2015.07.02
チアシード・キアヌ・アサイー……栄養価満点の注目「スーパフード」5選
1980年代頃から、アメリカやカナダで使われるようになった「スーパーフード」という言葉。栄養価が高く、栄養バランスに優れ、一般的な食品とサプリメントの中間に位置するような食品を指します。近年の健康志向の高まりから、世界的に注目を集めるようになりました。
今回は、数あるスーパーフードのなかでも最近話題の5つの素材をクローズアップ。さらに、それらを使った注目のフードも一緒にご紹介します。
実は南米ブラジル産の「アサイー」
人気のハワイアン・フード「アサイーボウル」。それに使われるアサイーの産地は、実は南米ブラジルのアマゾンなんだとか。ヤシ科の植物の実で、ポリフェノール、鉄分、食物繊維、カルシウムなどを含み、その栄養価の高さから「スーパーフード」と呼ばれています。貴重な栄養源として、現地では古くから大切に食べられてきました。
そんなアサイーとりんご果汁を合わせて発酵させたお酢に、ザクロなどの果汁をプラスしたのが<フルッタフルッタ>「アサイービネガー」。水や炭酸水で割っていただくのはもちろん、ドレッシングとしても楽しめます。
捨てる部分のない優秀作物「ココナッツ」
ココナッツは、熱帯地方に生育する、ヤシ科の植物。ココナッツパウダー、ココナッツミルク、ココナッツウォーターなど、部位別でさまざまな用途に使え、捨てる部分がないといわれる万能食材です。
<メゾン・ド・プティ・フール>の「ボンブ・エキゾティック」は、話題のヴァージンココナッツオイルを使ったココナッツ生地のケーキ。カットマンゴーが入ったトロピカルフルーツのムースと木いちごのジュレを重ねています。
インカ文明時代から重宝された「キヌア」
キヌアは、アンデス地方原産のヒユ科の植物。ぷちぷちとした食感が楽しめる穀物で、インカ文明の時代には「穀物の母」と呼ばれ、トウモロコシと並び、大切に栽培されていたそうです。
そんな南米生まれのキヌアが、韓国料理と融合。<柳香姫の台所 妻家房>「おひとりさま参鶏湯」は、若鶏と高麗人参、なつめ、ニンニクなどを2時間煮込み、最後はキヌア入りのもち米をトッピング。素材の味が溶け込んだ、滋味深いスープです。
ダイエット時の満腹感に「チアシード」
チアシードは、メキシコ原産のシソ科の植物の種子のこと。オメガ3脂肪酸と食物繊維の含有量が高く、加えて必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルなども豊富に含みます。つぶつぶの見た目からは想像できませんが、水に浸けると、大きくふくらんでぷるぷるのジェル状に! 少量でも満腹感を得やすい、うれしい食材です。
<アンデルセン>の「5種の穀物ブレッド」は、チアシード、オーツ麦、ひまわりの種、小麦外皮を生地に練り込み、きびとオーツ麦をトッピングして焼きあげたもの。大地の恵みが詰まった、こだわりの逸品です。
プルプルとした食感の「アロエ」
葉肉に水分をたっぷりと蓄え、ネバネバを生むムコ多糖類を含んだ、多年性の多肉植物「アロエ」。そのプルプルとした食感のため、デザートにも多用されていますね。
そんなアロエをふんだんに使用した、<シェ・シーマ>の「ネオエスニックパフェ」。アロエ果肉が入ったジュレとヨーグルトムース、アサイーのジュレを3層仕立てにしました。アロエの食感とヨーグルトの酸味の組み合わせは抜群です。
今回挙げた5つの素材以外にも、カカオやウコンなど、スーパーフードは思っている以上に身近に存在しています。ぜひ、意識的に普段の食事に取り入れて、この夏をパワフルに乗り切ってください。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリー/フルッタフルッタ、カフェ エ シュクレ/マ・パティスリー メゾン・ド・プティ・フール[7月1日(水)〜7月7日(火)]、シェ・シーマ、旨の膳/柳香姫の台所 妻家房、デリ エ ブーランジュリー/アンデルセン、にてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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