2021.08.25
人気の「旅する喫茶」がレトロ喫茶風コーデをご紹介。新潟・燕三条で出合った食器にキュン!
いま、SNSで話題のユニット「旅する喫茶」をご存知ですか? “クリームソーダ職人”ことtsunekawaさんとカレー作り担当の玉置さんの2人が日本各地を巡り、その土地にインスパイアされた喫茶店メニューを創作し、地域の魅力を発信している注目のユニットです。
そんな「旅する喫茶」の魅力を語るうえで欠かせないのが、どこか昭和を彷彿とさせるレトロで純喫茶風のテーブルコーディネート。そして彼らが撮影する美しい写真も相まって、多くのファンを虜にしているんです。
今回は「旅する喫茶」の2人がいま注目している金物のまち、新潟県の燕三条エリアで作られているアイテムと、おうちで楽しめる喫茶風のテーブルコーディネートを教えてもらいました。ほとんどのアイテムが三越伊勢丹オンラインストアで購入できるので、ぜひチェックしてみてください!
また、記事の最後には2021年9月6日(月)に開催予定の、「旅する喫茶」がアデリアレトロとコラボレーションするワークショップの案内もあるので、お見逃しなく!
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まずは、彼らのコーディネートを紹介する前に「旅する喫茶」の活動からご紹介。さらに今回のコーディネートに使用するブランドの1つ、新潟県・燕三条エリアの<和田助製作所>を訪れた2人に、現地の様子をレポートしてもらいました。
日本全国を巡り、現地の魅力を詰め込んだ喫茶店を開くユニット「旅する喫茶」のコンセプトとは?
服飾ブランドを運営しながら独学でクリームソーダ作りを行う“クリームソーダ職人”ことtsunekawaさんと、エコール辻 大阪にて洋菓子を学び、3年間の会社員生活を経て趣味のカレー好きを活かしてスパイスカレー作りを行う玉置さん。玉置さんが自宅で開催した「カレー会」で出会った2人は、お互いが愛してやまないカレーとクリームソーダが、レトロ喫茶のアイコンとして共通することに気づき、2019年にユニット「旅する喫茶」を結成、活動がスタートしました。
現在は2021年3月に東京・高円寺の実店舗「旅する喫茶」をオープンさせ、そこを拠点に全国を旅しながら現地で喫茶店を出張開店。さらに現地の宿泊施設とのコラボ企画や地元の人たちを集めたワークショップを開くなど、地方を盛り上げるさまざまな活動を行っています。
「日本はどの地方も違ったおもしろさと特色があり、訪れるたびにまだ知らなかったその土地の魅力に気付かされます。現地での活動だけでなく、僕たちが地方で感じたこと、おいしいと感動したもの、それらを東京に持ち帰ってお客様に体験していただければという思いもあり、旅を続けています」(tsunekawaさん)
2人が手がける喫茶店メニューは、おもにカレーやクリームソーダ。イベントの開催地ごとにその土地の食材を使って新たにレシピを開発しているそうです。
「レシピを考案するときは、季節や土地の特色、旬のものなどを考慮するため、必ず産直市場や農家さんのもとに出向き、実際に食材を見てから組み立てていきます」(玉置さん)
その行動の背景には、その土地土地へのリスペクトがあればこそ。レシピを通じてその土地を知り訪れるきっかけにしてもらうことで、地方を盛り上げたいという2人の思いが、多くのファンの共感を呼んでいます。
「旅する喫茶」が注目する、豊かな自然・職人・レトロな古民家が共存する新潟県の燕三条
今回「旅する喫茶」の2人が訪れたのは、「金物のまち」として知られる新潟県の燕市と三条市、通称“燕三条”エリアです。
「とにかく景色がきれいで、車を運転しながら田園風景を眺めるのがとても気持ちいい」と語る玉置さん。市街地には作業工具や刃物などの金物工場が立ち並ぶ一方で、昔ながらの古民家が残っていたり、山の川沿いにはキャンプ場が多く設置されていたりと、レトロな街並みや豊かな自然にも多くのインスピレーションを受けたそう。
「食材や風景が豊かで、燕三条エリアでは古民家を改装して宿にするというプロジェクトが進行中というのも、僕たちの活動と親和性が高いと感じています。また、そのまちで作られた器やカトラリーを使用してみることができればおもしろいかなと思っています」(tsunekawaさん)
2021年10月には燕三条の古民家で「旅する喫茶」の出張喫茶イベントを開催予定だそう(詳しい情報は「旅する喫茶」の公式サイトをご参照ください)。
