2018.01.19
1玉500円超え! 伊勢丹新宿店で売り切れ続出する高級卵とは!?
伊勢丹新宿店の食料品コーナーで、なんと1玉500円超えの高級卵を発見! スーパーに並ぶ一般的な卵の約30倍という値段にもかかわらず、店頭に並べば売り切れてしまうこともある人気ぶりなのだとか。未知なる高級卵の世界、「いつもの卵」との違いが気になります。伊勢丹新宿店で卵に詳しい菊岡麻梨子さんにイチオシの高級卵とその魅力を聞きました。
見た目も味も別格! 高級卵4選
②<イセ食品>伊勢の卵(赤玉)(6玉入り)702円(税込)
③<高知県土佐ジロー協会>土佐ジロー有精卵(6玉入り)648円(税込)
④<カイシン農場>小倉さんの卵 ハーモニー(6玉入り)324円(税込)
今回紹介する高級卵はこの4商品。どれもおなじみの卵と比べると驚きの価格ですが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
1玉562円! でも納得の「天来烏骨鶏卵」
石川県で烏骨鶏を飼育する<烏鶏庵>の卵。割ってみると、ドーム状に盛り上がった艶やかな黄身、2層になった白身がもったりと立体的です。
「烏骨鶏は産卵のスパンが非常に長く、年間を通しても30〜40個程度しか産まない個体もあるほど。そのため、非常に希少な卵になります。あまり卵を産まない分、卵は黄身のハリがよく、うまみが強いので、卵かけご飯など生食がおすすめです。調味料をかけなくても美味しく食べられますよ」
実際に卵かけご飯で食べてみると、黄身がねっとりと濃厚。白身もふわっとしていて、これまで食べてきた卵とは食感が明らかに違います。黄身そのものにほのかな甘みが感じられ、調味料なしでもご飯が進みます。
この烏骨鶏は広大な竹林の中でのびのびと、自家配合の飼料を与えられて飼育されています。大切に育てられたことを感じる豊かな味わいです。
黄身の弾力がすごい! 「伊勢の卵(赤玉)」
卵一つひとつが植物油でコーティングされて出荷されるという「伊勢の卵(赤玉)」
割ってみると、オレンジの強い黄身が鮮やかです。
「黄身が丸々としていて弾力が強く、非常に濃厚です。植物油のコーティングによって卵内部の二酸化炭素や水分が保たれ、とれたての鮮度が維持されているんです。卵の味わいは親鶏が食べる餌によって変わってくるのですが、この卵は飼料に青魚由来のオイルを配合しているので、黄味の味に深みがあります」
小ぶりなのに黄身が大きい「土佐ジロー有精卵」
「土佐ジロー」とは、高知県原産の天然記念物「土佐地鶏」とロードアイランドレッドをかけ合わせた一代雑種。一般的な鶏卵と比べてみると、卵全体のサイズは小ぶりで重さも10g以上軽かったのにもかかわらず、割ってみると、写真の通り黄身の大きさはほぼ同じ。白身はよりしっかりとしています。
「土佐ジローは強い生命力を持った鶏で、卵も殻が固くしっかりとしています。黄身が大きく、盛り上がっていて、とてもコクのある味わいです。黄身の割合が大きく、しかも白身に臭みもないので、生の白身が苦手な人におすすめしたいですね」
朝どりの美味しさ「小倉さんの卵 ハーモニー」
千葉県香取市より、毎朝とれたての卵を直送している<カイシン農場>の卵。
「採卵後すぐに出荷されるので、新鮮さが違います。これも調味料なしで食べられるくらい卵の味がしっかりしていて、製菓に使うと、生地やクリームのコシやツヤも違ってきます。毎日昼頃に入荷するのですが、店頭に並ぶのを待っているお客さまも多く、いつもほぼ完売ですよ」
非遺伝子組換えのトウモロコシや大豆、海藻カルシウムなど厳選した飼料を使うことで、ミネラル成分を豊富に含んでいます。
「鶏の品種だけでなく、各ブランドの飼育方法や飼料のこだわりが卵の個性につながっています。極力シンプルな食べ方で、卵本来のうまみを楽しんでいただきたいですね」
「いつもの卵」では味わえない、奥深い高級卵の世界。自分へのご褒美に、または一味違う贈り物に試してみてはいかがでしょうか。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング