2017.02.11
そのまま食べて美味しい! プロが教える「製菓用チョコレート」5選
製菓用チョコレートはお菓子作りの材料ですが、「実はそのまま食べても美味しいんです!」と教えてくれたのは、製菓・製パン材料の専門店<クオカ>ブランド開発担当者の三谷ふきさん。
「製菓用チョコレートは市販の板チョコに比べて、カカオ本来の口溶けと香りがより強く感じられます。市販の板チョコにはカカオバター以外の油脂を添加するなど、さまざまな材料が配合されていることが多く、カカオ本来の味を楽しむのには不向きなんです」
※現在、店名を<クオカ>、<クオカ×トミーズ>を改め、<富澤商店>として営業しております。
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カカオ本来の口溶け&風味がバツグン! 製菓用チョコレート5選
パティシエ経験もある三谷さんは、15年以上も製菓用チョコレートを選別してきた自他ともに認めるチョコマニア。そんな三谷さんが愛してやまない、そのまま食べても美味しい製菓用チョコレートを5品紹介してもらいました。
世界中のパティシエに愛される、別格のミルクチョコ
①<ヴァローナ> ジヴァララクテ(ミルク)
「ジヴァラ」と名前をつけたケーキを作るパティシエがいるほど、世界中から支持されている、<ヴァローナ>を代表するミルクチョコレート。
「まろやかなミルクに、バニラだけでなく軽い麦芽(モルト)の香りとブラウンシュガーの上品なコクが融合しつつ、きちんとカカオの苦みを感じる配合のバランスは、さすが<ヴァローナ>。私にとって気品のある大人の女性をイメージさせる、完成されたミルクチョコです」
苦み、甘み、酸味のバランスが優秀なロングセラー
②<カレボー> スイート(811)
ベルギー<カレボー>社の中でも世界中でロングセラーとなっているスイートチョコレート。
「スイートといっても甘さが強いわけではなく、原材料にミルク成分を使わない、カカオならではの苦みと香りが楽しめるチョコのことです。チョコの味には苦み、甘み、酸味があるのですが、すべてのバランスがちょうどいいものは、ありそうで実は少ない。どんな人でも美味しいと思える懐の広い美味しさが、リピートされている理由なのだと思います」
ホワイトチョコの概念を覆す、さわやかな後味と香り!
③<ルカ カカオ> シエラ(ホワイト)
コロンビアでカカオの栽培からチョコレート製造までを行う<ルカ カカオ>のホワイトチョコ。
「普通のホワイトチョコはカカオ分30%くらいですが、これは45%とカカオバターがたっぷり入っているので、舌の上でスッと溶けます。花のようなカカオの香りがさっと通り過ぎ、後味は驚くほどすっきり。甘ったるいミルク臭さがまったくなく、ホワイトチョコのイメージが覆る面白さがあるんです!」
甘酸っぱさはまるで本物。イチゴよりもイチゴらしい!?
④<明治> 彩味いちご
日本ではお馴染みの<明治>からは、見た目の色も愛らしいイチゴフレーバーのチョコレート。
「意外に思われるかもしれませんが、<明治>は優れた製菓用チョコもたくさん作っているんです。この『濃いイチゴ』は色、酸味、香りが鮮烈に感じられるよう、乾燥イチゴを独自のタイミングで練り込んでいます。お子さま向きのイチゴミルク味ではなく、まさに本物のイチゴを食べているようなインパクトがあります」
※クオカ全店では限定数に達したため、2017年分の販売は終了いたしました。
第4のチョコの元祖。塩キャラメルのような美味しさ
⑤<ヴァローナ> ドゥルセ(ブロンド)
2016年にチョコ業界がこぞって類似商品を出した、第4のチョコレート「ブロンド」の元祖がこれ。
「ブロンドは<ヴァローナ>社がホワイトチョコをキャラメリゼしたことで偶然生まれた、まったく新しいジャンルのチョコです。コクと香ばしさ、最後にうっすらと感じられる塩味は、まるで塩キャラメルのよう!」
確かに、定番ものから個性派まで、どの製菓用チョコレートも食べてみると手が止まらない美味しさです! みなさんも、ぜひ一度食べてみてはいかが?
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取材協力/株式会社 富澤商店
製菓・製パンの材料や道具を販売している<クオカ>では、18カ国・約100種類もの「製菓用チョコレート」を扱っている。日本橋三越本店では、通年のあいだ約30種類のチョコレートを取り扱っている(店頭にない商品は取り寄せも可)。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は日本橋三越本店新館地下2階=クオカにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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