2017.10.17
シベリア、ジャングル!? 大自然から届いた非加熱はちみつがすごい
非加熱で瓶詰めされたはちみつは、日本の市場では1%程度しか出回っていないとされる、希少なものです。しかし、そんな非加熱はちみつ界のなかでも、プレミアム度、ドラマ性ともに別格な存在があるとか。通称「シベリアはちみつ」と「ジャングルはちみつ」です。
驚くのはその壮大なバックストーリー。極寒の地シベリア、熱帯の地カンボジアという両極の大自然から届いた非加熱はちみつの魅力を紹介します。
非加熱はちみつのここがすごい!
一般的なはちみつは加熱処理されていますが、熱を通すことで、はちみつ本来の豊富な栄養のうち失われてしまうものもあります。対して、非加熱はちみつは栄養素がより多く含まれるとされている分手間がかかり、市場にはほとんど出回らないのだとか。
そんな非加熱はちみつ界きってのカリスマ「シベリアはちみつ」「ジャングルはちみつ」とは!?
スケール桁違い! 「シベリアはちみつ」のここがすごい!
その名の通り、ロシアのシベリアで収穫された「シベリアはちみつ」。
【ここがすごい①】人里まで200km! ときに移動手段は馬!
開花の時期に合わせて、蜂の巣箱を移動させながら収穫されるシベリアはちみつ。どの採取地も国立公園や針葉樹林帯の中にあり、手つかずの大自然が残っています。人里からはなんと200kmも離れているそう。道がなく、車が進入することができないことも少なくないため、馬で巣箱を移動することもあるとか……!
【ここがすごい②】「木」のぬくもりこそすべて。
ボルティアという古代から伝わる手法で採取されるシベリアはちみつ。かつては生きた木の幹をくりぬいて巣箱とする手法だったとか。現代では生木の代わりに丸太を使うようになったそうですが、今なお蜜を採取する道具、採取した蜜を詰める樽……などすべて木製。その理由は、「はちみつは、わずかでも金属に触れてしまうと酸化してしまうから」。並々ならぬこだわりに驚愕です。
【ここがすごい③】それでも手に入れたいはちみつが、そこにある!
9ヵ月に及ぶ冬の時期には、マイナス40度の極寒の地となるシベリア。シベリアはちみつは、蜂がその過酷な冬を生き抜くためにため込んだ保存食です。そのため、ロシアのほかの地域や諸外国のものよりも味わいが濃厚。「甘いデザートではなく素晴らしい栄養源」と生産者が太鼓判を押すはちみつは、もう、とにかくすごそうです。
日本人ハニー・ハンターが作る「ジャングルはちみつ」のここがすごい!
「シベリアはちみつ」に負けず劣らずドラマティックなのが、熱帯の地カンボジアのジャングルで採取された<クメールハニー>のはちみつです。日本人のハニー・ハンターが、無二のはちみつを作り出しています。
【ここがすごい①】ジャングルに魅せられた日本人のハニー・ハンター!
カンボジアのジャングルで超貴重なクメールハニーを採取しているのは日本人の緒方陽一さん。美しいカンボジアのジャングルに魅了され、この自然を壊さずにできることはないか……と模索した結果、野生のミツバチを使ったはちみつ作りに思い至ったとか。
【ここがすごい②】野生のミツバチが集めたはちみつを3ヵ月かけて濾過
<クメールハニー>のはちみつは、ジャングルに咲く花や樹液から集めた野生の百花蜜。手つかずの森が生み出す自然のエネルギーにあふれたはちみつは、非加熱の状態で瓶詰めするため、コーヒーをドリップするように丁寧に、何度も濾過。3ヵ月以上かけてじっくり水分を蒸発させることで、糖度が高まり、酸化することなく熟成状態にできるそう。
【ここがすごい③】熟成期間18ヵ月以上!
濾過したはちみつは、ワインのようにじっくりと18ヵ月以上寝かせ、熟成させるそう。熟成が進むにつれて味わいの奥行が深まっていくとか。
はちみつについて、これまでの人生で特に興味がなかった人も、こんなバックストーリーを知ってしまったら、いったいどんなものなのか気になってしまうのではないでしょうか!? 大自然から届いたはちみつのすごさをぜひその舌で確認を。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は下記の期間、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリー・グランアルチザンにてお取扱いがございます。
<蜂みつ美術館>の商品は2017年10月18日(水)〜24日(火)
<クメール ハニー>の商品は2017年11月1日(水)〜7日(火)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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