切り分けるから美味しい。伊勢丹新宿店「棹菓子の手土産」5選

どっしりとした重量感、存在感を感じるその佇まいの棹菓子。きちんと礼を尽くしたい目上の方に、ここぞというときのご挨拶に、手土産としてぴったりのアイテムです。今回は、伊勢丹新宿店の人気和菓子ブランドのなかから、＜とらや＞の「夜の梅」や＜叶 匠壽庵＞の「あも」など、定番ロングセラーをはじめとした、外さない棹菓子の手土産5品を紹介します。「切りたて」を食べるからこそのフレッシュな美味しさは、自宅用としてもおすすめです。

王道ブランドの代表銘菓「夜の梅」

切り分けた際に切り口からのぞく小豆を、闇夜に浮かぶ梅の花に見立てたことから名付けられました。切り分ける棹菓子ならではの魅力を感じる逸品、老舗和菓子店＜とらや＞の「夜の梅」。

砂糖、小豆、寒天のみをじっくりと煉り上げた小倉羊羹は、なめらかな舌触りと上品な口どけが特徴。シンプルな作りだからこそ、素材と製法のこだわりが光る味わいです。竹の皮に包まれた高級感が漂うビジュアルと重厚感は、手土産としてどんなシーンでも外しません。竹の皮の中には、個包装された羊羹が2つ入っており、食べやすさの点でもうれしい心遣いを感じる銘菓です。

取扱い：伊勢丹新宿店

とろ〜り求肥と小豆の絶妙なハーモニー「あも」

昭和33年に滋賀で誕生して以来、素材にこだわったお菓子づくりをしてきた＜叶 匠壽庵＞。ロングセラー商品の「あも」は、外見はシンプルながらも、中に入ったとろける求肥が存在感を発揮する棹菓子です。

求肥を包む餡には春日大納言小豆を使用し、粒が潰れないようひと釜ずつ職人が手炊きしているので、大粒でふっくらとした食感の小豆に仕上がっています。求肥と小豆の絶妙な調和にリピーター続出の、幅広い世代に喜ばれる鉄板の一品。

取扱い：伊勢丹新宿店

透き通った琥珀色が美しい「梅酒羮」

梅苑で有名な京都・北野天満宮の門前で明治時代に創業した＜老松＞は、梅にちなんだ和菓子を手がけ続けています。美しく輝く琥珀色の「梅酒羮」は、文字通り梅酒を使った錦玉羹。

使用される梅酒は北野天満宮から賜った梅を含んでいます。梅の芳醇な香りとさわやかな甘さが印象的で、ゼリーのような食感は若い世代にもおすすめ。また、しっかりとお酒を感じるため、お酒好きな人にも喜ばれる和菓子です。

取扱い：伊勢丹新宿店

丁寧に炊き上げた小豆がぎっしり「をちこち」

＜両口屋是清＞は寛永11年に名古屋で創業、尾張藩の御菓子御用も務めた伝統を持つ和菓子店。「をちこち」は昔の言葉で「遠い近い」という意味があり、遠近の山々の風情を表現しているんだとか。

米粉と混ぜて蒸し上げた村雨と呼ばれる餡で小豆をサンドし、小豆には丹波大納言小豆と北海道産小豆を使用しています。ふっくらと炊き上げられた小豆のやさしい甘さが口いっぱいに広がる上品な味わいです。手頃なお値段で、ちょっとした訪問時の手土産としても重宝しそう。

取扱い：伊勢丹新宿店

もちっと感と歯切れのよさが魅力「生ういろ よもぎ小豆」

1659年創業、名古屋ういろの元祖＜餅文総本店＞。伝統を守りながら時代に合った新しいういろ作りにも力を入れている「名古屋ういろ界のパイオニア」です。

さわやかなよもぎの緑色が草餅を連想させる「生ういろ よもぎ小豆」は、作りにこだわって生み出される、もっちりとした歯ごたえと歯切れのよさが特徴。よもぎの風味がふわっと香り、上に散りばめられた小豆が味と食感のアクセントになっています。親しい友人への手土産などにおすすめです。

取扱い：伊勢丹新宿店

色々な相手やシチュエーションによって選べる棹菓子。食べたい大きさに切って、好きな量を食べられるのも棹菓子の魅力ですよね。もちろん自分用に買って食べるのもまたよしです。ついつい自分の分を大きめに切ってしまいそうですね。

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