2020.08.26
秋の味覚と楽しみたい! 2020年「ひやおろし」これだけは飲んでおきたい6選
冬から春先に搾った日本酒を夏の間に熟成させ、秋に出荷する「ひやおろし」。旨みたっぷりでさまざまな料理と合わせやすい秋の風物詩が、今年も伊勢丹新宿店に登場します。
2020年のひやおろしのラインナップから、伊勢丹新宿店の和酒バイヤー馬場桂さんが注目の6本を厳選! おすすめの温度帯やペアリングしたい料理と合わせてご紹介します。
米の長所を最大限に引き出した <越後鶴亀>越後鶴亀 ひやおろし 純米 熟成酒
原料米の特性を引き出すため、選定から洗米、吸水に細心の注意を払い、少量での仕込みを行う<越後鶴亀>。純米らしいなめらかな口あたりと旨み、熟成によるまろやかさと深み、しっかりとしたキレとコクを兼ね備えた1本に仕上がりました。
「2015年に日本パッケージデザイン大賞金賞を受賞したおしゃれなラベルにも注目してほしいですね。冷酒からぬる燗の温度帯が特においしく、焼き鳥やアヒージョと相性抜群!」
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
フレッシュ感と熟成感を両立<山梨銘醸>七賢 純米 ひやおろし
角がなく心地よいキレを持つ山梨県の名水「白州の水」を生かした酒造りを行う<山梨銘醸>。春に仕込んだ純米酒を低温でゆるやかに熟成させることで、搾りたてのフレッシュ感と角の取れた広がり、熟成ならではの心地よさをあわせ持つ味わいに。
「冷酒でも燗酒でも楽しめるお酒なので、お好みの温度帯で味わってみてください。おつまみはライトかつ濃厚なカマンベールチーズがぴったりです」
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
長い歳月をかけて誕生した酒造米を使用 <川鶴酒造>川鶴酒造 純米酒ひやおろし さぬきよいまい
蛍が飛び交う財田川の地下伏流水を仕込み水に、飲み手にとって心地よいお酒造りを目指す<川鶴酒造>。山田錦とオオセトを交配した讃岐の酒造米「さぬきよいまい」を使い、まろやかなふくらみと小気味よい酸味を伴った、軽快でキレのある純米酒に仕上げています。
「20年もの歳月をかけて誕生した讃岐の酒米『さぬきよいまい』を100%使用したお酒。ぜひ、冷酒からぬる燗の温度帯でお楽しみください。おつまみには鯵のたたき、なすの味噌田楽などが最適です」
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
氷温熟成したまろやかな味わいの秋酒<松井酒造>秋季限定 五紋神蔵「西風NALAI」 無濾過生原酒 化粧箱入
1726年創業の<松井酒造>は、京都の東山三十六峰や鴨川といった豊かな自然に囲まれた酒蔵。ひやおろしは完全無濾過生原酒のまま氷温貯蔵し、調合して出荷。上槽時の華やかな香りを保ったまま、氷温での熟成によりやさしくまろやかな味わいに変化しています。
「ラベルのイラストは日本画家の中島潔作によるもの。この時期に最もよく熟成した生酒を調合しているというのもユニークな点ですね。冷酒からぬる燗までの温度帯で、さんまの塩焼き、鱧と松茸の土瓶蒸しと合わせてみてください」
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
地元・八戸にこだわる真の地酒 <八戸酒造>陸奥八仙 「緑ラベル」 特別純米(ひやおろし)
青森県産の米と酵母を使い、地元・八戸市蟹沢地区の名水を仕込み水に用いるなど、ローカルにとことんこだわる<八戸酒造>。そのひやおろしは、辛口のすっきり感と、甘み・苦み・渋みといった風味のバランスがよく、まろやかで飲み飽きしない食中酒になっています。
「『地酒』であることにこだわり続ける、例年人気の高い1本です。冷酒から燗まで幅広い温度帯で楽しめます。さんまの塩焼きと合わせるのがおすすめ」
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
酒造りは米作りから始まる <泉橋酒造>いづみ橋 秋とんぼ 山田錦 生酛 純米酒
<泉橋酒造>は、蔵のある神奈川県海老名市とその近隣地区で酒米の栽培から醸造までを一貫して行っている「栽培醸造蔵」。丹精込めて育てた山田錦を生酛造りで醸したひやおろしは、旨みたっぷりながらキレのある辛口純米酒です。
「米作りから一貫して手がけるという、全国でも珍しいストーリーのあるお酒。50℃程度の熱めのお燗にして、さんまの甘露煮と合わせると絶品です」
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館地下1階
秋の味覚の魅力を引き立ててくれるひやおろし。バイヤーおすすめの料理とともに、食欲の秋を満喫してください!
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