2019.09.13
伊勢丹バイヤーおすすめ! 2019年人気ブランドの「ひやおろし」5選【お取り寄せ可能】
今年も、日本酒の秋の風物詩「ひやおろし」が店頭に並ぶ季節となりました。
「ひやおろし」とは、冬の間に仕込んだ新酒を春先に火入れし、夏の終わりまで熟成した日本酒のこと。通常2回火入れをするところを1度で出荷するため“冷や卸し”と呼ばれているそうです。しっかり熟成されたひやおろしは、味わいまろやか。
この季節にしか楽しめないというのも、毎年多くの日本酒ファンに待ち望まれているゆえんです。伊勢丹新宿店の日本酒担当バイヤー池ノ内涼さんは、2019年のひやおろし全体の傾向を「甘みが少なく、透明感のあるきれいな味わい」と予想しています。
「ひやおろしは、この季節ならではの日本酒の飲み方。秋の始まりを感じられることや、旬の食材とのマリアージュを楽しめることが魅力です。今回は、ひやおろしの多様化が進んでいるなかで、飲み比べを楽しんでいただけるよう、個性の異なるものをセレクトしました」
伊勢丹日本酒バイヤーが注目する2019年注目の5本を紹介します。
<南部美人>最高の純米吟醸をそのまま瓶詰め「南部美人 純米吟醸 ひやおろし 生詰原酒」
透明度の高い酒造りを得意とする岩手県<南部美人>。
「同酒造のひやおろしは、酒の品質を確かめる年中行事『呑み切り』で最も質のよかったタンクの純米吟醸を、アルコール度数17〜18%の原酒のまま瓶詰めしたもの。
原酒らしい深みとまろやかなコクをあわせ持っています。キリリと冷やしていただくと、秋鮭などの焼き魚との相性抜群ですよ」
<桝田酒造店>スッキリ&旨みのバランス抜群「満寿泉 LE 純米吟醸 山田錦 ひやおろし」
55%まで精米した山田錦を使用する限定生産「満寿泉 LE(Limited Edition)」のひやおろし。
「満寿泉は字のごとく『こんこんと湧き出でる幸せの泉』の意味。『水と米』にこだわり、世界に通じる酒造りを目指している酒造メーカーのお酒です。
凛とした酸味と心地よい旨みをバランスよく共存させながら、富山酒らしいスッキリとしたみずみずしい味わいに仕上げられています。冷蔵庫でしっかり冷やして、野菜や肉、魚がたっぷりの鍋料理とペアリングするのがおすすめです」
<本田商店>さわやかなフルーツ香とほのかな甘み「龍力 純米吟醸 山田錦 ひやおろし」
兵庫県特A地区産の山田錦を使用し、すべてのお酒を大吟醸と同様の手間をかけて仕込む兵庫県<本田商店>。
「<本田商店>のひやおろしは、りんごを思わせる華やかなフルーツ香が特長の純米吟醸。口あたりはまろやかで、ほんのりとしたお米の甘みが感じられます。
冷やしてワイングラスで飲めば、洋風の食事にもマッチ。秋らしいきのこのソテーなどにぴったりです」
<泉橋酒造>雄町×生酛が醸し出すふくよかさ「いづみ橋 秋とんぼ 生酛純米 雄町」
「神奈川県<泉橋酒造>は、『酒造りは米作りから』の信念のもと、酒米作りから精米、醸造までを一貫して行うこだわりの強い『栽培醸造蔵®』です。
今回ご紹介するのは、生酛造りが醸し出すリッチでふくよかな旨みが魅力の1本です」
秋酒「秋とんぼ」シリーズから、原料米に雄町を使用したこちらのお酒は、常温から燗までおいしくお楽しみいただけます。
焼きさんまなどの季節料理のほか、秋のフルーツである柿と合わせてもおいしくいただけます。
<石鎚酒造>冷酒から燗まで映える万能食中酒「石鎚 特別純米 ひやおろし 槽搾り」
「食中に活きる酒造り」を目標に掲げる愛媛県<石鎚酒造>。
「『石鎚を愛して頂くお客様の為に造る』を蔵内のスローガンに、純米酒や純米吟醸酒を中心に『三杯目から旨くなる』酒質を目指しています。
同蔵のひやおろしは、香りは穏やかでふっくらとした旨みを持ちながらも、キレのよい酸が全体の味わいを引き締める万能食中酒。秋のきのこ料理と相性抜群で、冷酒から熱燗までどの温度帯でも活躍します」
旬な料理とのペアリングも楽しいひやおろしは、食欲の秋の強い味方。秋の夜長に、ひやおろしをちびちびと舐めながら季節を味わってはいかがでしょうか。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹オンラインストアにてお取り扱いがございます。
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