2017.07.29
バイヤーおすすめ! 今の京都の酒事情がわかる日本酒5選
京都は、古くから都に近く位置する酒どころとして栄え、現在も蔵元が豊富な地域。一度は口にしたい銘柄が揃っています。京都旅行の際に訪れて現地で味わうのもいいけれど、瓶を持って帰るにはちょっと重い……。そんな時はオンラインでお取り寄せできると便利です。
ジェイアール京都伊勢丹のバイヤー・小幡尚裕さんに、今の京都の酒事情を知る上でチェックしておくべき日本酒5銘柄を教えてもらいました!
リンゴのような香りが立ち上る<佐々木酒造>聚楽第 純米大吟醸
京都の蔵元といえば、まっさきに覚えておきたいのが<佐々木酒造>。洛中に現存する唯一の蔵元であり、有名俳優のご実家でもある……! そんな<佐々木酒造>でイチオシは「聚楽第 純米大吟醸」。
「京都の銘酒と言っていい酒です。米は山田錦を使用していて、リンゴを思わせる上立ち香(うわだちか)、すっとキレる気品のある味わいが特徴。繊細な京料理との相性もいいんです。7℃ぐらいまで冷やし、ワインのようにステム付きのグラスで愉しむのがおすすめです」
まろやかな米のうまみを食前酒に<増田徳兵衛商店>稼ぎ頭
京都・伏見のにごり酒として全国的に著名な「月の桂」を手がける<増田徳兵衛商店>。近年はこちらの純米酒「稼ぎ頭」も日本酒好きの間で注目を集めているのだとか。
「果実のようなスッキリとした酸味と米本来のなめらかな丸みが口中に広がる上品な味わいで、食前酒におすすめ。アルコール度数が8.5度と低めで飲みやすく、お酒に弱い女性にも人気です。ネーミングの『稼ぎ頭』はご進物としても重宝され、特に海外のお客さまへご紹介すると漢字の意味を知って喜ばれる方が多いんです」
コクとふくよかさが白ワインのよう<白杉酒造>白木久 純米無濾過生原酒 BASARA
京都の北部、丹後で安永6年(1777年)から酒を造り続ける<白杉酒造>。「白木久 純米無濾過原酒 BASARA」は、濾過していないからこそのコクを楽しめる一品で、さながら微発泡の白ワインのよう。
「地元・京都丹後産のコシヒカリ、つまり飯米を100%使用するという珍しい酒造り。ふくよかさが堪能できる日本酒です。マスカットや白いブドウを連想させる香りを持ち、キリッとキレの良い辛口なので、和食や日常の家庭料理と幅広くペアリングできるお酒です」
赤い日本酒があるなんて! <向井酒造>伊根満開
京都・丹後半島の伊根町に江戸時代から酒蔵を構える<向井酒造>。女性杜氏が手がける日本酒「伊根満開」は、ほのかにピンクがかった赤色が特徴です。ぜひグラスに注いで、見た目からも堪能を。
「日本酒度数が-18度と甘口で、日本酒というよりほぼロゼワインのような新感覚のお酒です。紫小町(赤米)などを原料米にしており、丸みのある酸と米のうまみが感じられます。フレンチやイタリアンなど濃いめの味付けの料理に合わせてみてください」
イタリア料理と相性良し! <松本酒造>RISSIMO 2015
京都の酒どころ・伏見で寛政3年(1791年)から日本酒を造り続ける<松本酒造>が打ち出すのは、スタイリッシュなボトルの「RISSIMO 2015」。
「キレのある酸味とほのかな甘みに定評のあるお酒です。酒造好適米として近年話題の『愛山』を使用しています。『イタリアンにも合う日本酒を』というコンセプトをもとに作られたもので、食中酒としての酸のバランスにこだわり、和食以外でも、油物や肉料理に合わせていただけるお酒です。『RISSIMO』は、イタリア語で米を意味する『Riso』と、最上級を意味する接続尾『-issimo』を合わせた造語。米のうまみがぎっしり! といったところでしょうか」
ご紹介した5つの日本酒は、いずれもキリッと冷やして飲むのがおすすめの銘酒。ぜひ手元に取り寄せて、京都の美酒に酔いしれてみてください。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、ジェイアール京都伊勢丹地下1階=和洋酒・フーズギフトにてお取扱いがございます。
また、ジェイアール西日本伊勢丹オンラインストアでもお取り扱いいたしております。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング