2015.06.17
7月2日は「うどんの日」。国産ブランド小麦の新物を「ツルッ!」といこう
ぶっかけ、釜玉、つけうどん……。麺そのもののおいしさはもとより、手軽さやアレンジの多様さから、いまや全国にファンをもつ讃岐うどん。食欲が減退しがちな夏でもおいしくいただけるとあって、これからのシーズン、食卓のレギュラーメニューとなるご家庭も多いでしょう。
そんな老若男女に愛される讃岐うどんにも記念日が存在します。今回は7月2日、「うどんの日」にまつわるお話をご紹介。
初夏に刈り入れどきを迎える新小麦
「うどんの日」制定の背景は、うどんの原料となる「小麦」収穫の話にさかのぼります。古来より、5月下旬から6月上旬の初夏は、七十二候で「麦秋至(ばくしゅういたる)」。麦が熟して収穫する時期です。
香川県の麦畑が多い農村では、麦の刈り入れが終わる半夏生(はんげしょう)の頃、収穫したばかりの小麦でうどんを打ち、近所の人々に振る舞うならわしがあるそう。収穫するための農業機械などなかった当時の人々にとって、麦刈りは大仕事。隣近所で助け合い、うどんを介して、お互いに労いあったのだとか。この風習が現代にも受け継がれ、1980年、香川県生麺事業協同組合が、暦の上の半夏生である7月2日を「うどんの日」に制定しました。
この「うどんの日」には、香川県のあちこちで「さぬきうどん祭り」が開催されます。高松市の中野天満宮では、毎年、神さまに感謝の祈りを込めてうどんを献上する「献麺式」が執り行われるほか、市内各地では、とれたて打ちたての新小麦うどんが無料で振る舞われたりと大にぎわい。この時期に香川県を訪れると、楽しいイベントに出会えるかもしれませんね。
ブランド小麦「さぬきの夢」の生うどん
このように「うどんの日」は大盛況ですが、昨今は輸入小麦に押されて、国産小麦は希少なものとなりました。この状況を打破し、地元で育てた小麦でうどんを作りたいという思いから、ブランド小麦「さぬきの夢」が誕生。そのなかでも、6月に収穫されたばかりの新物「さぬきの夢」を100%使った生うどんが、日本橋三越本店にて6月23日(火)まで販売予約を受け付けています。
創業以来、地元で愛され続け、行列の絶えない<おおみね>の生うどんは、讃岐に長年伝わる手打ちうどんの製法を生かし製造されたもの。水と空気のきれいな香川県・小豆島で、丹精込めて作られた逸品です。添付のこだわりのダシと、小葱やしょうがなどの薬味でシンプルにいただくのがおすすめ。今年の7月2日は「さぬきの夢」を食して、本場讃岐に思いを馳せましょう。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、日本橋三越本店本館地下1階=グロッサリーにて6月23日(火)まで予約を受け付けております。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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