2021.09.30
ごはんがおいしい季節到来! 専門店が推す2021年新米ブランド5品を発表。いちほまれ、だて正夢…
みんな大好き新米の季節がやってきました! 銀座三越の米専門店<銀座米屋彦太郎>では、2021年10月1日(金)より2021年産、新米の販売がスタート。全国から選りすぐったお米を量り売りで提供する“お米のセレクトショップ”<銀座米屋彦太郎>店頭には、ピカピカの新米たちがズラリと勢ぞろいします。
数ある新米のなかからどれを選べばいいか迷ってしまう…という人のために、今回は2021年、特におすすめの新米5種をバイヤーの高山祐樹さんに教えてもらいました。特徴・味わいの解説とともに、それぞれのお米に合う「おかず」もチェック! おいしさのみならず、サスティナブルな観点にも注目です。
※諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベントなどが変更・中止になる場合がございます。 詳細はこちらをご確認ください。
おすすめ銘柄をご紹介するまえに、まずはこだわりの米専門店<銀座米屋彦太郎>について、そのユニークな販売方法を解説します。
時代のニーズに合わせ、「量より質」を重視する老舗の米専門店<銀座米屋彦太郎>
銀座三越・本館地下3階にある<銀座米屋彦太郎>は、東京・調布市の米専門店<株式会社山田屋本店>が本店。明治38年創業、100年以上の歴史を誇る老舗の米専門店です。
数ある米店の中でも、<銀座米屋彦太郎>ならではの特徴が、卸業者を通さずに農家から直接買い付けるスタイルと、店頭量り売りでの販売方法。価値あるお米を求めて日本全国の田んぼをまわり、現地の環境を見て生産者と対話を重ね、本当に納得できるお米のみをお客様のニーズに合わせて紹介しています。
扱う米は、全国47都道府県から希少産地・希少銘柄、まだ全国的に名の知られていない新品種も積極的に開拓しているそう。
「2021年度は、11月初旬に秋田県から本格デビューする『秋田県産サキホコレ』を先行して販売します。同じく本年度デビューとなる『福島県産 福、笑い』などの新品種の販売開始も予定していますので、ぜひ試してみてください」(6代目・秋沢毬衣さん)
さらに同店はおかずに合わせたお米の提案、生活スタイルに合わせて選べる少量パックの商品開発など、「お米のセレクトショップの先駆け」として常に新たな展開を発信中。時代を先取りし、挑戦を続ける姿勢が、銀座を訪れる目の肥えたお客様に支持されている由縁なんですね。
そんな<銀座米屋彦太郎>が自信を持っておすすめする新米5品種はこちら!
【粒立ちしっかり】旨みと甘みで“西の横綱”と名高い「島根県産仁多米コシヒカリ」
最初にご紹介するのは、おなじみの「コシヒカリ」の中でも“西の横綱”と称される「仁多米コシヒカリ」です。
産地・島根県仁多郡は、面積の約9割を森林に覆われている自然豊かな地域。標高300~500mに水田が位置し、稲の登熟期(穂に実の入る時期)に昼の気温が高く、夜の気温が低くなる、米の旨みを引き出す好条件に恵まれた土地です。古くから受け継がれてきた米作りに最適な土壌、さらに雪解けの花崗岩から湧き出るミネラルたっぷりの岩清水が、おいしい仁多米を作り上げます。
その特徴は、なんといっても一粒一粒しっかりキレのある粒感! 米の旨みをたっぷり堪能できます。
「島根県産仁多米コシヒカリ」と相性がいいおかずはこれ!
歯応えがしっかりあるので、焼き魚や、汁気のある天丼・カツ丼・親子丼などの丼ものにもピッタリ。冷めても十分な甘みがあるため、おにぎりやお弁当にすると違いがはっきりとわかるはずです。
※取扱い:銀座三越 本館地下3階
【もっちりやわらか】農薬・化学肥料に頼らない農法で栽培「コウノトリ育むお米コシヒカリ」
続いても「コシヒカリ」からおすすめをご紹介。こちらのコシヒカリは栽培法が特徴的です。産地は、絶滅の危機に瀕したコウノトリの最後の生息・保護地として知られる兵庫県豊岡市。同市はコウノトリを保護して自然界へ帰すプロジェクトを立ち上げ、1989年には人口繁殖にも成功しています。その活動は「コウノトリを農業で支える」というコンセプトで生産者にも広がり、農薬や化学肥料に頼らない「コウノトリ育む農法」が誕生しました。
農薬・化学肥料を極力使わず、手間暇かけて作られたコシヒカリの味わいは、やわらかくもっちりした粘りと食感が印象的。炊き上がりから丸一日経っても「食味の変化がほとんどない」とされるのも魅力です。家庭用炊飯器では少し多めの水で炊くのがポイント!
