2018.03.05
ふわふわを超えたとろとろ食感!? <LADIES&GENTLEMEN>のとろとろパンケーキ
数年前から根強く続いているパンケーキブーム。行列ができる人気店が絶えず生まれるなか、もう飽和状態なのでは? と思いきや、SNSで次なるブームの予感がする一品を発見!
「こんなふわとろの食感は初めて!」「ここは意外に穴場かも」などのコメントで、じわじわと注目度が上昇中。気になるその一品とは、伊勢丹新宿店の中にあるビストロカフェ<LADIES&GENTLEMEN>のチーズスフレパンケーキ。写真の通り、「丸くてふわふわ」というこれまでのパンケーキのイメージを覆す、ちょっと変わった一品なんです。
香ばしい焼き目にナイフを入れると、表面はサクっとした軽さ。そして中からオムレツさながらのとろっとした生地が溢れ出てきます。 口に含むと、食感はまさに「ふわとろ」。チーズ の香りが鼻をぬけ、その味を例えるなら、温かいレアチーズケーキのよう。
形も味も不思議なこのパンケーキ、一体どのように作っているのでしょうか。厨房にお邪魔して、その美味しさの秘密をレポートします!
【美味しさの秘密 1】メレンゲに徹底的にこだわる!
<LADIES&GENTLEMEN>のチーズスフレパンケーキの最大の特徴、ふわとろ食感の秘密はメレンゲへのこだわりにあります。メレンゲは時間が経つと泡がしぼんでしまうため、泡立てるのはオーダーを受けてから。さらに、メレンゲの泡をできる限り壊さないよう、生地と合わせるときは、泡立て器ではなくスプーンを使ってそっと混ぜ合わせます。スフレタイプのパンケーキにメレンゲを使うこと自体は一般的ですが、泡立てるタイミングや、泡立てた後の扱いにまで徹底的にこだわることで、独自の食感を実現しているんです。
【美味しさの秘密 2】焼くのは片面だけ。中まで火を通さない!
口に含んだ時に、とろけるような口どけにするためには、生地に火を入れすぎないことが重要。そのため、焼くのは片側だけにし、内側は半生の状態をキープします。さらに難しいのは、中心の半生状態をキープしながら、表面をパリッと香ばしく焼き上げること。さまざまな加熱方法を模索した結果、フライパンよりも高温で、しかも均一に熱が入れられる鉄板を使用し、クルッとオムレツ型に成形する現在の方法にたどり着いたんだそう。
【美味しさの秘密 3】焼き上がりから1分以内にテーブルへ!
半熟に仕上げた生地には、鉄板から下ろした後も余熱が入るため、時間が経つとどんどんかたくなってしまいます。そのため、焼き上げてからはとにかくスピードが重要。盛り付けはなんと数十秒という早さ! 焼き上がりから1分以内にテーブルに運ばれます。
余熱で生地がかたまる前に召し上がれ!
スピーディにテーブルに運ばれたパンケーキは、提供された瞬間がまさに食べごろ! ふわっとふくらんだ状態にナイフを入れると、湯気が立つほどアツアツ。ふうふう冷ましながら食べるとろとろの食感は、まさに新感覚です。シュワっとした口どけはどこまでも軽く、「余熱が入らないうちに!」と食べるうち、あっという間にお皿が空っぽに。 「あぁ、もうひと皿食べたい」と思わずにはいられないこの儚い味わいこそが、人気の理由かもしれません。
今後、話題になることうけあいの<LADIES&GENTLEMEN>のチーズスフレパンケーキ。体験するなら行列ができる前の今がチャンスです!
取材協力
BISTRO CAFÉ <LADIES&GENTLEMEN>
「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」の青木定治氏や「オー・ギャマン・ド・トキオ」の木下威征氏などの有名シェフがタッグを組んで構成したメニューが楽しめるビストロカフェ。混み合うお昼時が終わった15時過ぎが狙いめ。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館3階=BISTRO CAFÉ <LADIES&GENTLEMEN>にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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