無月とともに、夏を元気に乗りきりましょう!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店 本館地下1階=甘の味/老松、笹屋伊織、小布施堂Shinjuku、叶匠壽庵、仙太郎、茶の道/とらや、にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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