「コウノトリ育むお米コシヒカリ」相性がいいおかずはこれ!
洋食(ハンバーグ・カツレツ・ビーフシチュー)や、おむすび(昆布・明太子・シーチキンマヨネーズ)など、味付けの濃いおかずによく合います。
※取扱い:銀座三越 本館地下3階
【大きな粒感】絹のような白さとツヤ。最高の調和が堪能できる「南魚沼産コシヒカリ」
続いても「コシヒカリ」からピックアップ。ブランド米として知られる魚沼産コシヒカリの中でも、栽培面積・生産量ともに最大の主力産地にあり、特に評判の高い「南魚沼産コシヒカリ」です。
2,000m級の山々に囲まれた盆地地形のため、夏場、昼夜間の寒暖差が激しい南魚沼市。冬場は2mを超す積雪があり、豊富な雪解け水や湧水が田植えの春から収穫の秋まで田を潤します。そんな米作りに最適な環境の中、田の特徴を知り尽くした名人たちが土作りから手掛け、「南魚沼産コシヒカリ」が生み出されるのです。
「南魚沼産コシヒカリ」と相性がいいおかずはこれ!
絹のような白さと艶 、口に入れた瞬間に広がる甘さ、粒感と粘り…。最高の調和が堪能できるこのお米には、お刺身(サーモン・マグロ・アジ)のような素材の味を楽しむおかずや、あっさり目の炊き込みごはんなどがおすすめです。
※取扱い:銀座三越 本館地下3階
【粒立ちしっかり】コシヒカリを超える米として誕生! 甘みの強い「福井県産いちほまれ」
「コシヒカリを超えるコメ」をコンセプトに2018年に誕生した、福井県産の新品種いちほまれ。農薬や化学肥料の使用を極力減らすことで、ふるさと福井の自然に負荷をかけない“環境にやさしい”品種として有機質肥料で安定して栽培できるよう、6年もの歳月をかけて開発された品種です。
「福井県産いちほまれ」と相性がいいおかずはこれ!
粒が大きく、しっかりとした食感があり、食べ応えは抜群。また、強い甘みがあるので、丼飯やお肉料理など、濃い目の味付けの料理にも負けません。卵かけごはんや、だし巻き卵などにもよく合いますよ。
※取扱い:銀座三越 本館地下3階
【粘りともっちり食感】代々受け継いだ米作りの知恵とIT技術を融合した「宮城県産面川農場だて正夢」
「だて正夢」は、文政9年(1827年)から190年にわたり、代々米作り一筋の宮城県角田市の農家・面川義明氏、大明氏の親子が作る、2018年に宮城県からデビューした新ブランド。昔ながらの米作りの知恵と、大明氏が新たに導入したIT技術を駆使し、未来へつなぐ持続可能な田んぼ作りを行っています。
絶妙な粘りと、やわらかすぎないもっちり食感、それに加えてまるでもち米で炊いたおこわのような甘い香りが特徴的。お米好きな人にこそ食べてもらいたい逸品米です!
「宮城県産面川農場だて正夢」と相性がいいおかずはこれ!
甘めに味つけされた炊き込みごはんや、海苔の佃煮、ちりめん山椒などのおかずがピッタリ。また、甘じょっぱく味付けをした油揚げや鶏肉などのおかずにも適しています。炊飯器で炊く際は、通常の水加減の2㎜下位が目安です。
※取扱い:銀座三越 本館地下3階
食感、甘み、よく合うおかずなどから自分好みのお米を見つければ、日々の食卓がさらに楽しいものになるはず。2021年新米シーズン、食欲の秋に欠かせないおいしいごはんをたっぷりご堪能あれ!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、銀座三越 本館地下3階=銀座米屋彦太郎、三越伊勢丹オンラインストアにてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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