京都名物たまごサンドが進化！ だし巻きタイプからまさかのがっつり肉系まで

ゆで卵の替わりに、分厚いオムレツを挟んだ京都のご当地たまごサンドが注目されて久しいですよね。王道はオムレツを挟んだシンプルなサンドイッチ……ですが、「もっとご当地たまごサンドのポテンシャルを引き出そう！」と立ち上がったのが、京都の各店。

デリ店はもちろん、フレンチ店、さらには和食店まで。大胆な発想で生み出されたニューご当地たまごサンドに注目です。

パンチの効いたボリューム系！ ＜祇園おくむら＞の「おくむらのたまごサンド」

フランス懐石料理店＜祇園おくむら＞のたまごサンドは、たまごと生クリーム、塩だけで焼き上げた厚さ約2.5㎝のふわふわオムレツが主役。オムレツとカクテルソースのシンプルな「おくむらのたまごサンド」が王道の味ですが、進化系として、伊勢丹新宿店限定で2種が登場。「たまごサンドグラナパダーノ添え」は、チーズの塩味がオムレツの味わいを引き立て、お酒にも合いそうな大人の味に。「たまごサンドベーコン」は厚切りベーコンとオムレツの黄金コンビ。リッチでボリューミーなビジュアルが、SNSでも注目の的になりそうです。

＜RITA＞の「ソースが選べるたまごサンド」

辛子（伝統）と甘口（モダン）、どっちにする？

1971年創業の角井食品が手がける＜rita＞。洗練されたサンドウィッチが人気です。同店の名物「手づくりたまご焼きサンド」に、ワンポイント変化を加えた一品がお目見え。「ソースが選べるたまごサンド」は、長く愛される辛子マヨネーズだけでなく、口当たりの軽い甘口マヨネーズの2種類から選べる伊勢丹新宿店限定バージョン。オムレツは生クリーム、バターソースなどの濃厚なコクが特徴です。シンプルな食材で作られるたまごサンドだけに、ソースの違いでどんな変化を生むのか、食べ比べてみたくなりますね！

＜SAIKIYA＞の「だし巻サンド」

だしが染みたたまごに、辛子マヨとチリソースがピリリ

最後に紹介するのは、京都・大徳寺の仕出し料理店＜さいき家＞が2017年5月に生み出した自慢の一品。「だし巻サンド」はその名のとおり、鰹と昆布のだしとたまごを1：1で焼き上げた＜さいき家＞の定番、だし巻たまごを挟んだ和風スタイルです。それでいて、耳付きのうす切りパンの片面には辛子マヨネーズ、もう片面にはチリトマトソースを塗って辛味を効かせ、だし・たまご・ソースが渾然一体となった複雑な味わい。伝統的な和食に海外のエッセンスを取り入れた、まさに進化系たまごサンドです。

ブーム発祥の地と言われているからこそ、いろいろな食文化が加わって多様化している京都の「たまごサンド」たち。存在感あるソースやトッピングで、古都の新たな風情を感じてみてはいかがでしょうか。伊勢丹新宿店で開催される「第25回 ～伝統とモダンの競演～京都展」で、期間限定で味わえるので、ぜひお見逃しなく！

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