2017.11.01
知ってた? 福井県では水羊羹(ようかん)は冬が旬です。人気のアイテムをご紹介
水ようかんの季節といえば? 46都道府県が「夏」と答えるなか、唯一「冬こそ真の旬!」と独自路線を貫いている県があります。そう、福井県です。
真冬、こたつに当たりながら、薄い箱に流された一枚板の水ようかんをいただくのが福井流。その材料には黒糖が使われるのが基本で、コクがあるのに甘さは控えめ。水分多めのプルプル食感が特徴です。
そして、ブランドごとに個性が異なるのも魅力のひとつ。注目の冬水ようかんをピックアップしました!
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福井県民のスタンダードはこれ。<えがわ>
福井の水ようかんを語るなら、絶対に外せないのが<えがわ>。創業76年の歴史を持つ同店は、昭和30年ごろ和菓子店から現在の水ようかん専門店に移行。以来、地元でのローカルCMや飛行機を使った宣伝などの効果もあって、毎年冬になると県内のスーパーの店頭にも並ぶ、福井のスタンダードとなりました。黒糖のほかにざらめ糖を使った水ようかんは、あっさりとした味わい。ひとりで1枚丸ごと食べてしまうという人も続出する人気の水ようかんです。
洋菓子店による異色の水ようかん。<シュトラウス金進堂>
ウィーン菓子の専門店ながら、冬水ようかんを手がける異色の洋菓子店<シュトラウス金進堂>。一般的な冬水ようかんのセオリーに反し、黒糖を使わずに三温糖で仕上げるという、個性派です。黒糖特有のコクの主張がないため、優しい甘さでスッキリとした口当たり。みずみずしくやわらかな食感もたまりません。
どっしり重厚、後味さっぱり。<西勘堂>
和菓子のみならず、洋菓子まで手がける<西勘堂>。自社で炊いた小豆を練り上げ、そのあんを水ようかんに仕上げました。素朴で心なごむパッケージに相応しい、どこかノスタルジックな味わいです。黒糖の風味は、ほんのり香る程度に抑えられ甘さも控え目。
奥ゆかしい甘さと、潔い後味。<お菓子処丸岡家>
総じて甘さ控えめな冬水ようかんのなかでも、特に奥ゆかしく上品な味わいで地元で愛されるのが、<お菓子処丸岡家>の「福井の冬菓子水ようかん」。上白糖と合わせて使用される黒糖は波照間産のもの。口のなかで黒糖の風味をしっかりアピールしながらも、スッと引いていく後味。その心地よさに創業85年という老舗和菓子店の歴史を感じる味わいです。
スッキリ品のある甘み。<菓子処 阿んま屋>
鮮やかな朱色のパッケージが目を引く「丁稚ようかん」。丁稚ようかんとは、福井の冬水ようかんの別名。江戸時代奉公に出ていた丁稚が里帰り土産にしたため、この名前が付いたという説があります。水ようかんは、北海道産の良質な小豆を使った自家製あんで、やや淡めの色合い。スッキリと品のある甘み、食感はやわらかめで、隠し味に塩を効かせています。
ぶ厚めなのに、口当たりなめらか。<御菓子司 大黒屋>
<御菓子司 大黒屋>は、江戸時代創業の老舗和菓子店。水ようかんの季節になると、毎朝あんを炊いて、出来立てを販売することにこだわっているそう。福井の水ようかんとしては厚みがありながらも、なめらかな食感でつるりとしたのどごし。黒糖の風味が豊かに広がります。
話のタネにも、一度は食べておきたい福井の冬水ようかん。気になった人は、ぜひ見逃さないで!
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