2015.05.22
湘南生まれの地の利が生きる! 湘南野菜を使った料理の魅力
湘南と言えば、サザン、海水浴、ロハスな海辺の生活……。そんなイメージのある地域で育てられた「湘南野菜」が注目を集めています。
5月11日(月)〜26日(火)まで、日本橋三越本店で開催されるフェアで、湘南野菜の魅力をたっぷりと詰め込んだお総菜が登場します。このイベントを担当している、日本橋三越本店和洋総菜担当の大澤邦英アシスタントバイヤーに、初夏を彩るおいしい味を伺いました。
いま、湘南野菜に注目するのはなぜ?
神奈川県の湘南エリアは、富士五湖のひとつ・山中湖を水源とする相模川の豊かな水と明るい太陽に恵まれた地域。そんな土地で、栽培された湘南野菜の魅力を、大澤さんは次のように語ります。
「水はけのよい砂質の土壌で露地栽培された『湘南野菜』は、水分をたっぷり含んでいるので、とても瑞々しい。そのため、しっかり野菜本来の味を感じられておいしいんです。平成6年にブランド化されて以来、加盟している生産者の数は250人以上。作り手の顔が見えるから安心して食べられると、地元でも評判になっていますね」
気温の低い早朝に収穫され、冷保管庫で保管して新鮮さを保ったまま、翌日には出荷されて消費者の手元に届く湘南野菜。鮮度保持のため、デリケートな葉物などには布をかぶせて、瑞々しさをキープするなど、常に鮮度を逃がさぬ工夫と細心の注意も払われているそう。
「四季折々の新鮮な野菜を新鮮なうちに味わえるだけでなく、東京からも近く、フードマイレージ(食料の輸送距離)が小さいという環境への配慮を考えても、もっと認知されるといいですね」
湘南野菜のお総菜、各ショップの自信作
今回の総菜フェアでは、井出寿利さんのトマトを中心に、各ショップが湘南野菜をさまざまなお総菜にアレンジ。大澤さんは依頼する際に、素材と作り手、それぞれの魅力のバランスに配慮したそうです。
「素材の持つ強みと、各ショップの料理の強みを生かして、新メニューを考えてもらいました。たとえば、生ハムとトマトは生のまま合わせてサンドイッチに、トマトとチキンは一緒にグリル、トマトと餃子なら一緒に包みこむ、トマトのベジタブルポンチであれば見栄えを生かして清涼感を印象づける、などです」
なかでも、大澤さんのいちおしは<好餃子>の「ミニトマト餃子」(6個入り)670円。
「トマトと餃子という組み合わせは意外に思われるかもしれませんが、今まで味わったことのないおいしさを新発見できるはず。トマトの酸味と瑞々しさが口の中でじゅわっと溶け出し、<好餃子>の具の肉汁のコクと融合して、ジューシーなのにさっぱりした調和が楽しめます」
湘南野菜もそうですが、今注目の江戸野菜も、関東ローム層で水はけがよく、野菜にとって好都合な環境で育つ野菜。フードマイレージも小さく、環境に優しい点でも、今後も注目です。
「輸入が当たり前で、四季を問わず、年中いつでも同じ野菜が手に入るこの時代。あえて作り手のこだわり・思い・旬といった、野菜本来の持つ力強い味わいや魅力を、いろいろな形で伝えていきたいですね。今回はこれらのお総菜で、その実力を味わっていただいて、おいしさを発見していただければうれしいです」
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、2015年5月11日(月)〜26日(火)まで、日本橋三越本店地下1階にてお取り扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング