これで低糖質・低カロリー！ ミシュラン三ツ星シェフが考案したヘルシー弁当とは

見てください、つやつやと輝く牛肉と色鮮やかなおかずがぎっしり詰まったお弁当。この豪華さとボリュームなのに、なんと低糖質・低カロリー！ 一体どうやって美味しさとヘルシーさを両立させているのでしょうか？

このお弁当を手掛けているのは、2017年にスタートした＜おいしいプラス one and only＞という新ブランド。ミシュランガイドで7年連続三ツ星を獲得している日本料理店「青山えさき」（※2017年10月現在移転準備中）の店主・江﨑新太郎シェフが監修しています。

「『おいしいは、からだにいい』をコンセプトに、化学調味料・保存料・着色料・香料は使わず、厳選した食材を使っています」と話すのは＜おいしいプラス one and only＞で調理を担当する鶴崎友宏さん。お弁当作りについて、さらに詳しく教えてもらいました。

美味しくてヘルシーを両立させた、３つの工夫

【工夫１】「こんにゃく米」で糖質とカロリーを大幅カット！

＜おいしいプラス one and only＞のお弁当に入っているごはん。一見するといたって普通の白米ですが、半分はこんにゃくなんです。

「群馬県産のこんにゃく芋から作られた米形のこんにゃくを、低農薬栽培のひとめぼれに混ぜ込んだ「こんにゃく米」を使うことで、通常の白米の糖質とカロリーを約半分にまで抑えることができます」

食べてみると、しっとりとした口当たりで、ほんのりとだしの風味がします。こんにゃく独特のにおいはなく、こんにゃくが入っていることに気がつかない美味しさです。また、おかずには「羅漢果（らかんか）」という糖質の低い甘味料を使っています。

【工夫２】揚げものは湯葉を使って「揚げずに調理」

＜おいしいプラス one and only＞でも人気のおかず、鶏のから揚げを食べてみると、衣はサクッと香ばしく、噛むごとに鶏肉のうまみが口に広がりますが……。

「揚げものの衣にはパン粉ではなく、乾燥湯葉をまぶしています。調理法は鶏肉から出る脂を生かして蒸し焼きにする特別なノンフライ製法を採用。まるで油で揚げたようなサクッとした食感に仕上げています」

【工夫３】彩りや食感まで、五感で満足できる心配り

「美味しさのためには食材選びや調理法だけでなく、五感を満足させることを心がけています。いろいろな食材を使って、わくわくさせる彩り、それぞれの素材に合った食感、口に運んだときの香りと味わいのバランスを意識することで、楽しんでいただけるよう工夫しています」

食べる人の立場になって細部にまで気を配ることは、簡単そうで難しい、一流の和食シェフならではのこだわりだと感じます。

＜おいしいプラス one and only＞で売れているお弁当ベスト３

定番ものから季節ものまで、約6種類ほどあるラインアップの中から、人気のお弁当を教えてもらいました。

１）「滋味溢れるお肉と土を知る 野菜の味わいスペシャル弁当」

糖質32.2g、491kcal

「＜おいしいプラス one and only＞の顔とも呼べるのがこのお弁当です。国産牛のローストビーフや鶏の唐揚げ、ミートボールなど４種類もの肉のおかずと、季節ごとに変わる野菜のおかずがぎっしり！ 本格的な和風だしをたっぷり使った玉子焼きや豆のトマト煮など、和洋中のバリエーションも豊富。副菜の野菜は大ぶりに切ってあり、それぞれの食感が楽しめます」

２）「群馬県産 清流鱒（ます）弁当」

糖質38.9g、327kcal

「メインのおかずに、群馬県の清流で育った希少な『武尊鱒（ほたかます）』を使った照り焼きが入ったお弁当です。脂ののった鱒は臭みがなく、肉質はしっとりとキメ細やか。薄味のたれにすることで、鱒の美味しさを引き立てています。副菜にはきのこやかぼちゃ、さつまいもなど、食物繊維が豊富な秋野菜をふんだんに盛り込みました」

３）「国産牛ステーキ弁当」

糖質43.2g、642kcal

「国産の牛もも肉ステーキがのった贅沢なお弁当です。牛肉の美味しさがストレートに味わえるさっぱりした甘辛だれが特徴。冷めてもやわらかくジューシーに仕上がる焼き加減にもこだわっています。トマトハンバーグや豚肉の中華風炒めも入っていますが、糖質もカロリーも抑えています。ダイエット中にお肉を食べたくなったときにおすすめです」

2017年秋から新登場！ おにぎり＆総菜にも注目

秋から新登場したおにぎりにも、こんにゃく米を使用しています。総菜はかぼちゃのあんかけやみそ炒めなどの定番メニューから、ハーブ炒めなど和食にとどまらないメニューまで、充実のラインアップです。

美味しいのに低糖質・低カロリーな＜おいしいプラス one and only＞のお弁当。その背景には「食べる喜びを叶えるために、最大限のお手伝いをしたい」という作り手の努力と工夫がありました。ぜひ、一度食べてみてください！

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。