2017.07.14
濁らない、渋くない。スッキリ美味しい水出しアイスティーの作り方
家でもカフェのようにバランスのよい渋みで、見た目もキレイな美味しいアイスティーを飲みたいものですが、どうしても濁りが出てしまったり、渋みが立ってしまったりとうまくいかないことも……。
「アイスティーの作り方にはお湯出し、水出しの2つの方法がありますが、見た目に濁りが出ず、スッキリした味わいを求めるならだんぜん水出し。『水と茶葉の比率』と『よい茶葉を使う』というコツを守れば、ひと晩冷蔵庫に入れておくだけで美味しいアイスティーができます」
そうコツを教えてくれたのは、伊勢丹新宿店のオリジナル紅茶ブランド<ナヴァラサ>を展開するリーフルの三田村和彦さん。紅茶のプロが、手軽で失敗知らずのアイスティーのコツを教えます!
スッキリ濁らないアイスティーなら水出しで!
「水出しは低温でじっくり抽出することで、渋味成分が出にくく、よりみずみずしくまろやかな味わいに仕上がります。見た目も、お湯出しはクリームダウンといって、さまざまな条件により、お茶の水色が白っぽく濁ってしまうことがありますが、水出しはひと晩水と茶葉を入れたサーバーを冷蔵庫に入れておくだけでクリアな水色に仕上がるんです」
水出しアイスティーの作り方
[材料]
- 水…1L
- 茶葉…12g(ティースプーン山盛り約4杯)
[作り方]
水と茶葉をサーバーに入れて、ひと晩冷蔵庫へ。翌朝茶葉を濾したらできあがり。
プロが教える水出しアイスティーのコツはたった2つ。
- 茶葉と水の比率を守る。
- 質のよい茶葉を使う。
この2つを守って茶葉と水をサーバーに入れ、冷蔵庫でひと晩置くだけで、美味しいアイスティーが仕上がります。
「茶葉の種類によっても多少変わってくるのですが、茶葉と水の比率の基本は水1Lに対し、茶葉12g(ティースプーンで山盛り約4杯)。半分の500mlの水で作りたいなら、茶葉は6〜7.5gがおすすめ。また、アイスティーは茶葉そのものの味わいがじっくり抽出されることになるので、ぜひ質にこだわっていただければと思います」
茶葉選びのポイント
- ストレートで飲んで美味しいもの
(特におすすめはダージリンのファーストフラッシュ) - フレーバーティーの場合はフルーツなどすっきりした香りのもの
スッキリみずみずしいアイスティーなら。「ダージリン ファーストフラッシュ」
「紅茶のシャンパン」と呼ばれるほどの香りの高さで知られるダージリンの、春摘みの紅茶「ファーストフラッシュ」。
「水出しにするとよりさっぱりとして、若葉のような清々しくフレッシュな味わいが際立ちます。まるで緑茶のような黄金色に輝く水色も特徴ですね。この時期にとれたみずみずしい香りとさわやかな味わいは、特別なものです」
DJ-1は、その年農園で初めて製造された新茶を指します。まるでフレーバーが付けられているかのような香りは衝撃的ですらあり、この価格も納得です。
芳醇な味わいのアイスティーなら。「ダージリン セカンドフラッシュ」
ファーストフラッシュとぜひ飲み比べてほしいのが、夏摘みの茶葉「セカンドフラッシュ」。
「夏摘みのセカンドフラッシュは、より紅茶らしいふくよかな香り、甘みとコクがあり、春摘みに比べると紅茶らしい渋味も感じられるのが特徴。水色も少し赤味が増して、これぞ紅茶といった色合いですね」
ファーストフラッシュと比べると、同じダージリンながらまったく異なる、立ち上るような豊かな香りに驚きます。
フルーティなアイスティーなら。「マスカットフレーバー」
スッキリ系のフルーティなフレーバーもアイスティーにぴったりです。紅茶にマスカットの香りを付けた「クリスタルマスカット」は、水出し用に小分けのティーバッグに個包装されているのもポイント。
「アイスティー用に特別にブレンドされた茶葉に、マスカットの香りを添えました。茶葉の量は1パックに7.5g。水1Lに使用する場合は、2パックを入れてください。マスカットの香りがさわやかで、砂糖を入れずとも甘さを感じられる味わいが特徴的です。フレーバーはマスカットのほか6種類あります」
甘くさわやかなマスカットの香りはうだる暑さも吹き飛ばしてくれそう。夏の午後のリフレッシュタイムにふさわしい一杯です。
実際にコツを押さえて淹れてみると、その美味しさに驚きました。この夏は手軽で美味しいアイスティーを冷蔵庫に常備して、夏の楽しみをひとつ増やしてみてはいかがでしょうか?
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=プラ ド エピスリーにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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