2017.09.23
バンコク伊勢丹を覗いたら、パンチのきいたフルーツ天国だった!【海外伊勢丹レポート#1】
海外旅行で現地のショップを覗いて人々の暮らしに触れるのは旅の楽しみのひとつですが、海外にも伊勢丹があることをご存知でしょうか。同じ伊勢丹でも日本の「デパ地下」と似ているのか違いがあるのか……!? 現地スタッフが食品フロアの様子をレポートします!
海外レポート第1回目は旅行先として人気のタイ。バンコク伊勢丹のスタイリスト・岡元亮祐さんによると、タイならではの食材が豊富な上に、日本からの駐在員も多く住んでいるため、日本食も充実のラインアップなのだとか。
【トピックス1】バンコクでは日本食が日常的に食べられている
バンコク伊勢丹の食品フロアは5階。タイの食材で溢れているのかと思いきや、8割方が日本食ブランドとのことだから、さすがは親日国といわれるタイ。
「寿司、トンカツ、おにぎりといった代表的な日本食が日常的に食されています。日本と少し違っておもしろいと思うのは、寿司がビニールに包まれて1貫ずつ売られているところです」
握り寿司は1貫が大きめで、パッと手に取りやすく個別に包装されています。どうやら、おにぎりと同じファストフード感覚でカジュアルに食べられているみたい。ちなみに日本米は地元タイの人々にも大人気。
「チェンマイの契約農家のバン氏が作る、有機肥料80%以上を使用したタイ産ジャポニカ米をお取扱いしています。ジャスミン米やタイ米より香りやクセがマイルドな点が好まれる理由。タイ人のお客さまには玄米で食べるという方もいらっしゃるんですよ」
もしタイに住むことになっても日本米が食べられる……というのはちょっと安心。また、約240席もの広さがあるフードコート「88食堂NIPPON」には、ラーメン店<麺屋武蔵>や博多発の<焼きとりの八兵衛>、六本木の<寿司小松>などが軒を連ねています。バンコクで日本食が恋しくなったら駆け込むスポットとして覚えておきたいです。
【トピックス2】大判焼きが緑のクリーム!?
さてスイーツはどうでしょう? 大判焼きが人気とのことですが、これは……中のクリームが緑色! バンコクを訪れたら忘れずに食べたい、見た目のインパクト大のおやつです。
「緑色の正体は熱帯地域で育つパンダンリーフという葉で、東南アジアではスイーツによく使用されます。ベースはココナッツミルクのカスタードクリームです。このほか店頭にはタロイモクリーム味の大判焼きもあります」
【トピックス3】個性たっぷりのフルーツ天国!
「バンコクらしさといえばフルーツの計り売りが充実しているところでしょうか。ソムオー(ザボン)は皮をむき種も取り除いた状態で、すぐに食べられることからご好評いただいております。珍しいのは、黄色いジャックフルーツ。『世界最大の果実』とも呼ばれていて、完熟するとドリアンのようなクセの強い香りと甘さに。タイでは細切りにしてココナッツミルクを用いたお菓子やアイスクリームと一緒に食べることが多いんです」
この、赤いイガイガは何でしょう……?
「毛のようなものに覆われていますが、これもランブータンという果物です。ライチと同じ科のフルーツで、真っ白な果肉、甘みと酸味も、ライチとよく似ています」
このほかにマンゴーは3種類、ドリアンは4種類も取扱いがあり、フルーツのバリエーションが豊富。色や形の変わった果物を眺めて歩くだけでも旅気分が高まって楽しそうです。
【トピックス4】お土産にしたいタイの調味料が充実
「バンコク伊勢丹でタイらしい食材といえば、調味料の数々。カピは小エビを塩漬けにして発酵させた、ナンプラーと並ぶ日常食。タイカレーの風味付けに欠かせません。ナムプリックは、油に干しエビ、唐辛子、にんにくなどを加えたペーストで、カオパット(炒飯)を作る際に加えたり生野菜をディップしたりします。原材料の違いで種類が複数あり、味の好みは人それぞれ。そのほか日本の醤油に近いシーユーカオ、タイの味噌・タオチオなども揃っています」
日本人にとってはなじみのある食品が並んでいるから安心して買物できるし、現地ならではの掘り出し物まで見つかりそうなバンコク伊勢丹。旅の予定が押してお土産を買う時間が限られてしまった時に覗いてみると、いいものが見つかりそうです。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、バンコク伊勢丹にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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