【取り寄せ可】夏におすすめ！老舗のロングセラー和菓子５選

お出かけに悩む今だからこそ、全国の銘菓を食べて旅気分を楽しんでみませんか？ 今回は北海道から九州まで、日本全国の銘菓のなかから、日本橋三越で全国の銘菓をとり揃える「菓遊庵」担当の野中明子さんがおすすめの和菓子5点をセレクト。

歴史や製法へのこだわりなど、地元で長く愛され続ける理由が詰まった品々をご紹介します。すべて三越伊勢丹オンラインストアで購入可能です。

三越の美味セレクションはこちら＞＞

【北海道】＜五勝手屋本舗＞パッケージもユニーク！ 金時豆で作るあっさり風味の羊羹

江戸時代後期、北海道の五勝手村で収穫された豆を使って菓子を作ったことに由来する＜五勝手屋本舗＞。レトロなパッケージが目を引く筒型の「丸缶羊羹」は、小豆ではなく北海道産の金時豆を使い、あっさりとしたやさしい味わい。筒の下から羊羹を押し出し、付属の糸で羊羹を切るというユニークな食べ方も魅力です。

「ひと口分だけ好みの厚さに切ったり、薄く切っておはじきのように並べたり、波型に切ったり。味はもちろん、食べ方も楽しめます」

三越伊勢丹オンラインストアで商品を見る＞＞

【山形県】＜乃し梅本舗 佐藤屋＞完熟梅のおいしさを閉じ込めた元祖乃し梅

山形県の十日町に創業し、180余年の歴史を誇る＜乃し梅本舗 佐藤屋＞。もともとは薬として伝えられた「のし梅」の原型をお菓子のかたちに整えたのがこの「乃し梅」で、のし梅の元祖といわれています。

山形盆地で採れた完熟梅を使い、江戸時代から伝わる伝統の手法で作り上げた「乃し梅」は、口に含んだ途端、熟した梅の酸味と香りが口いっぱいに広がり、後味はさわやか。

「きらきらと光るその薄くて透明な姿は、しばらく眺めていたいくらい。セロファンなどではなく、昔ながらの竹皮に包まれているところも趣があります」

三越伊勢丹オンラインストアで商品を見る＞＞

【石川県】＜柴舟小出＞生姜蜜がピリリと効いた小判型の煎餅

うっすらと降り積もった雪のような化粧引きが上品な「柴舟」は、石川県金沢市の名店＜柴舟小出＞を代表する銘菓。美しく反った小判型の煎餅に、上白糖としょうが汁で作った蜜を職人が刷毛で1枚ずつ丁寧に塗って仕上げる、まさに芸術品のようなお菓子です。

「食感は意外とかためで、次にしょうがの強いインパクトが！ 初めて食べたときは思わずおおっ〜と叫んでしまうくらい、ピリッと感じたことを覚えています」

三越伊勢丹オンラインストアで商品を見る＞＞

【長野県】＜飯島商店＞まるで宝石！ 果実本来の風味をオブラートで包み込んだゼリー菓子

明治時代末期、雑穀商のかたわら水飴の製造を始めた＜飯島商店＞。「みすゞ飴」はその上質な水飴に果物や寒天を加え、独自の製法で仕上げたゼリー菓子として誕生しました。使用するフルーツは、信州特産の杏、桃、りんご、ぶどうと和歌山産の三宝柑、梅の6種類。余計なものを加えず、果物本来の風味とどこか懐かしい甘みが楽しめます。

「果物の魅力をぎゅっと詰め込んだゼリーを、手作業でひとつひとつオブラートに包んでいて、この小さなひと粒で口いっぱいにフルーツ感が広がります。6種類あるなかで、私のお気に入りは三宝柑。ついつい探してしまいます」

三越伊勢丹オンラインストアで商品を見る＞＞

【佐賀県】＜北島＞ほろほろ食感に心もほどける、南蛮由来の和風クッキー

元禄9年（1696）に珠数屋として創業、幕末より菓子製造を営む佐賀＜北島＞の銘菓「丸芳露」。明治初期に8・9代目が南蛮由来のクッキー「マルボーロ」をヒントに、より食べやすく味わい深い菓子として完成させたのが始まりです。

基本の材料は、厳選された小麦粉、砂糖、鶏卵のみ。それらを独自に配合して、繊細な食感と風味を作り上げます。口の中でほろほろとほどけるような舌触り、さっくりとした口溶けは唯一無二です。

「私のおすすめは、丸芳露をひっくり返し、アイスクリームをのせて食べること。ミルクに浸して食べてもおいしいですよ」

三越伊勢丹オンラインストアで商品を見る＞＞

飾りすぎない素朴な銘菓は、レトロな見た目はもちろん、ほっと安心できるやさしい味わいも魅力です。家にいながら全国各地の味が楽しめるお取り寄せの醍醐味を、ステイホームで満喫しましょう！

三越の美味セレクションはこちら＞＞

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。