2017.06.06
鮭、梅、昆布がスター級の味。銀座生まれのおむすび「極み」
銀座の街で愛され続けるおむすび専門店<銀座十石>をご存知ですか? 強くにぎらず、米で具材をやさしく包み込んだ、ふわっとした食感が人気の秘密。有名人の差し入れとしても重宝される、知る人ぞ知るお店です。
そんな<銀座十石>が、海苔ひとすじ160余年の<山本海苔店>とコラボレートしてスペシャルなおむすび「極み(きわみ)」を生み出しました。具材は産地や製法にこだわった鮭、梅、昆布。普段食べる機会の多いものだからこそ、口にするとその違いがわかるというもの。
おむすびの定番具材が銀座の人気店によってどのように極まったのか、さっそく食べてみました。
「極み」その①昔ながらの辛口紅鮭×海苔
具材のトップバッターは「昔ながらの紅鮭」。塩気の強さが特徴で、お米の持つ甘みまでもがぐっと引き立つ! まさに、おむすびのためにあるような紅鮭。
この辛口紅鮭に合わせるのは、<山本海苔店>が「極み」のためにセレクトした甘みのある海苔。紅鮭の塩っ辛さに海苔の甘みがやさしく寄り添い、何個でもぺろりといけそうです。
通常は生の鮭をそのまま塩に漬けて作られますが、<銀座十石>が選ぶ辛口紅鮭はひと手間加えられています。まず1度、鮭の水分をしっかりと抜いてから塩漬けにする昔ながらの製法。近年は効率化から省かれがちな工程ですが、こうすることでうまみがぎゅっと凝縮されるのだとか。
「極み」その②銀座米蜜梅×青まぜ
ぽってりと丸く、肉厚の「銀座米蜜梅」。お米を極限まで削って水あめ状にしたものに漬けたという梅は、そのまま食べるとフルーツのような甘みにびっくり!
それが、海苔の苦みを残した<山本海苔店>の「青まぜ」と共におむすびになると見事に味が調和。一歩引いた甘さが癖になる、「もっともっと」と食べ進めたくなる唯一無二のおむすびに。
青まぜは、ほんのりと青みがかっていて、海苔としては希少なもの。このまま食べては苦みが口に残りますが、梅と向こうを張ることで清々しい風味が立ち上ります。梅と海苔、どちらもしっかり「食べる」ようなおむすびでした。
「極み」その③三年熟成 天然真昆布×ばら干しのり
「極み」の大トリ具材は昆布。北海道・道南産の真こんぶを三年熟成させていて、ねっとりとした歯ごたえ。うまみと甘みがしっかりしていて、このままお酒のつまみとして食べたいほど。
このどっしりと存在感のある昆布を包み込むのは「ばら干しのり」。海の滋味たっぷりで、昆布のしっとり感と海苔のサクサク感という異なる2つの食感が口の中で交差する楽しさ!
ばら干しのりは原藻を粗く切って乾燥させた海苔だから磯の香りが高く、本来はお吸い物や麺類などのトッピングに使用されることが多いのだとか。それを米に纏わせようという大胆な試みによって、新感覚のおむすびが生まれました。
誰かに教えたくなるこだわりのおむすび
見た目は素朴でも小さな三角形にこだわりがぎゅっと詰まった「極み」。選び抜かれた鮭、梅、昆布が、海苔によってさらにポテンシャルが引き出されていて、誰かにも共有したくなる感動の味です。
<銀座十石>
1999年に銀座で創業。厳選された素材と、一度も握らずに作るふわりとした食感が人気となり、ロケ弁や舞台の差し入れにも重宝されるように。伊勢丹新宿店本館地下1階のフードコレクション(食品催物場)に一週間限定で出店。「極み」のほかに定番のおむすびも登場。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、2017年6月7日(水)〜13日(火)まで、伊勢丹新宿店本館地下1階=フードコレクション(食品催物場)にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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