2018.01.26
伊勢丹新宿店で選ばれている、結婚の挨拶の手土産ベスト5
「結婚の挨拶の手土産」は、伊勢丹新宿店の食品ギフトで一年を通して問い合わせが多いテーマ。「いい印象をもって欲しい」「失礼なことはしたくない」と悩んだ方が、アテンダントに相談するケースが多いんだそう。今回は、数々の結婚の挨拶の手土産を選んできた伊勢丹新宿店のアテンダント加藤美紀さんに、選び方のポイントやマナー、ルールについて教えてもらいました。合わせて伊勢丹新宿店でよく選ばれているアイテム5点も紹介します。
「品物」より重要なポイントあり! アテンダントが教える鉄則
結婚の挨拶で最も気になるのは、「ルール・マナー」に反していないかどうか。でも実は、結婚の挨拶の手土産選びには「ルールがない」と加藤さんは言います。
「結納となると話は別ですが、結婚の挨拶ならではの『ルール』というのはないんです。唯一ルールを決めるとすれば『先様のお好みに合わせる』ということですね」
手土産を渡す主な目的は、「時間を作ってもらったことに対するお礼」。その気持ちを伝えることを主眼におけば、おのずとふさわしいアイテムが見えてきます。
そのほか、価格帯・のし・紙袋の有無・風呂敷の使い方・渡すタイミングなどの気になる項目については、記事の後半で紹介しています。
伊勢丹新宿店で選ばれている、結婚の挨拶の手土産ベスト5
ルールはないとはいえ、「人気のアイテム」は知っておきたいところ。そこで、伊勢丹新宿店で決定率の高い5点をご紹介します。価格帯は「先様に気を遣わせない金額」ということで3,000円〜5,000円程度が主流。選んではいけないものは特にはなく、ここでは紹介していませんが、お酒が好きな方ならお酒でもOKです。
① ほどよいサイズ感が人気<円果天>水晶・月餅詰め合わせ
2人暮らしのご両親でも食べきりやすいサイズ感、詰め合わせのバラエティ感がちょうどいいと、選ばれることが多いのがこちら。月餅はオリジナルの焼き印を選び、季節感を演出することも可能です。
「オリジナルのメッセージカードが選べるのもポイントです。『これからも末長く宜しくお願いします』という気持ちをメッセージでお伝えしてもいいですね」
② やはり王道がいいという方に<とらや>最中
手土産の王道中の王道<とらや>は、やはり選ばれることが多いブランド。羊羹が定番ですが、ちょっと趣向を変えた最中もおすすめなんだそう。
「日持ちが短めのものが多い和菓子の選択肢の中で、<とらや>さんのアイテムは比較的日持ちが長め。先様に食べるタイミングを急かさないという意味で気遣いにもなりますね」
③ ご飯にもお酒にも合う<赤坂松葉屋>赤坂料亭ごのみ お詰合せ
手土産を選ぶ上で一番困るのが「相手の好みがわからない」という場合。特に結婚の挨拶の場合、男性側のご両親とのコミュニケーションがなかなかとれない、ということが少なくないんだとか。
「お好みが不明の場合、定番の焼き菓子になるか、あって邪魔にならない食事系のアイテムになることが多いんですが、なかでも<赤坂松葉屋>さんは選ばれることが多いですね」
すき焼きの名店が手がける食べきりサイズのつくだ煮は、ご飯のお供はもちろんお酒にもぴったり。
「50〜60代で共働きのご両親の場合にも、すぐに食べられるこちらのアイテムは重宝されます。お菓子のいただきものが多いという方におすすめすることも」
④ 地方の方への珍しい一品に<ユーゴ・アンド・ヴィクトール>フィナンシェ
「結婚の挨拶の手土産に海外ブランドのお菓子!?」と意外に思われるかもしれませんが、地方にお住まいのご両親への手土産には、ご当地にはない珍しいものが喜ばれるといいます。
「王道の和菓子もいいけれど『せっかくなので珍しいものがいいです』とおっしゃる方が多いですね。先方のお母さまがおしゃれな方なので、絶対洋菓子がいいです! というケースも」
2011年に日本上陸したこちらのブランドは、日本で4店舗というレアさがポイント。個数が少なめの箱を選んで、もう一品、王道のブランドを組み合わせるという手もあります。
⑤ 話のタネにするなら<ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ>バウムシュピッツ
こちらも「日本に5店舗」の限定感が際立つアイテム。本場ドイツのバウムクーヘンが人気の<ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ>から、定番の丸いバウムクーヘンではなく、あえてチョココーティングの一品をセレクト。
「ご挨拶の当日は緊張しているため、話がとぎれてしまうことがありますね。そんなときの話のきっかけになりそうなのがこのアイテムです。日本ではなかなか手に入らないという点や、バウムクーヘンに次いでこちらも人気のアイテムだという点、本場ドイツの味だという点など、話題に困りませんよ」
結婚の挨拶の後、ご両親に定期的に会うことになるため、手土産のネタ切れにならないようにとあえて「珍しいアイテム」を選ぶケースもあるんだそう。
まだまだ気になる、結婚の挨拶の手土産のQ&A
アイテム選び以外にも、包み方や渡し方など気になる項目はたくさん。細かい点についてもアテンダント加藤さんに解説してもらいました。
【Q1】のしはかける? 表書きはどうする?
A.かけない場合もあり、ケースバイケースです
「仰々しくしたくない場合は、包装紙にリボンを選択される方もいらっしゃいます。親しい関係性だからこそ、改まった感じを出すためにあえて『のし』をかけるという方も」
表書きは「ご挨拶」。名前を覚えてもらう意味で、フルネームを書いておきましょう。
【Q2】ふろしきには包んだほうがいい?
A.包まないほうが多数
「ご挨拶の場所はご自宅とは限りません。レストランなどの場合、相手の持ち帰りやすさを考えると、ふろしきより紙袋でお持ちするほうがスマート。お相手の都合を優先して決めるといいでしょう」
【Q3】渡すタイミングは?
A.いつでもOK。ただし、事前に決めておくこと
「顔を合わせた早々のタイミング、自己紹介の後、帰り際など、いつ渡してもマナー違反にはなりません。途中で話が途切れたときに渡すという手もあります。いずれの場合も、カップルで話し合っておいて、当日あわてないことが大事です」
【Q4】選んではいけないものは?
A.特にはありません
「縁起がどうこうといったルールはありません。ただ、お相手に『心遣い』を伝えるものですので、当日あわてて購入するのは避けたほうがいいです」
【Q5】商品券を選ぶのは失礼?
A.品物が荷物になる場合は、選択肢に入れてOKです
「遠方からお越しいただく場合や、お酒を差し上げたいけれど荷物になる……といった場合には、商品券やビール券などを差し上げても大丈夫です。『本当は○○○をお渡ししたかったのですが』とひとこと加えると気持ちが伝わりますね」
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/円果天、茶の道/とらや、粋の座/赤坂松葉屋、カフェ エ シュクレ/ユーゴ・アンド・ヴィクトール、グランアルチザン/ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ
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