2021.02.09
【伊勢丹フルーツギフト】フルーツマイスターを直撃! 憧れの百貨店フルーツがハイクオリティな3つの理由
百貨店の青果ショップには、見た目にも立派で美しいフルーツが勢ぞろいし、大切な人へのギフトや自分へのご褒美に重宝されています。そもそも、なぜ百貨店のフルーツは、ハイクオリティなものばかりを揃えることができるのでしょうか?
その謎を解くべく、伊勢丹新宿店青果ショップの河野聖店長とベジタブル&フルーツマイスターの宮間雅子さんを直撃! その秘密を解き明かすとともに、一度は食べたい、この季節イチオシのフルーツも教えてもらいました。
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知ってた!? 百貨店フルーツのクオリティが高い3つの理由
【理由1】バイヤーが市場に常駐! こだわりの強い生産者との“つながり”
全国規模でハイクオリティなフルーツを生み出す生産者さんを常に発掘しているのが、伊勢丹専属のバイヤーたち。珍しいものや高品質のフルーツを見出すべく、青果が国内一集まる「大田市場」に担当バイヤーが常駐しているのだとか! さらに、これまで培った独自のネットワークで、こだわりが強い生産者と接点を持つことができるため、数あるフルーツの頂点に君臨するような品揃えが可能になります。
「伊勢丹新宿店のポリシーは、『斬新なモノや最先端のモノを揃え、常に進化を続けること』。そのため生産者さんも、フルーツに対して並々ならぬ思い入れを持つ方ばかり。品質にこだわり尽くしたフルーツを手掛けられています」(河野さん)
【理由2】一顆にかけられた膨大な手間と時間。「ここにしかない」がある“希少性”
「伊勢丹新宿店の青果ショップには、希少性の高いフルーツが揃います。というのも、生産者さんが手間と時間をかけて育てているため、生産量が多くないのです。たとえば、ひとつの実に甘みを集約させるために、ほかの実がならないように間引きをして栽培するなど、生産量を増やすことよりも、高品質なものを作ることに重きを置く、といった具合です」(河野さん)
市場に流通する量も少ないので、販売される場所も限定的。生産者さんからの信頼を得ているからこそ、希少性の高いフルーツを取り扱うことができます。
【理由3】店頭に並ぶ商品を自ら吟味。青果ショップのプロたちの“厳しい目”
店頭にいるスタッフは、天候や成育状況により味が変わる為、毎日のようにフルーツを試食し、自らの舌で味わいをチェック。そのため、たとえバイヤーが推薦するフルーツでも、ショップのスタッフからNGが出るケースも。
「お客様に一番近い存在なので、どのようなフルーツを求めているのかを、接客を通して把握しています。お客様それぞれおいしいフルーツの捉え方が異なるので、常に特徴が違うものを揃えて、ご要望に沿ったものを選べるようにしています」(宮間さん)
また、生産者と直接対話を重ね、どのようなフルーツが求められているのかを伝え、既存のフルーツをさらによいものに磨いていただくようお願いすることも。
「たとえば、最近年間通して人気のシャインマスカットについても、粒の大きさや糖度などを生産者さんにリクエストしています。ただ商品を販売するだけに留まらず、お客様と生産者さんとの架け橋になっていることが、質の高いフルーツを提供できる理由のひとつかもしれません」(宮間さん)
なるほど、これら3つの理由をうかがって納得です。生産者、バイヤー、ショップスタッフのフルーツへの熱い想いが、百貨店クオリティへとつながっているのですね!
続いて、この時期フルーツショップがおすすめするいちご「まりひめ」とデコポン「大将季」をご紹介。おいしさの秘密に迫ります。
1粒のおいしさに情熱を注ぐ! 香りと甘みのインパクトが強烈な和歌山県のいちご「まりひめ」
百貨店に並ぶ厳選フルーツのなかでも、この時期イチオシなのが、和歌山県が開発したオリジナル品種のいちご「まりひめ」。
「脱サラして農家の道を選んだ生産者さんから仕入れているのですが、『本当においしいいちごだけを届けたい』という想いが強く、『まりひめ』一筋。しかも一粒を大切に育てるために余分なツルはすべて切ってしまい、ほんの少量しか収穫しないというこだわりようです」(宮間さん)
艶やかで光沢のある赤色、芳醇な香りが印象的です。口に入れればジューシーな果肉が弾け、強い甘みにうっとりしてしまいます。
店頭ではなんと1粒4,000円の、希少な「プレミアムまりひめ」も取り扱っているそう。普通のいちごの2~3粒くらいの大きさでインパクト大! 期間限定でしか味わえない特別な逸品ですが、凝縮された甘みと香りは記憶にずっと残るおいしさです。
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
甘み&ジューシーさが桁違い! 偶然誕生した奇跡のデコポン「大将季(だいまさき)」
もうひとつおすすめしたいフルーツが、デコポン「大将季」。実は、ブランドデコポンの「不知火(しらぬい)」から突然変異(枝変わり)した品種で、しかも偶然発見された珍しいフルーツです。
生みの親である鹿児島の生産者さんは、この「大将季」を守り、納得のいく味にするために約9年という歳月をかけたといいます。ちなみに、名前の由来は、その生みの親の息子、「まさき」くんから。我が子のように愛情をかけて大切に育てられた逸品です。
その味わいは、柔らかくゼリーのような果肉が特徴です。イエローの色彩が強い通常のデコポンの果肉と比べると、「大将季」は鮮やかなオレンジ色。断面からも分かるしっかりとした味の濃さ、みずみずしさ、濃厚な甘みと芳香の調和が取れています。
「『大将季』は甘みと酸味のバランスが絶妙! それは糖度13度以上で、酸度が1度台以下という糖度基準を厳守しているから。酸度が少しもないと糖度が上がらないのですが、逆に酸度が高すぎると酸っぱさが際立ってしまいます。その点、『大将季』の割合は理想的なのです」(河野さん)
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
一生に一度は食べたい百貨店フルーツ! 選び抜かれたフルーツは、季節の楽しみを一層強く感じさせてくれそうです。青果ショップの皆さんに好みを伝えれば、きっと納得できる一品が見つかるはず。ぜひ、特別なフルーツとの一期一会を楽しんでください!
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商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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