「旅する喫茶」が魅了された、レトロ感と高級ホテルの品格を備えたブランド<和田助製作所>
そんな燕三条エリアの中でも、特に注目したいブランドが<和田助製作所>。100年近くにわたって、テーブルウェアなどの業務用金属器物作りを行ってきました。シンプルなデザインに秘められた技術力と品質の高さに定評があり、なかでも職人が手作業で行う鏡面加工に、2人は強く感銘を受けたそう。
鏡面加工とは、ステンレスなどの金属をくすんだ状態から、ピカピカに磨き上げていく工程のこと。
「その作業を行う様子は素人目にもわかるほど、非常に細かく美しい。ほかにも軽量スプーンはパーツの接合ではなく、1枚のステンレス板から作られていきます。そして、どのアイテムも検品の精度まで手を抜かず、良いものだけを世に送り出そうという信念が伝わってきて、本当に素晴らしいブランドだと思いました。商品を触ればわかる丈夫さと高級感は、一つひとつこだわりを持って丁寧に作られているからこそなのだと思います」(玉置さん)
<和田助製作所>さんのアイテムを見ていると、「高級ホテルのような品の良い喫茶店のコーディネートのイメージが自然と沸いてきてワクワクします!」とも玉置さんは語っています。
それではお待たせしました! そんな<和田助製作所>のアイテムも使用しながら、「旅する喫茶」の2人が燕三条エリアで出合ったアイテムを盛り込んだ、レトロ喫茶風のコーディネートを2つご紹介します。
【レトロ喫茶風コーデ①】鏡のようなお盆に映るクリームソーダが、透明感を演出
「クリームソーダをのせたお盆は、高級ホテルをイメージさせる洗練されたデザインの<和田助製作所>をチョイス。長く愛されてきたアイテムというだけあり、実際にコーディネートしてみると、その素晴らしさを実感! 丸皿のお盆はグラスが鏡に反射して映るように配置すると、クリームソーダがより美しく見えます。ロングスプーン(マドラー)はスタイリッシュさがありつつ、過度な装飾のない美しいバランスのデザインで、個人的にも欲しいと思える一品です」(tsunekawaさん)
お盆の美しい鏡面加工を活かした構図で、クリームソーダの透明感がいっそう引き立ちますね。
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【レトロ喫茶風コーデ②】白の食器にカレーが映える! 純喫茶風のプリン皿をアクセントに
「カレーを盛り付けた<ポトペリー>の器は、サイズ感と深さがカレーを盛るのにちょうど良く、器の形に個体差があるのも個人的にお気に入りのポイント。カレーの色彩を活かすには、なるべく絵柄がなくシンプルな皿がおすすめです。プリンの器は、昔ながらの純喫茶のガラス製のプリン器をイメージして<アデリア>のものを選びました」(玉置さん)
プリン皿の存在感で、一気にレトロな印象に。細部の小物のセレクトが重要なんですね。
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ポイントを押さえれば、シンプルな食器をそろえるだけで喫茶店風のコーディネートが叶うなんて、目からウロコです。ぜひレトロ喫茶の気分を満喫しながら、いつもとは違ったおうち時間を楽しんでみてください。
最後に、三越カルチャーサロンとのコラボ企画、ワークショップについてもご紹介します。復刻デザインが話題の「アデリアレトロ」の開発秘話も聞けるかも…!?
【伊勢丹新宿店と旅する喫茶 コラボ企画のご案内】
「アデリアレトロ×旅する喫茶 クリームソーダワークショップ」
会場:「旅する喫茶」東京・高円寺店
開催日:2021年9月6日(月)
申し込み方法:三越カルチャーサロンのサイトにて
今回のコーディネートにも登場した、ガラス食器ブランド<アデリア>の人気ライン「アデリアレトロ」の開発秘話を聞くトークセッションと、グラスに合わせたクリームソーダを作るワークショップを行います。お土産には「アデリアレトロ」のグラス付きです!
また最新情報は「旅する喫茶」の公式ホームページでも発信される予定ですので、ご参照ください。
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商品の取扱いについて
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