2017.06.23
品種改良で美味しく進化! プロが教える注目「小玉スイカ」ベスト3
夏のフルーツの代表といえばスイカ。大玉が定番ですが、青果のプロによると、今食べるべきは「小玉スイカ」らしいんです。
「ひと昔前の小玉スイカは味が悪くて食感もシャリシャリ感が少ないと不評でしたが、ここ数年、各生産地の目覚ましい品種改良で飛躍的に進化しました。最近の小玉スイカって、本当にすごく甘くて美味しいんです!」
そう教えてくれたのは、伊勢丹新宿店の青果ショップ担当・立花将樹さん。バイヤー経験があり、長年にわたってフルーツの進化を見届けてきた目利きのスペシャリストです。
今回は立花さんがオススメする今年食べるべき3つの品種をピックアップしました!
①薄皮で大玉のようなシャリ感! 和歌山生まれの「ひとりじめ」
温暖な気候から柑橘類の産地としてイメージが強い和歌山県ですが、この地で生まれた「ひとりじめ」は小玉スイカとして高い人気を誇るブランドです。
「『ひとりじめ』は甘くて美味しいスイカです。いちばんの特徴は、皮が薄いこと。皮のギリギリまでたっぷりと実が詰まっていて、大玉に近いシャリシャリとした食感が楽しめます」
6月から7月中旬にかけてのみ味わえる初夏限定のレア品種なので、気になった方は逃さないで。
②外見が黒いスイカ!? 大玉に引けを取らない甘さ際立つ「黒小玉」
「その名の通り皮が黒い『黒小玉』。まずその見た目にインパクトがありますよね!」
「黒小玉」は全国トップの生産量を誇るスイカの名産地、熊本県で生まれました。美味しいスイカを育てるには「水はけのよい土壌」と「寒暖の差がある気候」が条件と言われていますが、火山灰地質の熊本はまさに栽培に適した環境だとか。
「『黒小玉』は、スイカの甘さやシャリ感など美味しい要素を抽出して生まれた進化系ブランドです。果肉はやややわらかめですが、以前よりかなり歯ごたえのある食感が楽しめるようになったんです」
スイカのシーズンを告げる4月ごろから市場に出回り、7月上旬ごろまでがピークになるそう。
③名前に違わぬ甘さ満点! 茨城の「スウィートキッズ」
季節が本格的に夏を告げるにつれて、スイカ前線は徐々に東日本へと北上しますが、それに伴って、美味しい小玉スイカがさらに登場します。6月半ば~7月末が旬という茨城県生まれの「スウィートキッズ」もそのひとつ。
「西の熊本に対して、茨城や千葉もスイカ栽培が盛んな地域です。『スウィートキッズ』は少し楕円形の形をしているのが特徴。味は『ひとりじめ』や『黒小玉』に負けず劣らず甘みが強く、なんといっても果汁がたっぷりでジューシー。このブランドも皮の際まできちんと甘さがあって美味しい果肉を味わえますよ」
甘さを存分に味わいたいなら、「冷やしすぎない」のがおすすめ
今回ご紹介した「小玉スイカ」はいずれも劣らぬ絶品たち。ところで立花さん、オススメの食べ方は?
「スイカは冷やし過ぎると甘みを感じにくくなってしまいます。風通しのよい日陰に保管して、食べる3時間前くらいに冷蔵庫で冷やしておくと、15℃くらいのちょうどよい温度でお召し上がりいただけます。塩をかけなくても十分に甘みを感じられるので、そのままいただくのがオススメです!」
商品の取扱いについて
この記事でご紹介している商品は、伊勢丹新宿本店本館地下1階=フレッシュマーケット(生鮮食品)にてお取扱いがございます。
※天候等により、産地の変更や入荷のない場合がございます。予めご了承ください。
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会期:~2017年8月19日(土)午前10時まで
(※8月1日(火)午前10時より「三越 夏の贈り物」「伊勢丹 夏の贈り物」として、規模を縮小して承ります。)
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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